Guppy(グッピー)|熱帯魚アクアリウム入門WEBサイト

熱帯魚やメダカ等のアクアリウム入門サイトです。各魚の飼育に関するお悩みを解決していきます。グッピー、ベタ、アカヒレ、ミナミヌマエビ等様々な魚の飼育方法を公開しています。

ミドリガメは特定外来生物?飼っても逃がしてはいけない生き物たち

   

特定外来生物。

それは簡単に言ってしまえば一般の飼育が禁止されている生き物です。

今回のお話はその特定外来生物というものの定義でも、細かな解説でもありません。

生き物を飼育していくうえで知っておきたい、逃がしてはいけない…という考えのことなのです。

タイトルのミドリガメは、この記事を書いている現時点では特定外来生物には指定されていません

しかし、そのミドリガメはこのお話を説明する上でとても大切な主役なのです。

◆原因はペットから

特定外来生物は、元々日本の生き物ではありません。

食用、毛皮…いろいろな理由で国内へ持ち込まれた生き物です。

中にはペットとして日本にもちこまれそれが逃げ出して(逃され)野生化したというものもあるのです。

いろいろな生き物が簡単に手に入り飼育できる日本。

そんな国だからこそ、飼育者は気をつけなければならないのです。

◆日本で生きていける生き物

ミドリガメ、彼らはとてもペットとして人気があり毎年多くの数が販売されています。

そのミドリガメが、実はアカミミガメというカメの幼体でとても大きくなることはあまり知られておらず、飼いきれず逃がしてしまう飼育者さんも多いのです。

ここで一つ問題なのが、このミドリガメは日本の国内の環境、しかもありとあらゆる場所へ適応しその分布を広げてしまったことなのです。

ペットとして飼育される中には、そのような適応してしまう生き物は他にもたくさんいます。

それらの種が逃され、野生化で繁殖してしまうと特定外来へと指定されてしまう可能性があるのです。

▼正しく飼えば魅力的 ミドリガメ
>>失敗したくない!ミドリガメを安全に冬眠させる方法

◆日本の生き物を逃がさない

これは意外な盲点かもしれません。

日本国内で捕まえた生き物を安易に逃がしてはいけないのです。

例えばAという池でフナを捕まえたとします。

そのフナをBという池に逃がしてしまいました。

実はここから、いろいろなトラブルが起きてしまうのです。

例を挙げるなら
・Bにはフナがいないはずであったのにフナが入ることで追いやられる生き物がいた
・Bには違う種類のフナがいて雑種が生まれてしまった
・逃がしたフナが病原菌を持っていて他のフナに感染した
などなどいろいろなパターンが有ります。

(画像:観賞用の交雑種

▼フナの多様性ついて正しく学ぼう
>>日本の淡水魚の飼い方!フナの飼育、水槽の作り方

生き物には同じ種類でも、地域差というものもあります。

一度人間が飼育したものは、自然環境とは違う場所で過ごしているので予期せぬ病気を持ち込むことにもなりうるのです。

(画像:メダカも放流してはいけない)

このフナをミナミヌマエビにおきかえて考えて見るとどうでしょうか?

飼えなくなるから自然に返してあげたい…じつはその思いはそこに住んでいる生き物からすれば勝手なことなのかもしれないという事を忘れないようにしましょう。

放流とは、しっかりとした知識、環境の把握などの上に行われるものであり、素人がするものではないのです。

例えばオヤニラミという魚は安易な放流が原因で、ある地域では希少野生生物として保護され、ある地域では放流が禁止で飼養には許可が必要…というなんとも不思議な状態になってしまっているのです。

◆手におえなくなる生き物

やむおえない事情。

どうにも飼育できずペットを手放さなければならない時はあるかもしれません。

もちろん出来る限り飼育していたいものですが、身体を壊してしまったり不慮の事故でどうにもならないことはあるものです。

その時には、逃がすという選択肢は絶対にとらないでください。

日本で生きていけないと思われる生き物も、しばらくは生存し、人の家に侵入などして迷惑をかけるかもしれません。

逃がしてはいけない生き物、それは全てだといえるでしょう。

その生き物には、水草などの植物も含まれます。

特定外来生物には植物も含まれるのです。

昔はビオトープなどの浮草として使用されていたウォーターレタスも今は特定外来生物に指定され、今は所持することはできないのです。

◆特定外来生物を考えることで

特定外来生物の話はいまでは口うるさくあちことで言われています。

自分は逃さないからとしっかりと決めており、その話がほとんど無関係な飼育者さんも多いでしょう。

しかしこの特定外来生物は、自分の飼育しているペットにも向けられるかもしれないのです。

そしてもう一つ、意識しておきたいことがあります。

特定外来生物へと指定される生き物の特徴です。

彼らが日本国内の環境へと適応できるという事。

それを知ることは逃がしてはならないという教訓だけでなく、その生き物自体の事を知ることでもあるのです。

(画像:などでも勉強してみよう)

買っている生き物を知るため、自分のペットを過去に特定外来生物に指定されている生き物たちと比べてみても良いかもしれませんね。

そして最後に、タイトルの逃がしてはいけない生き物。

それは全てのペットに言えることなのかもしれません。

 - カメ, 魚飼育の知識