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ベタのエサや機材、水温管理と気を付けたい病気まとめ

      2015/10/02

ベタのエサ選び、あると便利な機材…それに水温管理に病気の対策。

大切な魚を守るために考えたいことはたくさんあります。

今回はそれらのお話を中心に、具体的なベタの管理方法を紹介していきます。

◆ベタのエサ

ベタはなんでもよく食べる魚ですが、一粒一粒食べていくような独特の食事方法をとります。

基本的には上向きな口に合わせた「浮上性」の餌が良いのですが、少し食べやすさを意識したものにしてあげたいものです。

ベタは飼育者も多い魚ですので「ベタ用のエサ」というものが販売されています。

これを中心にバリエーションをつけながらあげていくとよいでしょう。

ただ、ベタのエサはつぶが少し大きめなので、食べにくそうなまだ小さな個体には、軽く割って半分にしたりしてあげると良いかもしれません。

ベタのエサを使用するもう一つのメリットは、一袋あたりの量が少ない物が多いということです。

小型魚向けのエサは複数飼育していることを考えられた内容量になっていることが多いですが、ベタの場合は基本が単独飼育です。

そう多く与えるものではないので、少なめの量が調度良いのです。

また運動量のそう多くない魚ですので、エサは一度に与えず、小分けにして給餌していくようにしてください。

食べさせすぎると、消化不良などをおこしてしまうことがあるのです。

給餌量は人それぞれなのですが、ひとつの目安としては、成熟したベタのオスに、ベタ用のエサを一回二粒から三粒、それを朝晩というかんじでしょうか。

ベタはエサの与え過ぎの影響が出やすい魚だということを念頭に置きましょう。

◆ベタの機材 便利道具編

ベタの飼育は他の熱帯魚と比べ独特の様式をとることが多いです。

[ベタの飼育はまずここから!水槽の立ち上げから水合わせまで]でもいろいろとその基本をお話していますので合わせて読
んで参考にしてください。

それではベタ飼育で、あると便利な道具を紹介していきます。

・お掃除スポイト

(画像:ベタに負担をかけないために用意したいクリーナースポイト

ベタの飼育容器は水量が少ないことが多く、通常の掃除用具が使えないためとても重宝します。

・プラケース

(画像:あるといろいろと使えるプラケース

何かあった時にベタを隔離したり、薬浴につかったりと様々な場面で役に立つものです。

蓋が閉まるというのも使いやすいポイントです。

・小さな水温計

(画像:小型水温計

小さな水槽は温度差がでやすいのでこちらを必要とします。

水温の計測は飼育の上では欠かせないものです。

◆ベタの機材 ヒーター編

熱帯魚のベタの飼育では加温は必ず必要な要素となります。

水温の低下はベタによくある病気の原因ですので、ヒーターをよく知り正しく利用しましょう。

特に水温が変動しやすい季節の変わり目などは注意が必要です。

ベタの適温は「25℃~28℃」ほどだと言われています。

その程度で安定させることで健康にベタを飼育しましょう。

それでは加温の機材を紹介します。

水中ヒーター

(画像:エヴァリスの温度固定式小型ヒーター

熱帯魚飼育では一般的なものです。

温度固定式のものや、温度を変化させれるものまでいろいろとあります。

小型水槽用ももちろん発売していますが、ボトルなどのあまり小さすぎる容器では使用しづらい場合があります。

サイズや設置をしっかりと考えて購入しましょう。

また温度を感知しヒーターのオンオフを制御をする「サーモスタット」というものと併用して使用しなければならないものも

ありますので気をつけて下さい。

そちらの製品は単品で使用すると温度が上がり続けてしまうのです。

・パネルヒーター

(画像:利用者の多いパネルヒーターピタリ適温+

水槽の下に敷いて使用します。こちらはよくベタの飼育で使用されています。

温度変化を水中で計測しているわけではないので、水温が上がりすぎる場合は、容器とヒーター間になにかはさんだりといったような調整が必要です。

本来こちらは水槽用ではありませんので、日々の水温の観察を欠かさないようにしてください。

またあまり大きな水量には対応できないこともありますので気をつけてください。

サイズの大きなものを購入し、その上にベタのケースを並べて加温する方も多いタイプです。

 

 

ベタ飼育では状況に合わせたヒーター選びが大切となります。

小さな容器では外気温の影響をすぐに受けてしまうので、水温の計測をしながらしっかりと管理しましょう。

加温だけでなく、温度変化の少ない場所に飼育容器自体を移動することも視野に入れておきましょう。

また水温が上昇し過ぎると、ベタの体力が消耗し、水の腐敗もはやくなります。

30℃をこえるような場合は、設置する場所を見なおしたりの対策を行ってください。

暑そうだからと容器に氷を入れたりはよくありません。

必ず温度変化はゆるやかにするものです。

それは水換えにも言えることで、水温を揃えた水を用意して行うようにしなければなりません。

◆気をつけたい病気

ベタで気をつけたい病気といえば「白点病」でしょう。

こちらは水温差などを原因としておこりやすく、小さな容器で飼育する魚の天敵とも言える存在です。

白点病以外にも「コショウ病」などにも気をつけてください。

日頃から水質、水温の管理を怠らずに管理することが一番の予防につながります。

どちらも早い段階で発見し対処したいものですので、その特徴、治療法を事前に知っておくとよいでしょう。

 

