身体が充血?ヒレが裂けてる!続・熱帯魚が調子を崩す理由まとめ
前回のお話>>[身体に白い点が…泳ぎ方がおかしい…熱帯魚が調子を崩す理由まとめ]
熱帯魚の身体に現れる不調、ヒレが裂けたり溶けたり、身体が充血したりウロコが逆だったり…
今回はそんな不調や病気をおこしてしまう原因に迫る第二弾です。
◆水質の悪化
水質が悪い。
これは熱帯魚を飼育しているとよく聞く話です。
しかし熱帯魚は好む水質も種類により違いますし、水を見て判断できるようになるのは経験も必要なので、初心者さんには難しいかもしれません。
しかし諦める訳にはいかない…
それでは、視点を変え水質が悪くなる原因を知るようにしてみてはどうでしょうか。
ここからはそんな水質悪化の原因について解説していきます。
①エサの与えすぎ
これはほんとうによくある話です。
熱帯魚のエサは食べきれる量を…とはいいますがその調整が難しくついつい与えすぎてしまう飼育者さんも多いのです。
食べ残しや吐き戻し、エサの与え過ぎによる体調不良で死んだ魚の腐敗での水質の悪化…
恐ろしい話ですがエサの与え過ぎの起こすトラブルとはそういうものなのです。
(画像:悩ましい餌の量)
エサの与え方、回数、量。
一度しっかりと見なおしてみると良いでしょう。
こちらの記事で、その件について詳しく解説していますので参考にしてみてください。
>>>[熱帯魚の餌ってどのくらい?あげる回数、量を考えてみよう!]
②水槽が小さい
水槽が小さい、これは水質の悪化をさせないという点で見るととても不利です。
狭い環境では悪いものが溜まりやすく水質がすぐにだめになることがあるのです。
暖房のきいた狭い室内で空気がこもりなんか息苦しい…そんな感覚に似ているかもしれません。
水量が多いということは水質の変化は緩やかになる、水量が少ないと環境が変化しやすい…そういう風に覚えておきましょう。
③底床の汚れ
ちゃんと水換えしていたのに魚の調子が悪い…
そんな時は底床の汚れを疑ってみましょう。
底床とは水槽の底に敷いた砂やソイルのこと。
そんな中に溜まった汚れ…それはなかなか目には見えないものです。
(画像:底床環境に気をつけたいアピストグラマ)
特にコリドラスやアピストグラマなど底砂付近を好む魚はこれを原因として不調を起こしやすいです。
この場合は、プロホースという製品などのサンドクリーナーを使用したりして手入れをします。
また底床を薄く敷いておくというのも汚れを溜めない方法の一つとして覚えておくと良いでしょう。
◆補足 水槽の触りすぎ
水草を植え替える、流木や石の位置を変える…
これをしょっちゅう行うと水槽の中の汚れが舞い、いつまでも環境が落ち着かない時があります。
魚の種類によっては底の汚れを舞い上げると調子を崩してしまうこともあるのです。
飼育環境を模索することも大切なことですが、できるだけそっとしておいてあげることも大切だということを覚えておいてください。
熱帯魚の不調の原因はそういう細かなところにもあるのです。
それでは、次は
>>[購入した時は既に病気??続々・熱帯魚が調子を崩す理由まとめ]
を御覧ください。
こちらは今までとは違う観点から、飼育魚の不調を学ぶという内容になります。
いろいろと学び魚を守れる飼育者へとなっていきましょう。