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混泳水槽はまずここから!水槽の立ち上げから水合わせまで

      2015/10/16

混泳水槽の立ち上げに、水草や魚の導入。

いったいどのように作業していけばよいのでしょうか。

今回は実際に立ち上げる手順を解説とともにお話していきます。

文中で登場する機材や扱い方はあくまでも一例としての紹介なので、いろいろとアレンジして貴方だけの水槽を作り上げていきましょう。

それでは順を追ってセッティング例を紹介していきます。

◆1日目 機材を揃えよう

まず必要な機材を揃えます。

混泳水槽ということで、どうしても飼育数が多くなるので60センチ規格水槽でお話します。

今回はライト、外部フィルターがセットになった商品を選択します。

(画像:フィルター、ライト、水槽のセット

・60センチ規格水槽
・テトラバリューエックスパワーフィルター VX-75(ろ材付き)
・60センチ水槽用LEDライト

他にも必要な機材を揃えていきましょう。

・水槽台

水槽の重量は相当なものになるので必ず専用台を用意してください。

・ヒーター サーモスタット

サーモスタット部分が別で温度調整の出来るものを選びます。

60センチ規格水槽なので150ワットのものを用意します。

・水温計

準備段階から必要になります。必ず取り付けましょう。

・水槽用マット

水槽の下にひき負担を減らすものです。

オールガラス水槽の必需品です。

(画像:田砂

これ以外にも底床として田砂という砂を用意します。

この砂を選択した理由は、水質に影響が少なく、角がないためコリドラスなどにも適しているからです。

また細かすぎないので掃除や水換えのときに舞い上がりにくく扱いやすいのもポイントです。

その他にも水質の調整剤やメンテナンス用品を用意します。

・エーハイム 4 in 1

水道水のカルキ抜きに使用します。今回はその他にも重金属などを無害化できる成分を含んだこちらの商品をセレクトしました。

・プロホース

水換えの時に底砂を掃除できるタイプです。

田砂を清潔に保つために使います。

・バケツ

アクアリウムの必需品です。

・あみ

魚をすくうために必要です。

・ストレーナースポンジ 2個

外部フィルターの吸水口にとりつけて物理的なゴミの吸い込みを防止します。

二つ用意することで交換しながらメンテナンスをしていきます。

このようなものを下準備として用意しましょう。

◆2日目 水槽を設置しよう
日光の影響を受けず、夏場に暑くなりすぎず、寒暖の差がつきにくい。

そんな場所を選んで水槽の位置を決めましょう。

この時に電気の配線なども水をこぼしても大丈夫なように考えておきます。

しっかりと水槽台を置いたら、その上に水槽マットを敷いて、ずれないように水槽をおきます。

(画像:水槽用マットはサイズを確かめて購入しよう)

水平かどうかを確認したらとりあえずの設置は完了です。

ヒーターやフィルターはこの時点では取り付けも稼働もさせないようにしましょう。

その二つは必ず水槽に水を張った状態で動かすようにしなければならないのです。

扉が近くにある場合は開閉の影響など、水槽が水を入れたら動かせなくなるという前提でいろいろと安全を確かめてください。

◆3日目 水槽を立ち上げよう

それではいよいよ水槽の立ち上げです。

まずは底砂である田砂を水洗いしましょう。

水槽の中も綺麗にします。

この時に絶対に洗剤などを使用しないでください。

砂が綺麗になったら静かに水槽の中に敷きます。

これから水を注いでいくのですが一つコツが有ります。

田砂の入っていたビニール袋を綺麗に洗い、それを先ほど敷いた砂の上に置いてください。

そうすることで水を注いでいる時に砂が舞い上がらずに済むのです。

(画像:エーハイム4in1で水道水を安全に)

エーハイム 4 in 1を使用し、安全にした水を静かに水槽内へといれていきます。

この時に水槽のぎりぎりまで水を入れないようにしてください。

この後の作業で手を入れますので水が溢れてしまうのです。

水槽の一番上から5センチほど低い水位にしておくと作業がしやすいです。

水を入れ終わったら、ビニール袋を取り出し

・ヒーター

・サーモスタット

・外部フィルター

・水槽の蓋

・ライト

・水温計

を正しくセットしましょう。

これらは今後長く使用するものなのでしっかりと説明書を読み理解する必要があるのです。

ヒーター、サーモスタットは間違ってセットするととても危険ですし、外部フィルターであるVX-75は作動させることができません。

この段階でしっかりと器具を理解しておきましょう。

◆4日目 水温のチェック

丸一日か二日ほどかけて水温が一定に保たれているかチェックしてください。

またライトや外部フィルターが上手く作動しているかも確認しましょう。

この時に不具合があるとこの先の飼育に影響しますのでしっかりと見ておきます。

◆5日目 水草レイアウト素材の購入

今回は初めての水槽と言う事で育てやすい水草をセレクトし、水槽内は極力シンプルにしておきます。
いきなり複雑にしてしまうとメンテナンスが難しくなってしまうからです。

また水草の植え方に慣れていないと、草が折れたり植えたはずなのに抜けたりと失敗してしまうこともありますのでまずは少なめにして慣れるという意図もあります。

それでは育てやすい水草を選択しましょう。

今回は丈夫な有茎草である、グリーン・ロタラ、ロタラ・インディカを多めに使用します。

(画像:清涼感のあるグリーン・ロタラ

それ以外にもウィローモスが活着済みの流木も扱いやすいので良いでしょう。

それに加えて
・エキノドルス・オゼロット・レッド 一株
・エキノドルス・テネルス 20株
を用意してレイアウトを作っていきましょう。

購入した水草を持ち帰ったら、バケツにエーハイム 4 in 1を使用した水を用意しその中で軽く洗います。

作業中はその中に水草をつけておくことで乾燥してしまうことを防止します。

この時にフィルターの吸水口やヒーターのまわりをあけるようにしておくとメンテナンスがしやすいです。

有茎草は背が高く伸びてきますので少し奥側に置いておくと良いでしょう。

それではエキノドルス・オゼロットとエキノドルス・テネルスを植えてみます。

こちらも位置は自分で考えていくのですが、エキノドルス・オゼロットはやや大きくなりますので中央より後ろ、それに対してエキノドルス・テネルスを手前に持ってくるようにすると良いでしょう。

