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熱帯魚の水槽に取り付けるオススメの水中ポンプと選び方

      2015/11/17

水槽の中に取り付ける「水中ポンプ」は様々なメーカーより、いろいろな製品が発売されています。小さな水槽で使用するものから特殊な用途のものまで…今回はそんな水中ポンプについて解説します。

色々な呼び方

アクアリウムの世界では「同じタイプのもの」をいろいろな呼び方をすることがあります。

例えば「投げ込み式フィルター」と「ブクブク」は同じものを指していたり…というような感じです。

また似たような言葉でも「一部」が違うだけで「別の種類のもの」を表す名称になることも多いのです。

この記事を読んでいる方の中にも「水中ポンプと検索したら出てきたものが想像していたものとは違った…」なんて方は多いのではないでしょうか?

水中ポンプとは、その名の通り水中に設置する「ポンプ」です。

ですから、水中ポンプと検索して出てくる画像の大半は「そのポンプのみ」だったりするのです。

多くの初心者さんが想像する水中ポンプは「水中ポンプ」に「濾過槽」がついた「水中フィルター」と呼ばれるものかもしれません。

「濾過槽のないポンプはなにに使うの?」そう思われる方のために、まずはその「用途」についてお話しましょう。

水中ポンプの用途

(画像:水中ポンプRio

水中ポンプの用途はいろいろとあります。

よくある使用法は、

・水流を作る
・濾過槽へ水を汲み上げる
・水中フィルターのモータ部分としての使用

ではないでしょうか。

水流を作るのは「水流を好む魚のため」であったり「水を撹拌させる事」が主な狙いです。

この場合は当然ながら「水流を好まない魚」にとっては負担になることが多いです。

また、水流の良く当たる部分にはコケも発生しやすいので理解した使用が大切です。

濾過槽への汲み上げは水中に設置したポンプの力を利用し、「水槽外にある濾過槽」へと水を送ります。

またその逆で「オーバフロー」というシステムでは「濾過槽」側にポンプをいれて水を循環させたりする場合もあります。

ここまで聞いてみて「少し難しい」と感じたかもしれません。

実はその通りで、これらの使用方法は「あまり初心者さんが行わない」ようなものだったりするです。

それでは、初心者さんは水中ポンプを水槽に取り入れることができないのでしょうか?

そんなことはありません。次の項目からは、そんな「初心者さん向けの」解説をします。

小型水槽用の水中ポンプ

(画像:いろいろなサイズのあるスペースパワーフィット

一番最初の項目でお話した「水中フィルター」の中には「小型水槽」に向けた製品が多くあります。

こちらの濾過槽のセットになっている、「水中ポンプ」は流水量がそう大きくなく、「小さめの水槽」でも充分に使いやすいものです。

この場合の水中ポンプが好まれる理由は、「モーター部分が水中にあるため音が静か」ということでしょうか。(他にも幾つかのタイプのフィルターで水中部にモーターを入れている製品はあります)

それと、水槽内に設置するため「水槽周り」がすっきりとし場所を取りにくい」ということもあるかもしれません。

これらの理由が、初心者の方が「水中ポンプ式のフィルター」を選択する「大きな理由」になっていると思います。

1つ気にしたいことですが「水中にポンプ部」があるため環境によっては、「水温の上昇の原因」となることです。

小さな水槽で「夏場の高温対策」を考えている時などには、マイナス要因になりうる可能性があります。

お話を設置の仕方に戻します。

こちらは様々な形状のものがあり一概には言えませんが、縦置き、横置きとできるものがあります。

また濾過槽ではなく「スポンジフィルター」や「底面式フィルター」等のものと接続されたものもあるのです。

初心者の方が「水中で使えるフィルター」を探すときは、「どのような形状のもの」があるかを、調べたり、ショップの店員さんにたずねてみるとよいでしょう。

水中ポンプを決める時のポイント

では最後に実際に水中ポンプを選択する時のポイントをお話しましょう。

①水槽の大きさ、用途にあわせること

水槽に対しあまり大きすぎると、水槽内の水が「洗濯機」のようにぐるぐると回りすぎてしまい、多くの魚に負担を与えてしまう場合があります。

ポンプは大きければ良いというわけではないのです。

また、魚種や環境により、「適している水流の強さ」は変わります。

「強めの水流を好む」ことと、「かなり強めの水流を好む」ことは大きく違うのです。

そのような「相当強い水流」を好む品種は観賞魚としては、「飼育難易度が高い」場合がありますので、それをきっかけに「飼育前に深く調べておく」とよいでしょう。

②配置した時をイメージしよう

植えたばかりの水草に強い水流を当ててしまうと抜けてしまったり、「あまり取り出しにくい場所」に設置してメンテナンスがしづらくなったり…。このような「水中に設置するからこその注意点」が存在します。

取り付ける前に、だいたいの大きさなどを調べイメージしておくことで失敗を減らせます。

また、「水が溢れても濡れない場所」などの「電源」の位置も考えておくとよいでしょう。

③飼育魚の性質を把握しよう

用途の話でも触れましたが、「魚種」をよく把握しておくことが大切です。

小型水槽に小型の水中フィルターというセッテングでも、「魚種」によっては水流が強すぎる場合があります。

うまく調整できればよいのですが、そのあたりのイメージができていない場合は注意が必要です。

「水を綺麗にしてあげるために水中フィルターをとりつけた」ことが、「魚の負担」になっては意味がありません。

小型の水槽であればあるほど、「水流からの逃げ場」を作ることが難しいのです。

このようなことに気をつけて水中ポンプの設置を検討してみてください。

様々な道具

水中ポンプのようにいろいろな道具がアクアリウムの世界には存在します。

それらはよりよい飼育のために開発されていたりするものなので、「知ること」でも飼育の幅を広げていくことができるのです。

また、実際に使用することで「経験」となりその後の飼育に活かしたりもできます。

そのようなかんじで、「道具に頼る飼育」ではなく「道具を理解する飼育」を心がけていくことは、飼育技術の向上にしっかりと繋がっていくはずです。

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