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熱帯魚魅力図鑑:いつか飼いたいシクリッド、アピストグラマのススメ

   

アピストグラマ。

小さく美しいこの魚をいつか飼育したいと思っている方は多いのではないでしょうか。

可能であれば繁殖も…

今回は多くの方が憧れるアピストグラマについてのお話です。

◆アピストグラマ(Apistogramma)

アピストグラマはシクリッドと呼ばれる魚の一つで、南米に生息しています。

小型で美しく、古くから観賞魚として人気が高いアピストグラマ、その種類はとても多く色彩、体型も様々です。

(画像:アピストグラマ・ボレリィ

小型ながらもオスのフィンスプレッティング(ヒレを広げる威嚇、求愛などで行う)という行動はとても迫力があり見応えも充分です。

また、彼らは繁殖時に卵を守り、産まれた稚魚を守るという子育てをする魚としても知られています。

産卵が近づいている時期から子育て中のメスは見事な黄色に染まりとても美しい姿を見せてくれます。

小さな身体に語り尽くせないほどのたくさんの魅力。

それがアピストグラマなのです。

◆何故難しいと言われるか

アピストグラマの飼育は初心者には難しい。

これはよく言われることです。

それは何故か…

ここからはそんな理由についてお話しましょう。

①種類が豊富

(画像:アピストグラマ・メンデジィ

種類が豊富なアピストグラマ。

全てが同じ環境で飼育できるわけではありません。

種類が多ければ生息場所も違う、だからこそ好む水も違うのです。

比較的容易に作れる環境から、高難易度もものまで。

この幅の広さがアピストグラマの難しさの一つだといえます。

野生採集されたワイルドものとよばれるものと、繁殖されたブリードもので難易度が変わることもあります。

その中でも養殖されたアガシジィやカカトゥオイデスなどが飼いやすいと言われており、入手もしやすく入門種として人気があります。

②攻撃的な性格

アピストグラマは、初心者向きと言われるネオンテトラやグッピーのような小型魚とは全く違う性質の魚です。

強い縄張り意識を持ち同種間で激しく争うこともあるのです。

また多種に対しても過敏に反応することもあり、混泳させることがやや難しい部類に入ります。

種類により気の強さも違い、個体差もある。

そんな彼らの扱いには少し慣れが必要な部分もあるのです。

状況によっては隔離しなければならない。

そういうリスクも伴うのです。

③繁殖する可能性

これは飼育者には嬉しいことかもしれません。

しかしこの繁殖する可能性というのが少しクセモノなのです。

まずアピストグラマは繁殖前にオスとメスでペアを形成します。

このペアは繁殖をする為に縄張りを確保しようとします。

簡単に言うならば、ペアになったほうがなる前に比べ気が強くなる、ということなのです。

これから卵を産もうとしているペア、その攻撃性は彼らのその後にとってとても重要なものですが、攻撃対象になるものからはそれなりな脅威になるのです。

また産卵後のメスはペアであったオスに対しても攻撃的になることもあり、ボロボロにして殺してしまうこともありえる…というペアの間にも注意が必要だったりすることもあるのです。

◆アピストグラマの飼育

アピストグラマを飼育する時には余り大きな水槽は必要ありません。

かといって小さすぎる水槽は水も安定せず、喧嘩になった際の逃げ場もないのであまり勧められません。

そう考えると、飼おうとしているアピストグラマ種類にもよりますが30センチキューブや45センチ水槽などが手頃でしょうか。

これはあくまでペアのみで飼育する場合ですから、複数収容したい時にはあてはまらないので覚えておいてください。

水質は一言では言えません。

アピストグラマには中性付近を好むものからかなりpHの低いものまで存在するのです。

飼育だけなら、初心者さんでも少し勉強すれば環境が作りやすい種類もいます。

アガシジィやカカトゥオイデスが飼いやすいと言われるのもこの水質にあります。

低pHと呼ばれるエリザベサエなどの種類の好む環境を用意するのは知識や経験がなければ中々に難しいでしょう。

▼pH(ペーハー)って何?解説記事はコチラ
>>pHペーハーって何?弱酸性?アルカリ性?初心者の知りたい水質の話

また、アピストグラマはわりと水槽内の低い位置を泳ぎますので、底砂の汚れには注意したいものです。

底砂の汚れなどを原因とするエロモナス症という病気はとても治癒が難しいのです。

一つの予防策として底砂を薄くしき、汚れをためないようにするというのを覚えておくと良いかもしれません。

彼らはケーブスポウナーと呼ばれ、流木の影などに隠れるようにして産卵します。

気が付かないうちに産卵していた…ということもよくあるのです。

アピストグラマのペア飼育はもちろんこの産卵をする可能性を見越すことになりますが、なかなかうまくはいかないこともあります。

オスを別水槽に隔離しなければいけない可能性、稚魚の餌のブラインシュリンプ…

最低でもそれらの課題をクリアできるようにならなければならないのです。

ですが、このように考えなければならないことが多いからこそ、アピストグラマは人気があるとも言えるのです。

◆アピストグラマいろいろ

それではここからアピストグラマを色々と紹介していきましょう。

まずは難しく考えたりせずいろいろなアピストグラマの姿を見てみましょう。

その中で惹かれた種類を調べる…そんなところから初めて見るのも良いかもしれません。

彼らは同じ種類でも地域により色彩の違うものや、改良品種なども存在するので1枚の写真では、その魚を決めつけることはできないということも覚えておきましょう。

アピストグラマ・カカトゥオイデス
Apistogramma cacatuoides

アピストグラマ・パンドゥロ
Apistogramma panduro

アピストグラマ・ビタエニアータ
Apistogramma bitaeniata

アピストグラマ・マクマステリ
Apistogramma macmasteri

アピストグラマ・イリニダエ
Apistogramma iniridae

 

アピストグラマ・エリザベサエ
Apistogramma elizabethae

◆アピストグラマの写真を眺めて

憧れの魚を誰もが飼育できるわけではありません。

すぐに手に入らない、自信がない…理由は人それぞれですが時として我慢をするのも大切なのがペットの飼育です。

そんな時はその魚をどんどんと調べてしまうものです。

そうすることにより新しい種類を知り、また憧れが増える。

なんとも贅沢な悩みです。

気がつけば写真を見るだけでその種類の名前がわかったり。

もちろん実際に飼育してみなければわからないことはたくさんありますが、そんな楽しみもアピストグラマにはあるのです。

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