Guppy(グッピー)|熱帯魚アクアリウム入門WEBサイト

熱帯魚やメダカ等のアクアリウム入門サイトです。各魚の飼育に関するお悩みを解決していきます。グッピー、ベタ、アカヒレ、ミナミヌマエビ等様々な魚の飼育方法を公開しています。

リスの飼育初心者の方必見!シマリスは冬眠させた方が良い?

   

自然界で「冬眠」をする事で知られているリス、シマリス。では飼育下ではどうなのでしょうか?今回はそんなシマリスの「冬眠」から学ぶ「飼育下でのシマリスの冬越し」というお話します。

◆冬眠はさせるべき?させないべき?

冬眠をさせるか、させないか。

この問題については初心者さんに対しては「させないほうが良い」といえるでしょう。

極端なようですが飼育下では冬眠をさせるということはとてもリスクが高いのです。

シマリスを飼育する場合は、冬眠をさせず、また「冬眠に入らないように」管理をしていくほうがよいでしょう。

◆冬に入る前に

まず知っておきたいのは「シマリスは冬が近づき気温が落ちると冬眠状態に入る」ことが多い生き物ということです。

飼育下ではそうさせないようにある程度温めた飼育をする必要があります。適温としては20℃を下回らないくらいでしょう。

ケージを暖める時は小動物用のヒーターを使用しますが、必ず「使用法をよく読み適切なものを正しく」使用しましょう。

(画像:ヒーターの使用法には注意したい)

正しく使用しなければ最悪火災や、加温のし過ぎでシマリスの体調の悪化につながってしまうこともあります。

また加温の時期は気温を見て考えます。シマリスは10℃を下回ると冬眠に入ってしまう危険があるので、そうさせないようにすることが大切です。加温用の器具等は早めに揃えておきましょう。

そういったもの使用に共通するのは必ず「逃げ場」を作ることです。巣箱全体を加温したりせず「半分」暖めたり「ケージを広め」にすることで「シマリスが適温を選べる」ようにするのです。

また室温をエアコン等で加温する場合「風」が直接ケージに当たらないようにしてあげてください。隙間風などの「冷たい風」も同様です。

(画像:ケージ選びもシマリス飼育の重要なポイント)

もう一つ「寒くさせない」ことと同じくらい大切なことに「温度差を付け過ぎない」ということがあります。

飼育下、暖房のオンオフ等が原因で、頻繁に温度が上下するような環境では、彼らの身体は「冬眠状態と活動状態を繰り返し極度に体力を消耗」してしまう危険があるのです。そうさせないためにもシマリスを加温飼育するのです。

◆自然下での冬眠

シマリスは冬眠前になると「食料の備蓄」をはじめます。そして冬眠は「凍死しないように暖かさの守られた巣穴」でおこなわれます。

飼育下で冬眠させないほうが良いとされるのは「これらの環境」を用意することがとても難しいからだとも言えます。

シマリスの巣穴は「凍死をしなように5℃を下回らないようになっている」と言われています。かといって厳しい冬の中「暖かくなりすぎる」ことはそうありません。そのような落ち着いた温度環境でシマリスは「無駄に体力を消費しないように」冬眠状態となっているのです。

また彼らは眠り続けるわけではなく、備蓄した食料を「冬眠中でも少しづつ消費」していきます。安全に冬眠させるためには、冬眠に入る前も含め「豊富に餌の種類がある野生下」のような良い栄養状態を維持せなばなりません。

こういった理由からシマリスの冬眠は飼育下であまり行われていないのです。

◆飼育下で眠り始めてしまったら

シマリスが飼育下で予期せぬ「冬眠」にはいってしまうときがあります。この場合気をつけたいことがいくつかあるので注意してください。

①ゆっくりと温めて起こすこと

そのまま寝かせておくという選択肢もありますが、これは環境が整い「安心して冬眠させれる知識や飼育技術」がある場合のみにいえることです。

シマリスが冬眠してしまった場合は「ゆっくりと温度をあげて」起こすようにしましょう。

その際また「気温が下がればシマリスは冬眠」しますので、ちゃんと「適切な加温」をした飼育に切り替えてあげてください。

ペットヒーター等の準備がない、または上手くセッティングができていないと思われる場合は、「必要な器具を購入する」または「専門家に相談して環境を作りなおす」までは、エアコン等をつけて暖め、室温20℃以上を維持しましょう。

