Guppy(グッピー)|熱帯魚アクアリウム入門WEBサイト

熱帯魚やメダカ等のアクアリウム入門サイトです。各魚の飼育に関するお悩みを解決していきます。グッピー、ベタ、アカヒレ、ミナミヌマエビ等様々な魚の飼育方法を公開しています。

メダカ稚魚もこれで元気!グリーンウォーターの作り方

      2015/11/16

採取したメダカの卵からたくさんの稚魚が無事に孵化したら、みんな元気に成長させたいものですよね。

今回はそんなメダカの稚魚育成に最適なグリーンウォーターのお話です。

意外と手間がかかるメダカの稚魚の飼育

生まれたての稚魚の腹部にはヨークサックという栄養の袋があり、3~4日はこの袋の栄養で成長します。

袋が無くなり稚魚が水面をツイーツイーと元気に泳ぐようになったら、餌を与え始めます。

しかし生まれたばかりの稚魚の餌やりは結構手間がかかるものです。

餌は粉末状でなければ食べることができませんし、一度に食べる量も少ないので微妙な分量の調節も必要です。

与えすぎれば水質の悪化を招くので、スポイトなどで除去します。

稚魚は特に水質の変化に弱いので、水換えができません。

ですので、餌の与えすぎによる水質悪化を防ぐことは重要です。

しかし水質の悪化を恐れて、餌やりが不十分になると今度は餓死します。

このように稚魚の世話には手間がかかるのです。

そんな手間を省き、稚魚を元気に成長させてくれるのがグリーンウォーターです。

グリーンウォーターとは?

屋外飼育をしていたり、室内でも日当たりの良い場所へ飼育容器を設置していると、水の色が緑がかってくることがあります。

(画像:屋外飼育用に人気の睡蓮鉢

これがグリーンウォーターです。

色は緑茶を薄めたくらいからほうれん草くらいまでで、触れた感触は通常の水と同じくさらっとしています。

グリーンウォーターは、微生物や植物性プランクトン(緑藻類)の発生で水が緑化したものです。

アオコ(藍(らん)藻類(そうるい))によっても緑化しますが、アオコには毒素を出すものがありますし、爆発的な繁殖で、水中の酸素濃度が低下してメダカが酸欠で死んでしまう可能性があります

アオコによる緑化の場合、ドブのような異臭がして水質もとろみが付きます。

気付いたらすぐに容器内の水を破棄し、リセットしてください。

良い状態のグリーンウォーターであるかの見極めは、見た目だけではできません。

異臭がしないか、触ってみてトロミが付いていないかを確認する必要があります。

バランスの良い状態のグリーンウォーターには微生物や植物性プランクトンが豊富です。

メダカの稚魚は微生物や植物性プランクトンを食べて成長できるので、餌やりをしなくても大丈夫です。

また、植物性プランクトンは、メダカの糞の有害な窒素化合物等を栄養分として吸収してくれるので、水質が安定し水換えも不要です。

それでは、メダカの稚魚を元気に育成してくれて、飼育の手間も省けるグリーンウォーターを作ってみましょう。

グリーンウォーターの作り方

種水がある場合

成魚の飼育容器の水を種水として利用します。

メダカの糞に含まれる窒素化合物等が溶け込んだ水であれば良いので、飼育水が緑がかっていなくいても種水として使えます。

次に発泡スチロールなどの容器に、カルキ抜きをした水4リットルほどを用意します。

成魚の飼育容器の水をコップ一杯ほどを汲んで入れ、日光に当てて放置するだけです。

汲み置き水と種水の比率は適当でも大丈夫です。

単純に種水が多ければ緑化が早く進むだけです。

種水が無い場合

発泡スチロールなどの容器を用意し、カルキ抜きをした水とメダカの成魚を2匹ほど入れて、屋外の日当たりのいい場所で飼育します。

水温の上がり過ぎには注意して、真夏の日中は日陰に置きましょう。

数日すると発泡スチロールの壁面に緑色の藻類が発生します。

そのまま餌を与え、普通に飼育していればグリーンウォーターになります。

一度作り上げたグリーンウォーターを種水に使えば簡単に量を増やすことができます。

グリーンウォーターを作るときの注意点

水温

グリーンウォーターを作るには、水温も大切です。

水温が低いとうまく緑化できませんので、暖かくなってからが作り時です。

水草や底砂

(画像:浄化作用の強いホテイアオイ

浄化作用のある水草や底砂は入れないでください。

水草を大量に入れると窒素化合物を吸収してしまうのでなかなか緑化しません。

水草や砂利は入れないか、入れてもごく少量にとどめましょう。

水位と差し水

緑化が進み緑色が濃い色(ほうれん草くらい)になっても害はありませんが、定期的に差し水をして水位が下がらないようにしてください。

ジョウロで雨が降ってきたかのように優しく差し水をすると、、水中に酸素が溶け込みメダカも喜びます。

小さな稚魚がいてもこのやり方で大丈夫です。

異臭

異臭がする、水がとろみを帯びているなどアオコ(藍(らん)藻類(そうるい))による緑化に気付いたら、
容器の水は破棄して新たにグリーンウォーターを作ってください。

(画像:メダカ

栄養豊富で飼育の手間も省ける便利なグリーンウォーターですが、餌を与えてはいけない、もしくはまったく餌を与えなくてもよいというわけでありません。

稚魚の数や成長により適度に餌を与えていきます。

するとグリーンウォーターの作用と相まって、稚魚はぐんぐん成長します。

春先から水作りをし、稚魚が孵化する頃には緑茶色の水が出来上がっていると理想です。

そのまま夏を越して、秋ごろには大人のメダカとほぼ同じ姿をした子メダカになります。

グリーンウォーターを作ってメダカの稚魚を元気よく育て、越冬させましょう!

 - メダカ