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日本の淡水魚の飼い方!フナの飼育、水槽の作り方

      2015/11/17

とても身近な魚であるフナ。彼らは「とても強く飼育しやすい」と言われています。

そんなフナはどんな水槽で飼育すればよいのでしょうか?

また、本当に「強い」のでしょうか?今回はそんなお話をしていきます。

飼いやすい理由

フナが飼いやすいと言われるにはいろいろな理由があります。

それを単純に、「強いから」とするのではなく、その理由を知ることで生態を知り、より良い飼育につなげていきましょう。

それではここからフナが「飼いやすい」といわれる理由をいくつか見て行きましょう。

①生息できる水温の広さ

彼らは日本のあちこちで生活をしています。

だからこそ、一般の家庭で用意できる飼育環境の水温に適応しやすいのです。

水温の低い渓流魚ではそうはいきません。

ただ幅がひろいからといって温度差の激しい場所や、極端に温度が高かったり低いのは問題です。

飼育容器を選ぶ時は水量の少ないものを避けたり、その置き場所を考えたりしましょう。

広さのある野生と狭い水槽では「同じ気候」でも「水温を含めた環境」は全く違うものなのです。

②水質への適応力

(画像:釣ったフナを飼育する人も多い)

水質への適応力が高いということは、水質の悪化に強く管理がしやすいということです。

しかしこれを、「世話をサボっても飼える」というふうにとらえてはいけません。

特に水槽での飼育の場合は水が汚れやすいので、適正なろ過器を使用し、状況にあわせた換水をしていきましょう。

水温の項目でも似た話をしましたが、「池の水が汚い」のと「水槽の水が汚い」のでは随分と違うものです。

③水流

彼らは渓流のような、水流の強い場所で暮らしている魚ではありません。

あまりピンとこないかもしれませんが、これは飼育する上で大きなポイントなのです。

実は流れが早い環境を水槽内に作るのは、とても難しいのです。

逆に「緩やかであれば簡単」と言い切るつもりはありませんが、フナの好む水流環境」は、家庭での一般的な飼育設備の都合を考えると、「用意しやすい」といえるのです。

④食生活

ほとんどのフナが、「幅の広い雑食性」で人工飼料にも餌付きやすいです。

(画像:人工飼料

そういう観点から見ても、与える餌の入手や管理が難しくないので飼育しやすいといえるでしょう。

ただ、大型の野生個体を採集した場合は餌付かない例もあるようです。

このような理由からフナは「飼いやすい」とされているのです。

フナの飼育水槽

フナの実際の飼育水槽のお話をしましょう。

上でお話したとおりフナは、「生息域」の広い生き物です。

ですから、このお話は一例として参考にして下さい。

環境さえ合えば「いろいろな飼い方で飼育できる」のもフナの魅力の一つなのです。

①広めの水槽を

フナは比較的サイズが大きくなる魚です。

広めの水槽での飼育を考えてあげましょう。

種類によっては、30センチを越える成長をします。

小さなうちはそう大きくない水槽で飼育していても、フナを飼う場合は、「大きくなった最後まで飼育できる環境」を用意することを前提とする必要があります。

②混泳には気をつけて

フナは積極的に他の生き物を襲う生物ではありませんが、あまり小型のものを一緒に飼育するのはよくありません。

食べられなくてもその小型の生物のストレスの原因となります。

③底砂

フナは少し、「底に近い場所」を好む魚なので底砂を入れてあげると、落ち着きやすいです。

観賞魚用の砂利などを使用するのが扱いも楽で良いと思います。

④フナ水槽の水草についての考え方

フナは水草を食べたり、抜いてしまったりします。

水草はある程度割り切って植えましょう。

また、マツモ等の浮かべておいて育つものを最初から「餌」として考えて与えることもあります

このようなことに気をつけながら、フナの飼育環境を作ってあげましょう。

その性質から、よほど広い水槽でない場合「レイアウトはシンプル」にしておくほうが成功しやすいと思われます。

日本の魚だからといって

(画像:観賞用の交雑種コイフナ

フナは日本に棲息する魚です。

しかし、放流をしてはいけない魚でもあるのです。

なぜなら、「フナのいない生息域」にフナが放され、その強さから「元々いた生き物」を押しやってしまうことがあるのです。

また、フナは何種類も存在します。

そして、それを見分けるのが非常に困難な魚種でもあります。

フナがいる場所だからといって、放してしまうと、それは「違う種類」だったりするのです。

それは環境に対して、非常に危険なことだといえます。

長くなってしまうので難しい話は省きますが、「一度でも飼育したものは逃がさない」というのは、「魚を飼育する上でとても大切なこと」なので覚えておいてください。

ですから、フナを飼育する方は必ず最後まで飼育できるかどうかを考えてから、手を出すようにしてください。

フナの行動は観察しているととてもおもしろいものです。

実際に飼育してみると、新しい発見がたくさんあったりします。

また、その体表を覆う鱗は、とても見事で美しいものです。

身近な淡水魚、フナ。

その姿を水槽で眺めることは実はとても贅沢なことかもしれません。

 - フナ