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熱帯魚が煮魚に?ヒーターの使用事故を起こさないための3つの約束

   

熱帯魚の飼育で欠かせないヒーター。

実は、このヒーターがもとで魚が死んでしまう事故がいくつもあるのです。

今回は、ヒーターの使用事故をおこさないために大切な3つの約束をお話します。

◆約束1 ヒーターの種類を知ろう

熱帯魚の水槽で使用する水中ヒーターと呼ばれるものには、いくつか種類があります。

その中でも代表的なのは二種類、温度設定が出来るものと温度固定式のものがあります。

使用事故をおこさないためには、これらを正しく理解しておくことが重要なのです。

・温度が調整できるタイプ

(画像:ヒーター部分が交換可能な製品は長い目で見ると経済的)

サーモスタットという温度制御をするものがあり、それでヒーターの設定温度を任意で指定するタイプです。

温度調整ができるので魚種に合わせたり、病気の時に水温をあげたりできるのでとても便利です。

サーモスタット部分とヒーター部分が取り外し可能で交換できるものもあります。

注意してほしいのは、こちらに使用されているヒーターは単体では使用できないということです。

サーモスタットによる制御がなければこのヒーターは加温し続けてしまうので魚が煮魚へと変わってしまうのです。

・温度固定式のタイプ

(画層:温度固定式のエヴァリスオートヒーター

こちらはサーモスタットがヒーターの中に内蔵されているタイプです。

オートヒーターとよばれることもあります。

予め水温が設定されていますのでこちらは単体で使用できます。

基本的にその温度以外にはできないので覚えておきましょう。

この二種以外にも気をつけたいのがヒーターの大きさです。

 

ここでお話するヒーターのサイズとは見た目の大きさではなくW(ワット)数です。

水量に対して小さすぎると、水が冷えるのに追いつかずいつまでもヒーターが作動しているのに設定温度にならない…ということにもなりかねません。

必ずヒーターは水量に合わせて選択するようにしましょう。

◆約束2 ヒーターの設置の仕方を気をつけよう

ヒーターは設置方法を間違うと大変なことになってしまいます。

ここからは、いくつかの危険な設置の注意点を紹介していきますので、参考にしながら自分の水槽のヒーターが正しく設置できているか確認してみましょう。

①水面からヒーターが露出する危険はないか

これは、一番気をつけたいことです。

水中ヒーターはその名の通り水中で使用するものです。

空気中で動作させると故障に繋がるどころか火災の原因になりかねません。

本体の一部でも水面から露出しないように気をつけてください。

浅い水槽などで使用する場合、設置した場所と水面が近すぎると水が蒸発した時にヒーターが露出してしまうこともあります。

水槽の水は意外とすぐに蒸発していきますので気をつけましょう。

②設置の向きは正しいか

ヒーターによっては縦向きの設置ができない場合があります。

温度固定式でも、可変式でもサーモスタット部分がヒーター内にあるものは特に縦置きができない商品が多いです。

縦置きが可能と書いていない商品は基本的な横向きの設置を守るようにしましょう。

また温度固定式のものでは、横置きと縦置きで、サーモスタットが働く水温に差がでることもあるというのも覚えておくとよいでしょう。

またサーモスタット部分が別になっている商品は、ヒーターにサーモスタット部分が近すぎると、すぐに水温の上昇を検知してしまって動作を止めてしまうこともあるので注意しましょう。

③サーモスタット部分は水中にあるか

ヒーターの事故で煮魚。

これを起こしてしまう一番多い原因かもしれません。

温度可変式の商品は、サーモスタットの水温を検知する部分がヒーターとは別になっているものが多いです。

この部分が水槽外に出てしまうと、気温によってはいつまでもヒーターが作動し続けることになります。

外気温が20℃なら、水温が何度になろうともずっと20℃だと検知してしまうからです。

ヒーターに比べて小さな部分ですので、水換えのや掃除の時などに水中に入れ忘れないようにしましょう。

水がある程度蒸発しても大丈夫な場所に取り付けることも大切です。

④ヒーターとの接触はしていないか

ヒーターは表面温度が意外と高くなります。

投げ込み式のろ過器などを使用しているときは、ヒーターが接触してしまわないようにしましょう。

プラスチック製のものなどは溶けたりしてしまう危険があるのです。

またヒーターカバーという接触を防ぐものも販売していますが、中に潜り込んでしまいそうな生き物を飼育するときは注意が必要です。

◆約束3 ヒーターは寿命があるものだと知ろう

ヒーターは実は消耗品です。

ある日突然作動しなくなることもあります。

限界の寿命も製品や使用状況により様々ですが、どのメーカーもヒーターは一定期間での交換を推奨しています。

またヒーターの故障に気がつくためには、まめに水温計を観察しておくことが重要です。

(画像:小型の水温計

水温計のない状況でヒーターを使用している方は必ず取り付けるようにしてください。

最近では小型水槽用の小さな水温計もありますから、景観をあまり乱さずにつけれるはずです。

故障した時のための予備を用意しておくことも大切ですが、万が一持っていない時に切れてしまった時はエアコン等で室温をあげて水温を維持しておきながら購入しに行くようにしましょう。

◆ヒーターは生命線

低い水温を苦手とする熱帯魚にとって、ヒーターは寒い季節の生命線です。

熱帯魚を飼育する上で使わなければならない道具、ヒーター。

ちゃんとどのようなものか理解して、魚のためにしっかりと使える飼育者になってあげましょう。

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