それでも冬眠にはいってしまうようであれば獣医さんや販売店等の「専門家」の意見を早めに聞くことをおすすめします。

また、シマリスを起こすときは「ドライヤー」のようなもので急な加熱をすることは絶対にやめてください。

掌で包んだり、「熱すぎないようタオル等で身体を優しく包みホットカーペットやカイロの上におく」などで自然にゆっくりと加温します。

(画像:利用しやすいパネルヒーター

周囲の空気の温度も大切ですので、同時にエアコン等で室温も上げていきましょう。

②死んでいると勘違いしない

冬眠状態のシマリスは体温も低く動きも殆どありません。

触られたからといっていきなり反応できる状態でもないのです。

その状態を飼育者さんが「死んでいると勘違い」することは実際に起きています。

シマリスが動かない時はまず「冬眠」を疑いましょう。

③餌や水を切らさない

これは「冬眠」をさせている場合にも言えることです。

シマリスは自然下でも備蓄食糧を食べて生活をします。

まれにめざめた時に何もないと「体力が付けれず」死んでしまいます。

それに、室内は自然環境よりも基本温度が高いので「備蓄食糧」やセットしたものが腐敗する可能性があります。

ケージ内には冬であっても、必ず「新しい」餌と水を切らさないようにしましょう。

シマリスの冬を迎えるときは「冬眠状態からの起こし方」はきちんと把握しておくことが大切です。

また何回も冬眠を成功させているシマリスも体力のない「老成個体」となると失敗する可能性があることも付け加えておきます。

◆その他の冬眠をさせたくない理由

海外では冬眠しないシマリスもいると言われており、そういったシマリスやそれを親に持つもの、「過去に冬眠させずに飼育」されているものは冬眠を知らず、ただ寒さで動けなくなり死んでいってしまう可能性もあります。

また冬眠はとても身体への負担が大きくその寿命が縮まる可能性もあると言われています。

その逆で、「正しく冬眠させれば寿命が伸びる」という話もあります。それほどにまだ「謎が多い」冬眠ですので安易に手を出すことが推奨されていないのです。

◆気温以外も気をつけよう

シマリスは気温以外にも「日照時間」を基準に冬眠に入るとも言われています。

明るい室内であればあまり無いことですが、秋ごろから「一日の中で暗い時間が長過ぎないように」気をつけてください。

◆シマリスは初心者向け?

シマリスの飼育はそう難しいものではありません。

ただこの「冬眠」という習性は少し難解なものであると言えます。

可能であれば、シマリスの飼育者さんはできるだけ「相談できる専門家」を持つとよいでしょう。

現在では購入店でのアフターサービスや小動物を診てくれる獣医さんも充実してきています。

そういったところの支えを受けることも「安心した飼育環境作り」のための大切な要素だと言えます。

少し難易度の高い生物でもしっかりと学び、管理していけば、良い状態で飼育していけるものです。

◆野生のシマリスと飼育されたシマリス

シマリスは元々野生動物ですが「飼育下」のシマリスはそう言い切れないのかもしれません。

エサは与えられ、人に慣れコミュニケーションすら取れます。

しかしそのケージの中に、冬の寒さから守ってくれる大きな木の穴や、大量の樹の実や様々な昆虫という餌環境はありません。

もしかするとそのような違いを踏まえ、彼らを「飼育しているペットのシマリス」として捉えてあげることは「安全な冬越し」に繋がる大事なポイントかもしれませんね。

シマリスの飼育者さんは是非寒くなる前に「野生の冬眠」に学び、「野生との違い」を知り、シマリスを安全に冬越しさせてあげてください。

はじめての小動物の冬眠、冬越しのさせ方 リンク集

失敗したくない!ミドリガメを安全に冬眠させる方法
死んだと思ってもあらめないで!冬眠しているハムスターの起こし方
ウサギは冬眠するの?寒い冬を超えるためにできること
リスの飼育初心者の方必見!シマリスは冬眠させた方が良い?

 - 小動物の冬越し