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覚えておきたいメダカが患う病気の種類と治療方法

      2017/02/16

メダカを飼育していると、病気にかかってしまうことがあると思います。

今回はそんなメダカがかかりやすい主な病気の種類と、その対策についてお話します。

まずは病気の原因を知ろう

メダカのかかる病気には様々な原因があります。

まずはその「よくある原因」と「対策」を知ることで病気を予防する事に努めましょう。

①水質の悪化

餌のあげすぎ、死んだ魚が水中で腐敗しているなどの場合、急激な水質悪化により病気が起こりやすくなります。

餌は必ず適量、死んだ魚は見つけ次第水中より取り除くようにしてください。

水槽に対しての飼育数が多すぎる場合も、水質の悪化を招きやすいので注意が必要です。

②急激な環境変化

いきなり水温が低下する等、急激な変化が起きた時にメダカは病気にかかりやすくなります。

温度変化の少ない場所で飼育したり、飼育容器に水を足したりする時に水温を揃えるなどをして環境の変化を減らしましょう。

③購入した魚が病気だった

メダカを購入した時点で病気にかかっている事があります。

特に大量に入荷され即日販売に出されているようなものに多いです。

痩せすぎている、お腹が極度にへこんでいる等の様子のおかしいメダカの多い水槽からは購入しないようにしましょう。

また、元々飼育しているところへ、新しいメダカを追加する時は注意が必要です。

しばらく別の容器で飼育して様子を見てから、一緒にするなどして対策します。

塩浴について

(画像:は昔から治療に使用されている)

魚が病気にかかった場合は、「塩」を入れると良いと聞いたことがある方も多いと思います。

これは塩による殺菌と言う事もありますが、「メダカの体内の塩分濃度」と「水の塩分濃度」を近くすることで、負担を減らしていく事でもあります。

塩浴は病気の初期症状に対して様子を見ながら行われる、「初期段階の対応」でもあります。

ただいくつか気をつけるべきことがありますので、注意して行ってください。

①天然の塩を使うこと

食卓塩と「天然の塩」では成分が異なります。

食卓塩では逆効果であり魚をただ痛めるだけとなります。

必ず「天然の塩」を使用してください。

②病気の魚を隔離して行うこと

塩浴は水槽内のバクテリアや水草にダメージを与えます。

まずは様子のおかしい魚を別の容器に隔離してから行ってください。

③塩の追加は少しずつ

一気に追加せず少しずつ溶かしていきましょう。

間を置いて様子を見て再度追加という風に行うのが大切です。

急激に変化を与えてしまい逆にダメージとなっては、意味がありません。

最低でも半日から一日程時間をかけて、だんだんと濃度を上げていきます。

④濃度の限界を考える

溶かす量が多く、濃すぎると回復の助けどころか、とても大きな負担をかけてしまいます。そ

れが原因でメダカが死んでしまう場合もあります。

塩であれば「0.3%~0.5%」程が目安になります。

上記の②~④はこの後に記述する「薬による治療」の注意点にも多く共通します。(濃度に関しては各魚病薬によりかわります)

病気の種類

メダカのかかりやすい病気の症状について紹介します。

また対応する魚病薬についても記述しますが、魚病薬に関しては後述する「魚病薬の注意」をよく読んでから理解した上で使用してください。

①白点病

一ミリ程の白い点が体表につきます。

酷くなるとその白点に全身が覆われていきます。

白点病は他の魚への感染率も高い「寄生」による病気です。

水温が急に低下した場合に起こりやすいです。

初期症状は「メダカが痒がるように身体を色んな所へこすりつけたりしている」等で、見分けることができます。

治癒に少し時間がかかるため、治療中に「目に見える白点が消えて」も薬浴は一週間ほど続けてください。

また、白点病は高温に弱いので、ヒーター等で水温をあげていく事で治癒を早めることもできます。(※ゆっくりと時間をかけ30℃)

