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グッピーと同じ水槽で混泳しやすい魚と水草選びの考え方

      2017/02/16

ひらひらと泳ぐグッピー。

そんなグッピーと同じ水槽で混泳させるのはどのような魚が良いのでしょうか?

また水草を植える時にはどういう考え方をもてばよいのでしょうか?

今回はそんなお話をします。

◆混泳でまずお話したいこと

(画像:大きなヒレをもつグッピー

グッピーの混泳の話は少し長くなってしまうと思います。

何故なら彼らには多く流通する小型魚の中でも、あまり他の魚にはない特徴があるからなのです。

グッピーは昔から、混泳がしやすい温和な魚だと言われることも多くありました。

しかし実はそうでもないのです。

今回のお話はそんな、混泳魚としてのグッピーをよく知るためのお話です。

それでは、グッピーが

・泳ぎが下手な魚であること

・よく増える魚であること

・好む水質が販売されている多くの小型魚とはちがうこと

という3つのことを気にしながら読んでみてください。

◆混泳は泳ぎ方に注意

グッピーの混泳で一番気をつけたいポイントはその泳ぎ方だと思います。

グッピーはあまり泳ぎの上手な魚だとは言えません。

グッピーのあの大きなヒレは改良で作られたものですから、自然の魚のように泳ぐとはいかないのです。

そして、ヒレの小さなメスや稚魚も、ヒレが大きいオスほどではないですが、その泳ぎは比較的ゆっくりとしたものです。

この泳ぎ方というのが混泳では需要な要素の一つで、あまり泳ぎの速い魚と一緒にすると、餌を取られてしまったりストレスをあたえてしまったりするのです。

またグッピーは攻撃的な性格をもつ魚の標的になりやすく、大きなヒレがボロボロにされてしまうこともあります。

(画像:ゼブラダニオ

例えばよく小型魚の混泳水槽で飼育されることの多いゼブラダニオという魚はグッピーと同じ上
層を泳ぎ、動きがとても素早いので、実はあまり良いとは言えません。

熱帯魚店で観察してみるとわかりますが、グッピーのように泳ぐ小型魚は意外と少ないのです。

(画像:美しいヒレをもつベタのオス)

またわりと多い失敗にベタとの混泳があります。

ベタは「ベタ同士では激しく争うけれど多種には興味を持たない」と言われていますが必ずしもそうではなく、特にグッピーのようなヒラヒラしたヒレには、その闘争心をむき出しにすることがあります。

