Guppy(グッピー)|熱帯魚アクアリウム入門WEBサイト

熱帯魚やメダカ等のアクアリウム入門サイトです。各魚の飼育に関するお悩みを解決していきます。グッピー、ベタ、アカヒレ、ミナミヌマエビ等様々な魚の飼育方法を公開しています。

小型エビの飼育はまずここから!水槽の立ち上げから水合わせまで

      2015/11/13

今回は実際に、小型エビを飼育するための水槽の立ち上げから、水合わせをして水槽に小型エビを導入するまでの流れをお話しましょう。

◆小型エビ飼育おすすめのセット例

まずはどのようなセットで小型エビを飼育したらよいかと悩まれる方のための具体的な例を紹介します。

器具の組み合わせやろ材選びは本当に色々とありますが、その選択は楽しくも難しいものです。

この提案を参考に自分だけの飼育法を見つけてみてはいかかでしょうか?

①ウィローモスとチェリーシュリンプ水槽

(画像:繁殖を狙いたいチェリーシュリンプ

【水槽】   

45センチ規格水槽

【ヒーター】 

なし

【底床】  

ソイル

【ろ過器関連】

Nanoスポンジフィルター LS-30(LSS研究所)

エアーポンプ 水心 SSPP-3S(水作)

逆流防止弁

エアチューブ

【その他】  

水温計

照明器具

ウィローモス活着済み流木

【飼育魚】  

チェリーシュリンプ10匹

★セッティングのポイント

チェリーシュリンプの繁殖を狙ったセットです。

ソイルは一部極端に水質へと影響を出すものもありますので、そういう製品は避けておきましょう。

弱酸性を保つとされているものを選択していくと成功しやすいです。

ウィローモスを活着させた流木は、うまれた稚エビの隠れ家としても餌場としても活躍します。

水流が強くなり過ぎないようにエアーポンプに流量の調整機能があるものを選択しました。

スポンジフィルターも稚エビの吸い込み防止へと役立ちます。

②屋外ミナミヌマエビ水槽

(画像:屋外飼育で優れた効果を発揮する発砲スチロール容器

【水槽】 

発泡スチロール製容器

【ヒーター】

なし

【底床】 

なし

【ろ過器関連】

なし

【その他】  

発泡スチロール板

【飼育魚】 

ミナミヌマエビ30匹

★セッティングのポイント

発泡スチロール製の容器を利用しミナミヌマエビの屋外繁殖を狙います。

この場合は、できるだけ水量の多いものにしてください。

あまり少ないと水温の変化が激しくエビが耐えられません。

また水面の3分の1ほどの発泡スチロール板を浮かべることで暗がりを作り、保温性も上昇させます。

水中には足場などを兼ねてアナカリスやマツモを多めに入れておきましょう。

 

今回提案するのは屋内、屋外のセットです。

どちらのセットも水草を多めにいれておくことで、足場の面積を増やしています。

水草に関しては[水草は無農薬?小型エビの飼育で気をつけたいポイントいろいろ]を参照しながら慎重に選んでください。

◆水槽の立ち上げ 屋内編

まずはセット例①の屋内水槽の立ち上げ方を説明しましょう。

まずは水槽を置く場所を決めるのですが、一日の中で寒暖の差がつきにくい場所にしてください。

特に夏場の高温には注意しましょう。

設置場所を決めたら水槽にソイルをいれ、静かにカルキ抜きなどを利用した飼育に適した水をつくり注いでいきます。

(画像:ソイルの取り扱いはしっかり覚えよう

ソイルは砂などと違い独特の水の注ぎ方をします。

袋などに書いてある注意書きをよく読んでから敷くようにしましょう。

最初は少し水が濁ると思いますが、スポンジフィルターをセットしておけば二日もあれば綺麗になっています。

水が綺麗になったら一度スポンジフィルターのスポンジ部分を取り外し、バケツなどに少し水槽の水をだしてその中で、スポンジに詰まった浮遊物をとるイメージでもみ洗いをしておきましょう。

