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混泳水槽でエビだけが死んでしまう理由…ヤマト、ミナミヌマエビなど

   

混泳水槽、その中には魚だけでなくエビもいる事があると思います。

ミナミヌマエビやヤマトヌマエビをコケ対策に、チェリーシュリンプやルリーシュリンプを観賞用に…

そんなエビだけがまとめて突然死んでしまう。

魚には異常がないのになんで?

今回はそんな初心者さんの疑問についてお話していきます。

◆エビは魚ではない

エビは魚ではない。

(画像:ルリーシュリンプ

当たり前のことですが、これが死因を見つける大きな鍵となります。

エビと魚の違い、それがあるからエビだけが死ぬ。

そう考えることが実はとても大切なことなのです。

それではその違いに基づいた理由をここから色々と見ていきましょう。

◆高水温

水温が30℃を越える…夏場の飼育ではよくおきてしまうことです。

この30℃、魚にも負担であることが多いですが、エビにとっても負担なのです。

そしてエビの多くは、かなり高水温に弱いので魚より先に死んでしまう…ということになるのです。

ヤマトヌマエビもミナミヌマエビも、熱帯魚と呼ばれる多くの魚に比べれば暑くない地域の生き物だということを覚えておきましょう。

また、高水温に晒されたエビはすぐではなく、数日後に死んでしまうこともあるので、自宅の水槽がそこまで高温になっていなくとも、夏場にエビを購入するときは輸送法に注意が必要です。

夏場はエビだけでなく魚も高水温で弱る可能性のある季節です。

(画像:観賞魚用ファン

観賞魚用のファンなどを利用して水温が上がり過ぎないようにしましょう。

水温が上がることでもう一つ気をつけたいのは溶存酸素というものです。

水温が高いと、水中に溶けている酸素量が減り、酸欠に弱いエビは死んでしまうのです。

そのような季節はエアーレーションなどを行い、溶存酸素を増やすようにしてください。

◆魚に殺されている

ベタ、トーマシー、ラミレジィ、グラミィ、チョウセンブナ、タイワンキンギョ…

この手の魚は実はエビが大好物です。

(画像:アノマロクロミス・トーマシー

性格のきつい種類は口に入らないサイズの大きさのエビを襲うことすらあります。

完全に食べられていれば、死体は見つかりませんが、大きなエビをつつき殺した場合は死体が見つかります。

最近やけにエビの死骸が転がっているな…と思うときは混泳魚を一度疑ってみてください。

エビを突いたり、追い回しているものがいたら犯人かもしれません。

そういう場合は水草の量を増やすなどすれば、一部のエビは生存できることもありますが、落ちている死体が水質の悪化の原因となるためこまめに取り除かなければなりません。

また、魚にも性格なようなものがあり、同じ種類でもエビを襲うもの、襲わないものがいます。

それでけでなく、環境が変わったり、成長すると性格が変わるものもいます。

そのような点も踏まえて混泳を考えてみましょう。

◆農薬

水草には農薬が使用されていることもあります。

その農薬は多くの魚には無害ですが、エビやザリガニなどの甲殻類にはダメージが有ることがあるのです。

(画像:無農薬の水草

新しい水草を追加したらエビだけが死んだ…これは水草に原因があるかもしれません。

農薬は葉だけでなく、ポット植えの水草のロックウール部分などにも染み込んでいます。

全ての水草がエビに対して有害な状態で販売されているわけではありませんが、知識として知っておくと良いでしょう。

最近はエビ用に無農薬の水草も多く販売されていますので心配な方はそちらを利用してみると良いかもしれません。

◆死因は色々

エビにしろ魚にしろ、死因は色々あるものです。

大切に飼育している生き物を死なせてしまったのはとても辛いと思いますが、そこで諦めず何故なのかと考えてみてください。

それはその後の飼育技術の向上へと繋がり、同じことを繰り返さないためでもあります。

生き物の命から学んだこと、できるだけ無駄にしないようにつなげていきたいものです。

 - ミナミヌマエビ, 淡水小型エビ