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熱帯魚の餌ってどのくらい?あげる回数、量を考えてみよう!

      2015/10/20

熱帯魚の餌は、キョーリン、テトラ、セラなど多くのメーカーから発売されています。

その餌を、それぞれの水槽へはどのくらいの量をどのくらいの回数与えればよいのか。

そんな疑問は尽きないと思います。

何故なら熱帯魚の餌には明確な量の指定が存在しないからです。

今回はそんなお話に少し踏み込んでみようと思います。

(画像:キョーリンより発売しているひかりクレストシリーズのひとつ)

例えばAさんとBさんが、それぞれの自宅で同じ魚を同じ数飼育しいていても餌の量は同じではありません。

熱帯魚の餌の量とはそれぞれの飼育者がしっかりと考えていかなければならないものなのです。

それではここからその理由や決め方を5つの項目にわけて解説していきます。

◆その1 魚の種類や大きさだけではない

餌の量は魚の大きさや種類や大きさによってもかわります。

小さければ少なくて良いというのは正解の一つですが、成長期にあまり控えすぎても良くない結果を招くこともあるのです。

魚に餌を与えるときは、それぞれの魚がどのくらい食べるのかをまず知らなければなりません。

(画像:ベタの餌の量を考えることはとても大切)

しかしこれが難しく、同じ成体のオスのベタでも飼育者さんによって与える量が随分と違うのです。

例えば

①一日二回にわけベタ用の餌を合計で6粒

②一日2粒から4粒をランダムに様子を見ながら

与える方がいたとします。

このどちらが正解なのでしょうか。

答えは、健康に飼育できていればどちらも正解であるとしか言いようが無いのです。

しかしそれが正解だと決めるのは飼育者さんでもなくベタである事を覚えておきましょう。

ベタは消化不良を起こしやすい魚でもありますので、調子が落ちている時などに日々と同じ量を与えてしまうと負担になってしまうこともあるのです。

その場合はどちらも不正解となりうるということです。

それに同じ大きさのベタだとしても、消化器系の強さには差があり一度に与え過ぎると調子を崩しやすい個体なども存在します。

餌の量はまずは魚の様子を見ながら与えていくのが大切なのです。

◆その2 水温や水槽の状況

水温が高ければ代謝は上がり、低ければ下がります。

もちろんそれは消化にも言えることです。

そのような水温を含めた水槽の状況は給餌量に深く関わります。

例えば混泳水槽、一つの餌に集まる魚が多い時は食いあぶれる魚が出てくるかもしれません。

その場合は餌の量を増やすのではなく、与え方を工夫するなどで対応していかなければならない時もあります。

食べるのが遅い魚がいるからといって多く餌を入れすぎては水質が悪化するし、かと言って与えない訳にはいかないし。

このような事態を抜けるのは単純にはいかないのです。

その他にもコリドラスとテトラにオトシンクルスなど、食事の仕方が異なる魚を同時に飼育しているときはそれぞれ用の餌を、全体的な視点で捉えながら調整していくことになるのです。

(画像:沈んでバラけるタイプのセラビフォルモ

例えば、コリドラス用の餌をテトラがついばむことが多い水槽では、コリドラスが餌を食べれているか確認しながらテトラ用の餌の量を減らしてみるなどといったことでしょうか。

夜行性の魚がいる時は消灯前に与え、できるだけ小さな灯りで観察してみたりすることも必要になるでしょう。

飼育魚を選ぶときは餌をちゃんと与えられるかということをしっかりと考えましょう。

◆その3 飼育書など

多くの市販の餌や飼育書には、一度に与える餌の量が書かれていると思います。

しかしどれもはっきりとは書かれず、ある程度ぼんやりとした表現ではないでしょうか。

それこそが魚の餌の量というものの難しさを表しているのです。

当然ですがどの解説も、意地悪で餌の量を断定しないわけではありません。

給餌をうまくできるようになるためにはまず、魚の餌の量とは断定できないものだと覚えておきましょう。

かといって、そのような資料を参考にしておかなくてよいというわけではありません。

(画像:プレコの飼い方についてかかれた専門書

そのような飼育書に書かれているのは多くのプロの方や愛好家の方の見つけ出した量であり、与え方なのです。

ある意味飼育書はとても信頼できる飼育例なのです。

何も知らずに飼っても良い結果はなかなか生み出せません。

◆その4 餌の与えすぎ

哺乳類などの飼育経験があり、初めて魚を飼う人の多くがこの壁にぶつかります。

実は、哺乳類の様な感覚で魚に餌を与えてはいけないのです。

例えば、魚の中には与えるだけ食べてしまうものがいたりします。

それは空腹というより、目の前の餌を食べなければという野生の本能かもしれません。

欲しがっているから可哀想で…

食べるだけ与えていいものだと思っていた…

まず、その感覚は全て捨てて魚の餌というものを考えるようにしてください。

魚の中には食べ過ぎたことにより内臓へ負担がかかり短命になったり、あとで吐き戻したりしてしまうこともあるのです。

多くの魚の給餌の基本として言われる、一度に多く与えるのではなく少なめをこまめに。

これにはこのような理由があったのです。

そのこまめに…というのですら、どのくらいか考えていくのは難しいことでしょう。

しかし、それを考えていくのは飼育者の大事なつとめなのです。

◆その5 目安

多くの飼育者さんは、最初に飼育した魚の餌の量を決める時にある程度の目安を参考にしたと思います。

飼育書、ネットの情報、購入店の店員さんの話…

いろいろなものが参考になるでしょう。

そのような目安をもとに自分の餌の与え方を見つけていくのはとても大切なことです。

ある程度の平均というものは割と存在しています。

しかしその振り幅が大きすぎて熱帯魚の餌を量や回数を消えるのが難しくなっているのも事実です。

経験の少ない時に、安心できる相談相手や情報源を見つけるのはとても助かるものです。

◆熱帯魚の餌について まとめ

ここまでお話を読んで熱帯魚の餌の量や回数を決めるにあたり、大切なことをいくつかわかっていただけたと思います。

まとめると
・与え過ぎに注意すること
・情報を鵜呑みにしないこと
・魚の様子をしっかりと見ておくこと
・飼育魚の食について知っておくこと
などでしょうか。

少し厳しい話ですが、こう書いてあったから、こう言われたから…というのは何かがあってからでは言い訳にもなりません。

難しいかもしれませんが熱帯魚のエサやりは、しっかりと自分で理解しようとすることが必要なのです。

餌を水槽にただ放り込むのではなく、ちゃんと与えるようにしていきましょう。

そうすれば最初はわからなくとも、飼育している魚達が、健康に育った姿をもってあなたに教えてくれるかもしれません。

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