ウィローモスの中には浮遊するゴミがたまりやすいので、水が澄んでから購入し設置すると良いでしょう。

そこまでできたら二週間ほど、エビは購入せずそのまま水槽を管理します。

照明はウィローモスのためにつけておいてください。

スポンジフィルターもそのまま稼働させておきます。

◆水槽の立ち上げ 屋外編

今度は屋外の水槽を立ち上げます。
カルキを抜いた水を使用するのは屋内でも屋外でも同じです。

水を張ったら中にアナカリスをいれてそのまま待ちます。

こちらもそのままの状態でエビをいれず、二週間ほどまてばよいでしょう。

その間に、水槽に日が当たりすぎていないかなどを確認し、簾などをかけて調整をしてあげましょう。

エビの飼育はあまり明るい必要はないのです。

逆に日が当たり過ぎ、水温が上昇するほうが問題です。

水温計を使用し、こまめに水温の移り変わりを見ておくと良いでしょう。

苔などが発泡スチロール容器の内側に発生しても、そのまま放置してください。

それらが屋外のエビのエサにもなりますので重要なのです。

(画像:屋外でも育てやすいアナカリス

◆慎重な水合わせ

それではエビの水合わせについてお話をしましょう。

エビは水質の変化に敏感な生き物ですので、注意して行うようにしなければなりません。

しかし輸送で疲れているエビは、すみやかに落ち着いた環境へとはなしてあげたいものです。

しっかりと方法をイメージし、無駄のない作業を心がけましょう。

それでは水合わせの準備段階で気をつけたいポイントからお話します。

・水温の上昇

屋外などでは特に水合わせ中に直射日光などで、購入してきたエビの袋の中の温度が上がってしまわないように気をつけてください。
日除けなどをしっかりとして、目を離さないように作業をしましょう。

また、高温な季節は、昼間に温度対策ができなければ、遅めの時間に購入し、夜間などに導入を行うなども手段の一つではあります。

・酸欠

エビは酸欠に弱い生き物です。

長時間の輸送などで弱っている場合は特に注意が必要です。

(画像:エビ飼育にあると便利なエアレーションセット

また水合わせも時間をかけて行うので
エアーポンプ
エアーチューブ
エアーストン
に加え、流量を調整できる一方コックというパーツを用意してエアレーションができるようにしておきましょう。

水心のSSPP-3Sというエアーポンプであれば本体に流量調整機能かついていますからそれを利用するのも一つです。

屋外などでは電池式のエアーポンプが使用しやすいかもしれません。

今後の飼育の中でいざというときにも役立ちますので、エビ飼育ではもっていて損はないと思います。

それでは実際に水合わせのやり方を解説していきます。

・水温あわせ

まず、エビを購入してきた時の袋の中と水槽の水の温度を揃えなければなりません。

そのためにはまず、袋のまま水槽へとエビを浮かべましょう。

一時間ほどで双方の水温が揃いますが、必ず水温計で確認するようにしてください。

・水質合わせ

それでは今度は水質をあわせて行きます。

袋を静かにあけてください。

この時に、袋の水と水槽の水が混ざらないようにします。

エビの場合は前途したとおり酸欠に弱いですから、この時点で袋の中でエアレーションを行うと良いでしょう。

空気の勢いが強すぎるといけないので、一方コックなどで調整をしてあげましょう。

水質合わせは、袋の水を少し捨て、そこへ同量の水槽の水を足すことを繰り返すことで行います。

10分おきくらいを目安に、ごく少量の交換を繰り返します。

特にエビはデリケートなので一度に多量の水を入れ替えてはいけません。

不安な方は点滴法と呼ばれる方法をとってみても良いでしょう。

徐々に水槽の水へと慣らしていくのをイメージしてください。

袋の中の水が水槽の水へとほとんど入れ替われば水質合わせは完了です。

この作業は慎重に行わないと、エビの死因となってしまうこともあります。

最後は水合わせが終わったエビを、できるだけ静かに水槽へと放してあげましょう。

◆水合わせ直後には

水合わせ後にはエビも落ち着いていませんので、照明は落とし静かにしておきます。
翌日点灯するときも、いきなり暗い部屋で照明器具のスイッチをいれたりしないようにしましょう。

エビを導入したら特に数日間は注意深く観察したいものです。

一週間ほど何もなくたてば、まずは安心だといえるでしょう。

もし死んでしまう個体がいたら死体はすぐに取り除きます。

死ぬ個体の出ていない状態で、一ヶ月ほどは飼育数を増やさずに飼育したいものです。

落ち着いたエビは想像以上に活動的なことが多く、貴方を楽しませてくれることでしょう。

飼育から繁殖まで 初心者さんでもわかりやすいシュリンプ解説 リンク集

色彩は色々小型エビの種類と購入時の注意点
小型エビは魚が苦手?混泳させる前に調べたいポイントいろいろや相性の良い水草
小型エビの飼育はまずここから!水槽の立ち上げから水合わせまで
水草は無農薬?小型エビの飼育で気をつけたいポイントいろいろ
小型エビを水槽で飼育する際の繁殖方法と稚エビの扱い方

 - ミナミヌマエビ, 淡水小型エビ