Guppy(グッピー)|熱帯魚アクアリウム入門WEBサイト

熱帯魚やメダカ等のアクアリウム入門サイトです。各魚の飼育に関するお悩みを解決していきます。グッピー、ベタ、アカヒレ、ミナミヌマエビ等様々な魚の飼育方法を公開しています。

熱帯魚アクアリウム、水槽用ヒーターの電気代はどれくらいかかる?

      2015/12/16

熱帯魚水槽を管理する上で欠かせない、加温。

そんな時にはヒーターを使用するのですが、その「電気代」が気になる方は多いと思います。

今回は熱帯魚飼育で一般的に使用されている「水中ヒーター」の観点から、「電気代」のお話を中心にいろいろと解説していきます。

▼まだまだ覚えたい熱帯魚ヒーターの話!
>>冬!水槽のヒーターが故障!そんな時にどんな対策をしますか?
>>熱帯魚が煮魚に?ヒーターの使用事故を起こさないための3つの約束
>>気をつけたい水温とヒーター、熱帯魚飼育の秋から冬への注意点

ヒーターの電気代について覚えておきたいこと

まず覚えておきたいのは、「ヒーターの電気代は条件により異なる」ということです。

これを言ってしまうと身も蓋もない様に聞こえてしまうかもしれませんが、実は「節電」する為にもとても重要なポイントなのです。

そういう部分も含め「ヒーター」というものを知っていきましょう。

サーモスタット

(画像:サーモスタットとヒーターのセット

水中ヒーターには「サーモスタット」というものが必要です。

こちらは「内臓」しているものや、「別途で用意」されているものがあり用途に合わせて選ぶ必要があります。

(画像:サーモスタットを内蔵しているタイプ

ヒーターとは基本的に「温め続けるもの」であり、「サーモスタット」はそれを制御するものです。

製品による固定、または任意で設定できるものが存在しますが、「サーモスタット」=「設定温度になったら、それ以上温度が上がらないようにヒーターの電源を落とすもの」だと覚えておいてください。

※サーモスタットがない状態のヒータでは水温は上がり続けとても危険なこととなります。

絶対にやめてください。

適正なヒーター

水中ヒーターであればどれでも良いというわけではなく、水槽サイズに合わせたものを使用する必要があります。

「ワット数」が低いほうが電気代が安いからという考えで、「規定より小さなもの」を使用してしまうと、逆に無理してヒーターが稼働してしまいます。

電気代が高くなるどころか、水温が上がりきらず「ずっと稼働している上に必要な温度に至らない」という事になりかねませんので注意してください。

適正なものを使用する事は、「一番安全で効率がよい」のです。

またサイズだけでなく、設置の仕方も重要です。

必ず使用法を把握してから水槽に取り付けてください。

※まれに「サイズ違い」のものを「環境を利用して」上手く使用する方法などが、ネット上で紹介されていたりしますが「その方法自体を正しく理解」できていないと事故につながりますので、注意をしてください。

電気代の概算

前途したサーモスタットにより制御されたヒーター。

それを例えば、「26℃」に設定したとしましょう。

冷えやすい部屋で「ヒーターが頻繁にオン・オフ」する環境と、あまり温度変化がなく「一度26℃になってしまえばあまり水温が下がらず、なかなかヒーターが作動しない」環境では、電気代は大きく違います。

電気代の概算を知るには、その「稼働時間」が大きく関わってくるのです。

計算の概算を出すときは、ヒーターは「ワット」、電気料金はその千倍を表す単位である「キロワット」で表記されていますので、

【製品のワット数】÷【1000】

という計算をまずします。

そこに【一日の通電時間】と【基本電気料金】をかけることで大体の目安を計算することができます。

例えば、

【150ワットのヒーターが電気料金「1キロワットあたり25円」の地域で「一日8時間」稼働したら】

という計算をするならば、

【150÷1000×8×25=30】

となります。これがヒーターの一日の電気料金の概算になるわけです。

電気代を節約するために

電気代を節約するには前途した、「稼働時間」を少なくするようにしていくことがよいでしょう。

他の部分で調整するのはとても難しく、またリスクも高い場合があります。

それでは、具体的なヒーターの稼働時間を短くする対策のお話をしていきましょう。

①蓋を閉めよう

水は蒸発することで水温を下げる性質を持っています。

冬場は空気の乾燥による蒸発をしていきますので蓋をすることでその対策をします。

その場合は、照明の熱による変形等の事故をおこさないために、水槽専用の蓋を使用するようにしましょう。

また、完全に「密閉」するのは良くない場合が多いので、どこか通気させておく場所を作るなどは必要です。

②水槽本体からの放熱を抑えよう

水槽は鑑賞目的で作られているため、保温性に長けている容器ではありません。

なので、観賞用に前面を残し、残りの面を断熱性のあるもので囲うだけでも随分と保温効果はあがります。

ただ、保温だからといって「ライトやフィルターのモーター等を覆ってしまう」のは「火災の原因」等になりますのでとても危険です。

必ず「電気を使う部品に影響のない」部分を利用して放熱を抑えるようにしていきましょう。

③設置場所を考える

玄関先などの温度変化が激しい場所等をさけて、水槽を設置することでヒーターのオンオフの頻度を減らします。

水を入れた水槽を動かすのは、大変な作業ですので事前によく考えておくとよいでしょう。

このように対策をすることでヒーターの稼働時間をおさえることができます。

通年で考えることで

ヒーターの電気料金は基本的に、「冬場」に高くなるものです。

しかし一年を通して考えれば、それは「一時的」なものとなります。

特殊な環境でなければ、夏場等ではほとんどヒーターを使用せず過ごすことが多いと思います。

その期間を含め、「一年」を通した「電気代」の計算をしてみることがとても大切なことのように思います。

そうすることは、計画的な水槽の維持にも繋がるのではないでしょうか?

また事前に計算しておけば、「自分に手に負える範囲」のアクアリウムを設置できます。

熱帯魚に欠かせない加温、それは飼育をはじめる前からしっかりと考えたいものです。

 

 

 - ヒーター