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育てやすくて見た目が綺麗!ボトルアクアリウムでベタを飼う魅力

      2015/11/17

あなたは「ベタ」という魚をご存知でしょうか。

ベタは比較的飼育がしやすく「ボトルアクアリウム」でも飼育されることのある魚です。

今回はそんな「ボトルアクアリウム」で「ベタ」を飼育する「魅力」についてお話します。

ボトルアクアリウムについて

今回のお話を始める前に、少し「ボトルアクアリウム」について説明させていただきます。

その名の通り、ガラス製などの「ボトル」を利用したアクアリウムなの事なのですが、「”ボトルのような”小さな容れ物で水草や魚を育成すること」としてもよいでしょう。

水草や魚のみの簡単なものや、小さいながら綺麗にレイアウトされたものなど様々なものがあり、「一つのジャンル」として成り立っています。

今回のお話では、そう難しく考えず「ボトルのような小さな容器」で「ろ過器等を使用しない無濾過」のものと思っていただければ大丈夫です。

ベタを見に行こう

アクアリウムショップに行くと、「瓶」や「小さなケース」にいれられた赤や青の綺麗なヒレをもった魚がいると思います。

それらが「ベタ」と呼ばれる魚です。

あのようなベタは「改良品種」であり、古くからペットフィッシュとして親しまれてきました。

現在では店頭に「、いろいろな種類の改良ベタ」が並びその美しさを魅せています。

価格も数百円からあるので自分の気に入った個体を探すことも出来ると思います。

ボトルアクアリウムにベタが好ましいとされている理由

ベタがボトルアクアリウムに適しているとされているのは、ただ単純に「丈夫」であるからではありません。

その理由こそがベタの魅力のそのものであり「ボトルでの飼育の楽しみ」であるのです。

①ベタは流れを好まない

(画像:ベタ

ボトルアクアリウムにはろ過器等がありませんので、基本的に「水の流れ」がありません。

多くの魚が「流れ」を好む中ベタは、「流れ」をあまり好まない魚です。

だからこそベタは、ボトルアクアリウムに適していると言われるのです。

逆にベタをあまり水流の強い環境で飼育すると、調子を崩してしまうことがあるほどです。

流れが無い所を好むという性質からうまれる、「ベタの独特の泳ぎ方」は一つ一つが大きく、とても「優雅」に見えるので「見ていて飽きない」と思いますよ。

②空気呼吸

ベタの大きな特徴の一つです。

ボトルアクアリウムのような小さな環境では、「水中に溶けている酸素の濃度」が低くなってしまうのが大きな問題の一つです。

魚は通常エラからその水中に溶けた酸素を吸収し呼吸を行います。

なので、あまり「酸素が水中に少ない」と酸欠を引き起こしてしまうのです。

ベタは、「ボトル飼育に向いているとされる魚」の中では「身体」が大きく酸素を多く必要とするように見えます。

そんなベタがボトルアクアリウムで飼育しやすいと言われるのは、ベタのある「器官」のおかげなのです。

「ラビリンス器官」とよばれるそれは「空気中から直接酸素」を取り込むことができます。

ベタを観察しているとたまに「息継ぎ」をするようにすることがあるでしょう。

それこそがまさに「空気呼吸」を行うベタ独特の姿なのです。
※ベタの飼育では容器を「密閉」してしまわないようにしましょう。

③一匹づつしか「飼えない」

(画像:ベタのメス

オスのベタは闘争本能が高く、二匹を同じ容器に入れてしまうと「どちらかが死ぬ」まで争う事も珍しくありません。

オスメスのペアであっても、そういうことが起きる程です。

ベタは繁殖を狙わない限り基本的に「単独飼育」しなければならない生き物なのです。

ボトルアクアリウムのような、狭い容器ではあまり多くの魚を飼育することができません。

だからこそそのベタの、「単独飼育」しなければならない性格が「適している」のです。

魚の種類によっては「群れ」でいる事を好む場合が多々あります。

そういった魚は「群れ」を形成できないとストレスになる場合があります。

ベタにはその群れる性質がないので、逆を言えば「一匹で飼育していることが良い」魚なのです。

このような点から、ベタは「ボトルアクアリウム」のような環境に適応性が高く「好ましい」とされているのです。

とても表情豊かな魚ベタ

小さなボトルで「ベタのような大きめの魚」を飼育していると、あまり動きがなくてつまらないかもしれない…と思っている方も多いと思います。

しかし、そんなことはありません。実はベタは、とても「表情豊か」な魚なのです。

フレアリング

 

オスのベタは威嚇をしたりする時にエラやヒレを広げる、「フレアリング」という行動を取ります。

その姿はとても雄大で美しいものです。

フレアリングは、他のオス等威嚇をする相手がいなくても「鏡にうつった自分の姿」や「ベタの写真」に対しても行います。

あまりやらせすぎる事はストレスになりますので良くありませんが、「ヒレを長くする改良」をうけたベタは、「ヒレが癒着してしまわないように」等の理由から、「日に10分程」のフレアリングをさせることが推奨されています。

適度な威嚇行動は生体に良い刺激も与えます。

よりかかって寝るような姿

ベタは休む時に、水草等にその体を寄りかからせるようにします。

その姿は眠っているようで、とても愛らしいです。

流れのないところで生活しているベタは、「水中で静止」していたり、泳ぎ始める時に「身体を大きく震わせたり」と泳ぎ方の幅が広く面白みのある魚です。

独特の生態

前途した「ラビリンス器官」による空気呼吸等、ベタには他の魚にはあまりない独特の生態があります。

そういったものを観察できるのも、大きな魅力です。

その一つに「泡巣」があります。

オスは水面に「泡」をふき繁殖のための巣を作るのです。

それはとても繊細な作業で、「ベタが流れを好まない」理由の一つでもあります。

メスがいなくとも、ベタは「泡巣」を作ってくれます。(あまり作らないオスもいます。)

ベタはその不思議な生態を小さなボトルアクアでも見せてくれます。

人に慣れやすい

ベタは物怖じしない性格で、人にすぐなれます。

餌をくれる人もすぐ覚え人が近づくと、「餌」を欲しがるダンスのような動きをしてくれたりします。

怯えないその性格が、「あまり隠れたりできないボトルアクアリウム」に向いているとも言われるほどです。

その性格のおかげでメンテナンスしやすいというのもベタの魅力の一つかもしれません。

このようにベタの表情はとても多く「普通に飼育している」だけでもとても楽しみが深く、親しみやすい魚です。

ボトルの中のベタ

今回はベタの「魅力」についてお話しましたがどうでしたか?

「ボトルアクアリウム」という小さな世界ですが、ベタはそれを越えた「コミュニケーション」をあなたに与えてくれると思います。

最後に、ベタは「比較的強い魚」ですが「ボトルで放置」しておけば良い魚ではありません。

正しく飼育することで、その大きなヒレや美しい鱗の艶はあがり、その魅力は増していきます。

ベタを飼育する際は、「コップで簡単に飼える魚」としてではなく「ベタという魅力的な魚」として世話をしてあげてください。

そうすれば表情豊かなベタは、貴方の素晴らしいルームメイトになってくれるはずです。

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