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小型ナマズの飼育はまずここから!水槽の立ち上げから水合わせまで

   

今回は実際に、小型ナマズを飼育するための水槽の立ち上げから、水合わせをして水槽に小型ナマズを導入するまでの流れをお話しましょう。

◆小型ナマズ飼育おすすめのセット例

まずはどのようなセットで小型ナマズを飼育したらよいかと悩まれる方のための具体的な例を紹介します。

小型ナマズといってもその種類は様々ですので、今回はその中から一部の種類を選んでの解説となります。

全てにこの飼育法が適用できるわけではありませんが、その魚の特徴に合わせるということをテーマにしてますので参考にしてみてください。

①小型ナマズのいる混泳水槽

(画像:高さのある体が魅力的なコリドラスレセックス

【水槽】   

枠あり60センチ規格水槽

【ヒーター】 

サーモスタット付き温度可変式水中ヒーター 150ワット

【底床】  

田砂

【ろ過器関連】

60センチ規格用上部フィルター

ウールマット

セラミックろ材中性タイプ

ストレーナースポンジ

【その他】 

水温計

照明器具

【飼育魚】 

コリドラス・レセックス2匹

フラッグテールポートホールキャット1匹

オトシンクルス4匹

(画像:様々な機材がセットになったもの

★セッティングのポイント

おとなしめの混泳向きと言われるナマズを集めてみました。

ポートホールキャットと体格を合わせるため、コリドラスは存在感のあるレセックスをセレクト。

抜かれないようにエキノドルスなどの根をしっかりと根をはる水草を植えていくのですが、あまり多く植えず砂の面積を広くとるレイアウトにすると良いでしょう。

この魚の組み合わせであれば、おとなしめの小型カラシンなども混泳させることができます。

②独特の生態を楽しもう

(画像:ハラ・ジェルドニーはジャーデニーと表記されることもある)

【水槽】  

枠あり60センチらんちゅう水槽

【ヒーター】 

サーモスタット付き温度可変式水中ヒーター 100ワット

【底床】  

田砂

【ろ過器関連】

60センチ規格用上部フィルター

※フィルターはらんちゅう水槽に取り付けできるものを選択

ウールマット

セラミックろ材中性タイプ

ストレーナースポンジ

【その他】 

水温計

照明器具

枝流木

【飼育魚】  

ハラ・ジェルドニー5匹

★セッティングのポイント

(画像:枝流木を組み合わせてレイアウト

独特の生態をもつハラ・ジェルドニーの生態を楽しむためのセットです。

底の方の手入れがしやすいように、水槽はらんちゅう水槽と言われる背の低いものを選択しています。

枝流木は逆さまにしたり組み合わせたりして、下の方に影ができるような木の根をイメージして配置。

砂は掃除のしやすさを考えてやや薄めに敷いておきましょう。

照明はあまり明るすぎないもののほうが良いでしょう。

水草は抜けてしまうので砂には植えず、アヌビアス・ナナやミクロソリウムなどの低い光量でも育つものを流木に活着させて使用します。

シンプルなレイアウトは夜行性の彼らにも餌を与えやすく、また観察しやすくするためです。

 

 

今回提案させていただいた2つの例以外にも小型ナマズの飼育環境はいろいろとあります。

①のように相性を考え混泳に挑戦したり、②のようにその種の特性をいかした飼育をしてみたりと、楽しみの幅はとても広いものです。

[初心者でも飼育しやすい小型ナマズの種類の紹介][小型ナマズの性格は色々?混泳させる前に調べたいポイントいろいろ]などを参考にしながら興味を持った種について調べ、それぞれに適した飼育方法を考えてみてください。