体格差もありますので、ベタにかかれば一瞬でだめにされてしまいますので絶対におやめください。

よく言われる、温和な小型魚と混泳可能というグッピーの混泳の話に付け加えるならば泳ぐ層のかぶらない、縄張り意識をあまり持たない魚ということでしょう。

小型魚にも、ヒラヒラしたヒレを攻撃する魚は意外と多いことも覚えておいてください。

そしてもう一つ注意したい魚種は「プラティやモーリー」等の同じ卵胎生メダカです。

彼らはグッピーに近い性質を持ちながら、グッピーに比べ身体がかなり大きいのです。

生息圏や行動が被ってしまうからこそ配慮が必要です。

◆増える魚だからこその混泳数

グッピーはコツを掴むと、その数を簡単に増やすことができます。

実は、繁殖しやすい種類だからこそ混泳が難しい面もあるのです。

なぜなら、グッピーが繁殖をして、限りある水槽のスペースが満員になってしまう可能性があるからです。

飼育数が多くなればなるほど、水の汚れははやくなりその維持も難しくなります。

グッピーを飼育するときは、増える事を視野に入れておきましょう。

グッピーはそういう観点から見れば、水槽に対して少なめからはじめたい魚でもあるのです。

◆どんな魚と混泳したら良いのか

ここまでのお話を聞いて、実はグッピーは、混泳向きな小型魚だとは言えない面を多く持つということを理解していただいたと思います。

そのうえで混泳させる相手を選ぶならば前途したとおり、泳ぐ層のかぶらない、縄張り意識をあまりもたない魚を探すこととなります。

ここで気をつけたいのは水質です。

熱帯魚の解説を見ていると「弱酸性」や「アルカリ性」等の水質の話を見かける機会は多いと思います。

その水質を揃えることが魚の飼育ではとても大切なのです。

グッピーは特に弱酸性を好む魚ではありません。

グッピーは長い改良の歴史の中で慣らされていますので、幅広い水質に対応できる魚ですが、元々は「弱アルカリ性」を好む魚だと言われています。

特に[-初心者でも飼育しやすいグッピーの種類や購入方法と選び方]でお話した外国産グッピーではその傾向が強い場合が多いようです。

国産グッピーは日本の水に慣れているため弱酸性でも問題ない場合があり、中性付近で常に飼育することで状態を保っていることもあります。

購入する際には、ショップでどのくらいの水質で飼育しているかを聞いてみましょう。
その場合は、どのように質問するかというと

「グッピーを混泳させたいのですが、PH(ペーハー)に気をつけたほうが良いと聞いたので」というようなかんじが良いでしょう。

[-初心者でも飼育しやすいグッピーの種類や購入方法と選び方]で国産グッピーをおすすめしたのはこのような理由もあるのです。

このような理由等から、国産グッピーと外国産グッピーの混泳もうまくいかないことがあることを覚えておきましょう。

◆グッピーと混泳しやすい魚

長くなってしまいましたが、混泳魚の紹介をしましょう。

よくグッピーと相性が良いとされているのは低層を泳ぐ「コリドラス、ローチ」の仲間です。

基本的には「弱酸性~中性」を好む魚ですが、養殖されたものであれば、中性で飼育しておけば問題がない場合が多く、グッピーと水質も揃えやすいのです。

(グッピーの中には中性ではなく、弱アルカリ性で飼育され販売されていたりすることもありますので注意してください。急な水質の変化はグッピー、混泳魚ともに大きな負担になります。)

また泳ぐ層が全く違うため生活圏もぶつかりません。

どれもとても温和な種ですのでトラブルも少なく飼育できます。

以下に代表的なものを紹介します。

・コリドラス・アエネウス(通称赤コリ)

(画像:赤コリの通称で親しまれるコリドラス・アエネウス

・コリドラス・パレアタス(通称青コリ)

(画像:青コリの通称で親しまれるコリドラス・パレアタス

・クーリーローチ

(画像:鮮やかな体表をもつ小型のドジョウクーリーローチ

このあたりは比較的流通量も多いので入手もしやすく、飼育環境に馴染んでしまえば育てやすいと思われます。

注意したいのは紹介した種類以外の、同じグループの仲間を飼う場合です。

生物とは同じグループ内だとしても特殊な条件を好むものもいるものです。

気になる魚は、グループだけではなくその種をピンポイントで調べるようにしましょう。

その他にも温和な小型魚であれば、比較的混泳は成功しやすいです。

小型のテトラやラスボラとの混泳成功の話ももちろんあります。

しかし今までこの記事で説明させていただいたたくさん理由などから注意が必要です。

また泳ぐ層がかぶらないオトシンクルスなんかはおとなしいのでよく混泳魚として薦められています。

しかしオトシンクルスは、導入直後は他の魚よりも弱い面がありますので、飼育する上では彼らについての正しい知識が必要です。

このように混泳させる場合はちゃんとその魚についても調べましょう。

また魚は飼育密度などの要因により縄張り意識が変化するなどして、いきなり混泳のバランスを崩すこともあります。

◆水草の考え方

グッピーの飼育をする時に水槽内に水草を植えたいと思う方は多いと思います。

水草選びの考え方としては「隠れ家」をつくるようにするのが良いでしょう。

オスはメスを繁殖のために追いかけまわしますのでその逃げ場としてや、小さな子供の隠れ家として必要になります。

それでは隠れ家にしやすい水草を紹介しますので参考にしてください。

・ウォータースプライトの仲間

(画像:グッピー飼育によく用いられるウォータースプライトの仲間

・アナカリス

(画像:育てやすい水草として人気のアナカリス

・マツモ

(画像:成長の早いマツモ

このような水草を少し多めに植えてやることでグッピーの飼育の安全性は高まります。

また彼らは水面近くを好むので「浮草」などを使用したレイアウトをしてみるのも面白いかもしれません。

◆グッピーの不思議

彼らは改良品種ということもあり、よく水槽に馴染む魚です。

しかしその反面、改良されているヒレなどが狙われやすい魚でもあります。

もしかすると彼らの混泳は、丈夫な魚としてではなく、自然そのものの姿ではないということを理解して行うことが大切なのではないでしょうか。

確かにグッピーは初心者向きな魚だと言えるのは事実です。ただその混泳となると「+α」の理解が必要になるのです。

グッピーはその繁殖のしやすさもあり、グッピーのみで飼育していてもとても楽しいものです。

一番素晴らしい混泳相手は、繁殖させ、親と一緒に泳がせても大丈夫なサイズに育てた子どもかもしれませんね。

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