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初心者必見!オカヤドカリの適切な飼い方と寿命

      2015/11/17

はじめに

オカヤドカリは「丘ヤドカリ」即ち陸上で暮らすヤドカリという意味です。

寿命は飼育環境下で5~10年と言われています。

自然界では20~30年生きると言いますから、飼い方次第ではもっと長生きできそうです。

実はオカヤドカリは、国の天然記念物の指定を受けている生き物なのです。

天然記念物でありながら採取も飼育も認められている、ある意味珍しい生き物と言えます。

ここでは、そんなオカヤドカリの飼い方について触れてみたいと思います。

オカヤドカリの種類や寿命

(画像:オカヤドカリ

オカヤドカリの仲間は全世界で15種類存在しています。

そのうち日本では6種類について生息が確認されています。

その中で、コムラサキオカヤドカリ等、3種が絶滅危惧・準絶滅危惧に指定されています。

オカヤドカリの寿命は、自然界では20~30年、飼育環境では5~10年と言われています。

飼育環境下でも金魚並みの寿命なので、ひとたび飼えば長い付き合いとなります。

オカヤドカリの飼い方

容器

飼育容器としては、ガラスの水槽やプラスチックケースが一般的です。

脱走が上手なので、逃げられないようにフタがついているものが望ましいです。

飼育数としては、40cm水槽で2~3匹、60cm水槽で5匹程度が限度です。

オカヤドカリの大きさにもよりますが、とにかく過密にならないように気を付けましょう。

オカヤドカリは砂の中に潜って暮らします。

基本的には何の砂でもよいのですが、サンゴ砂などを使うのが一般的です。

砂の中で脱皮し、砂の中が安息の場となるので、体長の2~3倍以上の深さの量が必要です。

砂が乾いた状態だと潜りにくいので、少し湿らせると潜りやすく、湿度も維持できます。

オカヤドカリは体表に水分を保ち皮膚呼吸をしています。

このため飲み水&水浴び用として真水のプールを用意してあげましょう。

ただしオカヤドカリは泳げないので、溺れない程度の深さにする必要があります。

水は水道水で構いませんが、カルキ抜きした水を使用します。

また塩水浴もしますので、真水以外に海水も与えます。※塩水ではなく海水です。

海の水を使うのは何かと大変ですから、人工海水を使うのが簡単です。

エサ

(画像:オカヤドカリの餌として販売されているもの)

オカヤドカリは雑食性なので、動物性のものから植物性のものまでいろいろ食べます。

しかし、エサとしてはなるべく自然の素材のものを与えたいところです。

またとても小食なので、与え過ぎに注意し、古くなったエサはこまめに取り替えましょう。

貝殻

引越し用の貝殻を入れてあげます。

脱皮を繰り返し身体が大きくなるにつれ、大きな貝殻へ引越しするようになります。

ヤドカリ自身の好みもあるので、いろいろな形や大きさの貝殻を入れてあげましょう。

貝殻が少ないと取り合いになったりするので、なるべく大目に入れるのが良いです。

樹木

ガジュマルの木などを入れてあげると、登って遊んだり休息の場にもなります。

葉っぱも食べますし、見た目にもいいので、できれば入れてあげたいアイテムです。

但しホームセンターなどで売っているものは、農薬の心配があります。

水耕栽培するなど、農薬を除去してから設置しましょう。

温度湿度

もともと沖縄などの暖かい地域に住む生き物なので、寒さは苦手です。

20℃を下回ってくると活動も鈍り、15℃を下回ると生きていくことは難しくなります。

なので、冬場はなるべく20℃を下回らないよう、ヒーターで加温する必要があります。

また、湿度は60~70%以上は必要なので、乾燥させないよう気を付けましょう。

明るさ他

オカヤドカリは暗い場所を好むため、飼育容器は明るい場所に置かないほうがいいです。

またとても臆病な性格なので、飼育エリアに流木などで隠れる場所を作ってあげましょう。

脱皮

オカヤドカリは数か月に1回程度、砂の中で脱皮をします。

脱皮はオカヤドカリにとって命がけの作業とも言われています。

脱皮を成功させるためには、砂を多めにするとか、過密飼育を避けることが必要です。

脱皮となると数か月も砂の中に潜ったままの場合もあるので心配になりがちです。

ですが、間違っても掘り起こすのは厳禁、ただ静かに見守るしかありません。

最後に

オカヤドカリはとても臆病な生き物で、人に慣れることもなく、人影を見るとササッと物陰に隠れてしまいます。

人に慣れる金魚などの感覚で飼ってしまうと、少々物足りなさを感じるかもしれません。

しかし、そっと覗いてみればそのしぐさや表情などは、何ともユーモラスで可愛いものです。

オカヤドカリにはオカヤドカリの魅力があります。

しかも飼い方次第では、寿命も10年を超える長い付き合いになるかもしれませんね。

 - オカヤドカリ