双方で選択した上部フィルターは、水を汚しやすいナマズということを考えた濾過力の高い手入れのしやすいフィルターです。

吸水口にストレーナースポンジを使用し、フィルター内へのゴミの侵入を減らしているのもポイントです。

◆中級者という考え

何事にも初心者、中級者などという考え方があります。

確かに、様々な生態をもつ小型ナマズの飼育は中級者向けと言われるものも多いかもしれません。

ここでは一度、何故中級者向けと言わるのかということを考えてみましょう。

その理由には

・混泳相手を選ぶ必要がある

・夜行性のものが多い

・種類によって飼育法が異なる

・小型とはいえ10センチをこえるものもいる

などでしょうか。

逆を言えばこの点をクリアしていけば、魅力的な小型ナマズが飼育できるということです。

彼らの中にはデリケートで飼育環境を用意すること自体も非常に難しい種類もいるのですが、飼いやすく環境に馴染めば丈夫で長生きな種類も多く存在します。

難しそうだからと感じたら、まずは調べてみると良いでしょう。

またサイズに関しては、頭だけでイメージせず、定規などでその最大全長を紙の上に描いてみると良いと思います。

実際の魚はその体長に加え、幅や厚みもありますので写真を見ながら行うとイメージがつかみやすいと思います。

レイアウトなどもそれを行ってから作ると、生体に合わせたスペースなども考えやすくなります。

◆ナマズ水槽の立ち上げ

小型ナマズの水槽を立ち上げる時に気をつけたいのは水質です。

種類により好む域が違うので中々に難しいのです。

弱酸性、中性、弱アルカリ性と、水質を表す言葉があります。

初心者のかたは使用する砂、ろ過材などを水質へ影響のないものを選択しておくというふうに考えてみるのも良いでしょう。

例えば、今回のセット例に書いてあるセラミックろ材の中性タイプなどはそういうものです。

(画像:パーワーハウスの高性能ろ材

弱酸性や弱アルカリ性に傾ける性質のあるろ材や、サンゴ砂やソイルなどは何故使うかということをある程度明確にしておかなければなりません。

それらの水質へ影響のあるものを上手く利用できれば、特定の魚が好む環境を作れるなど、良い効果ももちろん多いものです。

一番おすすめしたいのはもちろんしっかり調べたうえでその魚に適したセッティングを行うという事です。

しかし、適していると言われているからとなんでもかんでも使用すれば良いというわけでもありません。

今回のセット例をシンプルにして紹介しているのも、管理をしやすくして長期的な維持がやりやすいようにという思いもあるのです。

 

前置きが長くなりましたが、水槽の立ち上げをしていきましょう。

まず、見落としの無いように器具の取扱説明書などをしっかりと読んでから準備にはいります。

水槽の設置場所を決め、水をはり、フィルターや照明器具、ヒーターなどを作動させ最低でも一日は器具が正常に作動しているかを確かめましょう。

砂などはこの初日にいれておいてください。

ここで注意したいのが、器具やろ材、砂などを洗う時に洗剤などは絶対に使用しないということです。

セッティングしたらそのままの状態で二週間ほど様子を見ます。

ナマズの仲間を飼育するときはこの待ち時間を少し長めに設定すると良いでしょう。

◆ナマズの水合わせ

それではナマズを購入してきましょう。

ここで注意したいのは購入する数です。

元々立ちたげたばかりの水槽にはそう多くの魚をいれてはいけません。

多すぎる投入は水質を悪い方へ傾けてしまうことがあるからなのです。

まずは少ない数を一月ほど飼育し、そこから徐々に飼育数を増やしていくのが無難な方法です。

特にナマズは水を汚しやすいので他の魚よりも少なめが良いのです。

多くのコリドラスのような群れを好むものでも、2匹から3匹くらいでしょうか。

購入時の大きさも関わってきます。

幼体などは体力もないので、最初に購入するのはある程度落ち着いた若魚のほうが良いこともあります。

また、大きなものは排泄物の量も多いので購入数は一匹にするなどと、いろいろと考えてください。

それではナマズの水合わせをお話します。

彼らは水質の変化に敏感なところがありますので、慎重に行います。

まずは水槽の照明を落としてから、購入時の袋のまま浮かべて水温を合わせます。

一時間ほど浮かべておくと水槽の水と袋の中の水温が揃ってきます。

この期に袋を開けるのですが、魚を驚かさないように、袋の中の水を水槽内に零さないように気をつけてください。

ちゃんと水温が揃ったか、水温計でそれぞれをはかり確かめてから水質合わせに入りましょう。

袋の中の水を少しだけ捨てて、それと同量の水槽の水を袋の中に入れてください。

そのまま10分おいて、同じ動作を繰り返します。

その後も10分おきにそれを繰り返し、袋の水をだんだんと水槽の水へと入れ替えていきます。

この時に、プレコやオトシンクルスなどの酸欠に弱い魚の場合は袋の中に軽くエアレーションをかけてあげるとよいでしょう。

エアレーションを行う時は、エアーポンプとエアーストーンをつなぐエアーチューブの間に、一方コックという流量を調整できるパーツを挟み、空気の勢いを調整してあげると良いでしょう。

(画像:流量を調整できる一方コックは必需品)

つなぐ順番としては
エアーポンプ→エアーチューブ→一方コック→エアーチューブ→エアーストーン
となります。

袋の中の水がほとんど水槽の水へと入れ替わったら、作業は完了です。

優しくあみなどで魚をすくい、水槽内にはなしてあげましょう。

トーキングキャットやコリドラスなどの、ヒレが硬い種類はあみにひっかかり怪我をしてしまうことがありますので注意をしてください。

あまり目の粗いものはそのような種への使用に向きません。

◆水合わせが終わったら

水合わせが終わって一日目はエサも与えず、照明もつけないようにしてそっとしておいてあげてください。

翌日から世話をしていきますが、できるだけ刺激しないように様子を見ながら行ってください。

エサの取り方が独特なものや夜行性のものもいますので、それぞれに合わせた給餌を行います。

そのまま初めて飼育した数から増やすことなく一月ほど飼育してみると良いでしょう。

落ち着き始めればだんだんとその魚本来の行動を見せてくれるはずです。

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