またメダカの体表は個体によっては「一部白く光る」ことがあり、白点病と見間違えないように注意してください。

対策まとめ・・水温を30℃程にあげる。塩浴する。薬浴する。

薬浴をする場合・・・メチレンブルー、グリーンFリキッドなど

②尾ぐされ病

カラムナリスという細菌が原因となり起きる病気です。

水質の悪化から発症しやすくなります。

尾ぐされ病を出してしまった水槽は、換水等での水質改善が必要な場合があります。

症状としては尾びれ等が白くにごり、ボロボロになっていきます。

侵攻が進むと治癒させるのが、とても難しい病気の一つです。

また、エラなどに転移した場合は、呼吸困難等を引き起こし死に至ることがあります。

この病気が発症した場合は、他の魚にも同様の症状が無いかしっかりと確認しましょう。

カラムナリスは塩水の中では、繁殖ができないので塩浴も効果的です。

対策まとめ・・・塩浴、薬浴
薬浴をする場合・・・ニューグリーンF、グリーンFリキッドなど

③水カビ病

外傷や体力の低下時に、「水カビ」が体表に着いてしまう病気です。

水温低下時に発生しやすいのも特徴です。

白い綿が体表についた様に見えるため、「わたかぶり病」とも呼ばれることがあります。

じっくりと様子を見ながら、薬浴を行いましょう。

綿棒などで優しく、その体表の白い綿のようなものをとってから、薬浴や塩浴を行うという処置も効果的です。

また、発症していなくとも、傷口がある魚は隔離し、薄めにメチレンブルーを溶かした水で、予防浴させることもあります。

基本的に外傷のある魚は、まず隔離して落ち着ける環境で飼育をしてあげましょう。

対策まとめ・・・水温を少し高くする 塩浴 薬浴
薬浴をする場合・・・メチレンブルーなど

④転覆病

浮袋の異常により、お腹を上にむけてしまったりする病気です。

原因がはっきりとせず、治癒しない場合がほとんどで、餌をとる事が困難になるため、発症した魚は「浅めの水深」で隔離飼育してあげることとなります。

初期段階では、なかなか「水中へいけず浮いてしまう」ような泳ぎ方になっていることが多いです。

また初期症状に似た状態になる時に、消化不良があります。

この場合は、少しだけ餌を抜くことや、軽い塩浴で改善する場合があります。

あまり治らない場合は、その個体を隔離し、「フン」をちゃんとしているか観察してみましょう。

餌を食べているのにフンをしていない場合は、消化不良なことが多いです。

日頃から餌を上げ過ぎないようにすること、が大切です

対策まとめ・・・浅めの水深で隔離飼育、消化不良の場合は絶食、塩浴
薬浴をする場合・・・原因により様々

魚病薬の注意

魚の病気の治療に薬を使うことはわりと一般的な事ではあります。

ただ、使用法を間違うと望まぬ結果につながってしまう事がありますので注意しましょう。

必ず使用前には以下の様なポイントを「事前に確認」する事が大切です。

他のものに与える影響

病気の治癒以外にも、水草が枯れたり、バクテリアが死滅する等の影響をあたえるものが多くあります。

水草が枯れたり、バクテリアが大量死滅してしまうと水質が悪化しますので、基本的に薬浴は別容器で行うようにするほうが良いです

混泳している生物がいる場合

生物によっては「魚病薬」に弱い生物がいます。

その場合は必ずその生物を外した状態で行ってください。

併用しないこと

薬品によっては併用してはいけないものもあります。

必ずその点には注意してください。

適正な環境で行うこと

薬の種類によっては「日光で効果が半減する」等のものもあります。

必ず適正環境で薬浴を行ってください。

以上のような点以外にも魚病薬には色々な「制約」があります。必ず説明書を読み、理解した上でご使用ください。

病気が蔓延してしまった場合

発見が遅れ、殆どの魚に感染が広がってしまった場合の対応です。

まず、病気が蔓延するような環境は問題がある場合がほとんどです。

魚を別容器に移し治療を行い、環境そのものは見直す事が大切です。

多めの換水、状況によっては環境のリセットも必要あるかもしれません。

まずは、何故病気がおきてしまったかの原因を探してみましょう。

メダカの病気について

(画像:健康なメダカを育てたい)

メダカは比較的強い魚です。

上手く飼育していれば、病気知らずでいけることもそう難しくはありません。

しかし、それでも予期せぬ要因で病気が発生してしまうことがあります。

日頃から観察を欠かさずすることで、それらを早期に見つけていく事が大切です。

病気の特徴や発生原因等の予備知識を持っておくことも、健康なメダカの飼育には必要なことだと言えます。

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