(画像:白点病などの治療で使われることのあるメチレンブルー水溶液

もう一つ飼育の上で気をつけたい症状に「ヒレ裂け」があります。

こちら尾ぐされ病などの場合もありますが、それ以外にも水流が強すぎるなどの環境が合わない場合にも見られる症状です。

特に大きなヒレのベタはそのような状態になりやすいのです。

◆フレアリング

ベタの健康を見分けるために行いたいことで「フレアリング」というものがあります。

ベタは他のオスをみるとそのヒレやエラを広げて威嚇行動を行うのですが、これをフレアリングといいます。

この行動を取らせることで、大きなヒレの広がりを維持してベタを管理していきます。

適度なフレアリングはベタの飼育にとって良い結果をもたらす場合が多いのです。

方法としては鏡を見せたり、他のベタの写真を見せたりすることです。

どのような状態がフレアリングというかわからない方はYoutubeなどで動画を検索してみてみましょう。

お店などでお願いして見せてもらうのも良いかもしれません。

実際の動きを知っておくことで自分のベタが健康か知るバロメーターの一つとできるのです。

複数飼育している場合は、ベタのはいっているケースを並べてみてもよいでしょう。

ここでいくつか注意したいことがあります。

・長時間やらせないこと

一日に10分~15分ほどでよいとされています。

あまり長時間させてしまうのはストレスになりますので、フレアリングをさせている時以外はその対象になるものを視野にいれないでおきましょう。

またベタを混泳させており、他魚に頻繁にこの行為を行うときは分けて飼育するほうが無難です。

・老成個体にはやらせない

歳をとったベタは身体がゴツゴツしてきたり動きが鈍くなってきます。

そのような個体には体力の消耗をさせないためにフレアリングをさせないようにします。

また病気で体力の落ちている個体に行うのもよくありません。

◆泡巣

ベタは泡巣というものを作り、それを繁殖に用いる習性をもっています。

これはオスのベタの単独飼育でも見られる行動です。

水面に細かな泡がまとまっているようなものがあればそれが泡巣です。

まれにあまりつくらない個体もいますが、多くのオスのベタはこの行動をとります。

飼育をしていると見かけることもあるでしょう。

水質の異常かと驚く飼育者さんもいるようですので、事前に写真などを見ておくと良いかもしれません。

この泡巣が壊れてしまうような水流のかけかたをしている水槽は、ベタにとってはストレスとなるので調整してください。

◆ベタの水換え

ベタの水換えについてのお話です。

これはボトルなどで無濾過で飼育されている「観賞魚としては特殊な環境」を維持するための方法です。

このお話は病気を出さないためでもありますので、しっかりと読んでおいてください。

※濾過の効いた水槽など、水槽内である程度の浄化サイクルを作り上げているの場合は異なりますのでご注意ください。

通常の水槽飼育とは違い、ベタの水換えのペースは非常に高くなります。

通常水槽内では「濾過バクテリア」という有害なものを分解してくれる存在を定着させ、ある程度の期間を持って、こまめな少量の水換えを行いながら維持していくことが多いと思います。

しかしこの理屈は小さなボトルで飼育しているベタには当てはまりません。

ろ過器もない、水量が少ない状態では濾過バクテリアを定着させるまえに水が悪くなってしまうからなのです。

それではどのように維持していくのか。

それは「水換え」一択となります。

用意する水は、

・カルキが抜いてある

・水温が飼育水と揃えられている

ことは最低限必要な条件です。

ほとんど新しい水を使用しますので、粘膜保護剤などを加えてもよいでしょう。

水換えのペースは、水量などにより差がでてきますが、小さな容器であればあるほど早くなってきます。

導入した直後の個体や、老成個体などデリケートな状態は3分の1ほどを目安にこまめに取り替えてあげるのもよいでしょう。

前途した「お掃除スポイト」で底の方の水を抜いて捨ててあげると効率よく掃除ができます。

慣れてきたベタは「全換水」することも珍しくありません。

様々なものを分解するバクテリアをわかせないかわりに、水を常に清潔に保ち悪いものをためないという考え方です。

販売されているベタが、よく何も入れていない水だけのケースで管理されているのは、この方法をスムーズに行うためです。

底砂は熱帯魚飼育では「バクテリアの住処」となると言われていますが、小さな容器では逆に汚れをためこんでしまうという危険もあります。

水換えの頻度、量は感覚的な部分もありますので簡単には言えません。

2~3日に一度全換水する人や、3分の1ほどを毎日入れ替えている人もいます。

小さな容器ではとにかく、こまめな水換えが必要だということを必ず頭においてください。

◆ベタの飼育は特殊

お話の中で何度も触れたことですが、ベタの飼育方法は実は特殊なのです。

いろいろと読んで、実はベタが「小型容器に対しては大きな身体をもつ」ことが見えてきたと思います。

彼らはあまり動きのない水を好み「ラビリンス器官」という空気中から酸素をとりこめる体の作りをしているので、そのような環境への適応は他の魚より非常に高いものです。

運動量が少ないことも水質の悪化を考えると良いのかもしれません。

しかしその身体は大きく、狭い水中内でその大きさに見合った排泄も行います。

実は、観賞魚の中でもベタのボトル飼育は、特にこまめな世話が必要なものとなるのです。

飼育に対しとても強い適応力を見せるベタ、彼らを健康に飼うのは実は手間のかかるものなのです。

是非自分だけの一匹を見つけてください。

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