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ブラインシュリンプを沸かす(孵化)時、楽にするために覚えたいコツ

   

ブラインシュリンプ。

熱帯魚の繁殖には欠かせないとも言える生き餌。

そんなブラインシュリンプを孵化させる時に覚えておきたいちょっとしたコツをお話します。

今回のお話は、ブラインシュリンプの沸かした経験がないとよくわからないかもしれませんが、未経験の方もいつか沸かせるために頭の片隅にでもいれておいてみてください。

◆生き餌ブラインシュリンプ

ブラインシュリンプは乾燥した状態の卵を塩水にいれ孵化させます。

そこから産まれた生きた幼生はエサと得して優れており、繁殖したばかりの小さな稚魚によく与えられます。

そのまま与えれば良い人工飼料に比べると、どうしても手間は多くなりますが、稚魚ではなくともこのエサを好む魚は多いので覚えておくと飼育の幅が一気に広がります。

基本的な沸かせ方は、水1リットルに対し20グラムの塩をいれたものを28℃ほどに保ち、そこにブラインシュリンプの卵を入れエアレーションをかけて24時間程待ち、その後孵化したブラインの幼生を卵の殻が混ざらないようにして回収する…という方法が有名です。

回収した幼生から塩分を取り除くために真水で洗い、それから魚へと与える。

この方法はもう長く行われていますので、書籍やネット上にも情報はたくさんあります。

(画像:ブラインシュリンプエッグ

ブラインシュリンプの卵を購入すれば説明書がついていたりもします。
※ついていない商品もあります。

しかしあまりにも一般的すぎて細かいコツについては書いていない…そんな一面もあるのです。

それでは、その細かい話をここからしていきましょう。

◆ペットボトルの形を選ぶ

ペットボトルを改造したものを利用したブラインシュリンプの孵化は、一般的に行われています。

ペットボトルが使用されるのには理由があります。

まず加工がしやすいこと、そして手に入りやすいこと。

もう一つ、エアレーションをかける時に細長い形状のおかげで上手く卵が撹拌されるからです。

実はこのペットボトル選びが、結構重要なのです。

そのポイントとは、できるだけデコボコのないものを選ぶことです。

ペットボトルにあるそのでこぼこ、その角になる部分にブラインシュリンプの卵がひっかかってしまうと、孵化率が悪くなってしまうこともあるのです。

またエアレーションを止めて卵の殻を分離させる時(卵の殻が浮かぶ性質を利用するので)容器内にでっぱりがあると、殻が浮いていく時にそこにひっかかりエアチューブなどで幼生だけを吸い出しづらくなります。

このような理由からできるだけ引っかかりのない容器が良いのです。

基本的に加工する部分は蓋のみですから、ペットボトルのような穴の開けやすい蓋のついたガラス瓶でも構いません。

どのようなものを使用するにしても、中の見やすい透明のものが良いでしょう。

◆容器に対しての水の量を減らす

容器の大きさは人それぞれだと思いますが、その中に水をいれる時は少なめにしておくと良いでしょう。

エアレーションをかけるときの泡や、その泡の破裂などで水面以上に水がいってしまうからです。

蓋にはエアーチューブを通す穴と、通気させるための穴(これがないとエアレーションができません)を開けておくのが一般的ですが、水面が近いとその通気穴から水が出て蒸発し、蓋の上に塩が溜まるのです。

容器に対して扱いやすい水の量を見つけておく、毎日沸かすことのあるブラインシュリンプだからこそ決めておきたいものです。

◆見やすいケースに幼生を回収しよう

卵の殻を避けたつもりだったのに割と混ざっていた…

ブラインシュリンプの使用を始めたばかりの頃はまだ慣れていないので、そんな事もあると思います。

卵の殻は水質の悪化だけでなく、消化不良にもつながるのでできるだけ取り除きたい…

その為には回収した幼生を一度プラケースなどの容器に水深浅めでいれてみましょう。

(画像:プラケース

そうすることで全体が見やすくなり、殻の混ざり具合もよく見えるのです。

そこから、ブラインシュリンプを光で集めて、殻が混ざらないようにスポイトで回収するのはそう難しくありません。

そういうふうに殻の混ざりが無いかを確認することを繰り返しながら与えていけば上達もはやくなります。

◆少しだけ余分に沸かす

ブラインシュリンプを、魚に与える量より少し余分に沸かせるというのはまだ不慣れな方にはとても良いです。

そうすることで、前の項目の卵の殻などを取り除く時に、幼生だけをとりやすくなるのです。

一言で言うなら、混ざりのない良い部分だけとって与える…ということになります。

少し贅沢に感じるかもしれませんが、大切な魚にあげる餌だからこそ、技術が伴わない時はそうやって確実性をあげたいものです。

◆エサとコツ

魚のエサというものは、状況により量、与え方などが大きく変わります。

特に新しいエサを使用するときなどは、じっくりと魚の様子を観察したいものです。

上手く使えば良い結果を出してくれるエサ。

エサを上手に扱えれば、魚の健康状態を見る指針にもできます。

魚の為のエサ、そのコツを身につけていくことは飼育技術そのものの向上なのです。

 - 魚飼育の知識