エキノドルス・テネルスはある程度の間隔をあけて植えていきます。

最後にあらかじめ決めておいた位置にモス付き流木を配置します。

全体的なイメージとしては下の図のような感じにするとまとまりが良いと思います。

レイアウト図(画像:水槽レイアウトを真上から見た図)

この作業で気をつけたいのは水草の根を痛めないことです。

水草にはタイプ別の植え方などもありますので、作業開始前に一度調べてみると良いでしょう。

他にも[こんな魚は要注意?混泳を気をつけたい魚や混泳水槽のための水草選び]で水草を紹介していますので参考にしてみてください。

レイアウトはとても悩むと思います。

魚が入ってしまうとそんなに簡単には触れませんので、何もいないこの段階でいろいろとためしてみると良いでしょう。

レイアウトを変更するときは水草を傷めないようにきをつけてください。

エキノドルスなどは何度も植え替えていると根を痛めますので、植えずに位置を考えてから作業すると良いでしょう。

また作業がしづらければ水深を少し下げるとやりやすくなります。

この時に下げ過ぎると外部フィルターへ負担になりますし、ヒーターやサーモスタットが水面から露出してしまうと危険ですので注意してください。

水草をいれたらライトもちゃんと時間を決めて点灯するようにしましょう。

◆20日目 魚を購入しよう

ここで大きく日にちが空きます。
約二週間、魚を入れず水草だけで管理します。

これは魚を飼育するためにはある程度水を落ち着ける必要があるからです。

最初に入れる魚選びはとても重要です。

最初は必ず少数、そして強い魚を選択しなければなりません。

魚の排泄物などは水を綺麗にしてくれるバクテリアのエサとなります。

そのバクテリアがそれらを分解してくれて水が浄化されていくのですが、立ち上げたばかりの水槽ではそのサイクルはまだ全然できていないのです。

いきなりたくさんの数を追加してしまうと水質の悪化のほうがはやくなり、立ち上がりかけていた水槽がバランスを崩してしまうのです。

そしてもう一つ、最初に入れる魚はその後も飼育していきますので必ず好きな種類にしておきましょう。

それでは魚を選択しましょう。

いずれはコリドラスやオトシンクルスなども泳がせたいのですが、環境の変化に敏感な面もあったりしますので、最初に選択する魚の候補からは外しておきます。

最初の魚としては小型カラシン等がよいでしょう。

ここでは例としてプリステラを6匹とします。

この日はプリステラ一種のみにとどめ、購入したらすみやかに帰ります。

(画像:プリステラにも適した小型カラシン用エサ

小型カラシン用のエサも忘れずに買っておきましょう。

◆20日目 その2 プリステラの水合わせ

それでは購入したプリステラを水合わせしていきましょう。

購入してきた水と飼育水槽の水の差に、できるだけ緩やかに慣らすことで魚へのショックを減らしていく事が大切です。

(画像:美しく飼いやすい小型魚プリステラ

まずは温度を合わせましょう。

プリステラを購入してきた袋のまま水槽へと浮かべます。

水温が揃うまで一時間ほどかかりますがそのままじっと待ちましょう。

この間は水槽用のライトを消しておくほうが魚には優しいです。

一時間ほどしたら、こぼさないように気をつけながら袋を開けて、水温をはかり、水槽内と同じになっているかどうかを確認します。

水温がそろっていたら今度は水質を合わせて行きます。

袋の中の水が水槽内に流れてしまわないようにうまくセットしましょう。

この時に袋がヒーターに触れてしまうと危険ですので注意してください。

方法は、袋の中の水を少量捨て、そこへ捨てた分と同量の水を足します。

それを繰り返していくのですが、必ず10分以上間をあけて足していくようにしてください。

間を開けず連続していれてしまっては水質が急変しすぎてしまうので、水合わせの意味がありません。

できるだけ少しづつ時間をかけて行いましょう。

これを繰り返していくと袋の水は水槽の水へとほとんど入れ替わりますので、それで水質合わせが完了です。

袋の中からプリステラを静かにすくい水槽へと放してあげましょう。

この日はライトもつけず、静かにしておきましょう。

◆21日目 プリステラの観察

昨日導入したプリステラの様子を見てみましょう。
暗い部屋でいきなりライトをつけると驚いてしまいますので気をつけてください。

元気良く泳いでいる姿を確認したら、しばらくそのまま観察します。

点灯してしばらくしプリステラが明るさになれたところで、はじめての給餌をしてみましょう。

最初は少なめ、与え過ぎに気をつけてください。

プリステラのような小型魚には朝、晩とこまめにわけて与えるほうが良いのです。

◆それ以降

ここから他の魚も追加していくのですが、しばらくはプリステラだけで飼育しましょう。
新しい魚は二週間ほどしてからにしたほうが良いでしょう。

その時も一度に多くを追加せず少量の魚を追加します。

追加する場合は病気の持ち込みなどに注意し、健康な魚を選択するようにしてください。

待っている期間は、水草やプリステラを観察したり、これから導入しようと思っている魚について詳しく調べたりしましょう。

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