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安心な水合わせ点滴法!ビーシュリンプなどのデリケートな生体に!

   

ビーシュリンプ、チェリーシュリンプ、ミナミヌマエビ、ルリーシュリンプにヤマトヌマエビ…

小さなエビたちは今やアクアリウムの人気者です。

しかしこのエビたち、水質の変化に敏感で少しデリケートな部分をもつのです。

そんな繊細なエビたちの水合わせで使いたい点滴法。

点滴法の最中に気をつけたいことや、より良くするためのコツ…初心者さんにもわかりやすく解説していきます。

この点滴法、エビだけでなく色々な生き物に使えますので、アクアリストとして覚えておいて損はないはずです。

◆水合わせ

水合わせとはその名の通り、水を合わせることです。

水質、水温この2つの要素、これをどのように合わせていくか…これが重要なのです。

水合わせは新しく購入してきた生き物の導入時には避けて通れないもの。

そんな水合わせには色々なやり方があるのです。

その前に水合わせは何をするものかもう一度おさらいしましょう。

例えば、ルリーシュリンプを10匹、通信販売で購入したとします。

(画像:ルリーシュリンプ

このルリーシュリンプはお店で飼育されていた水と一緒におくられてくるわけですが、当然ながら家で準備してある水槽の中の水とは違うものです。

まずは水温、人間でもクーラーをかけた部屋からいきなり暑い外へ出ると目眩がするように、ルリーシュリンプにとっても水温差が負担となります。

この水温の差をいきなりではなくできるだけ緩やかに無くしていく、これが肝心なのです。

次に水質。

水質も水温と同じで、急激な変化を与えてはいけないものです。

水の中に暮らす生き物は、水質の変化をいきなりうけるとそれが原因で不調をおこしてしまうのです。

水質もゆるやかに合わせる。

今回お話する点滴法はその為の方法なのです。

◆点滴法

点滴法に必要な道具はそう高価なものではありません。

・バケツ(他の容器でも可)
・エアーチューブ
・一方コック
・プラケース(水温合わせ用)

基本はこれだけ。

これ以外には

・キスゴム
・スポイト
・エアーストーン

があると便利です。

これらを全部揃えても1000円前後ほどではないでしょうか。

(画像:点滴法の道具のセット

それではその使用法をお話しましょう。

お話をわかりやすくするために、引き続きルリーシュリンプを10匹購入したとします。

①バケツと飼育容器の配置

点滴法まずバケツ(以下A)にルリーシュリンプと、送られてきた袋の中の水をいれます。

それを飼育水槽(以下B)より低い位置に配置します。

②一方コックをつけたエアチューブをセット

点滴法図のように双方をエアーチューブで繋ぎます。

この時にAの側に一方コックを取り付けておきます。

エアーチューブは水槽の蓋に軽く挟んだり、キスゴムで固定するなどして動かないようにしておきましょう。

Bの中に、エアーチューブで吸い込んでしまいそうな稚エビ等がいたら、吸い込み防止用としてBの側にエアレーションで使用するエアーストーンをつけます。

②点滴の開始

点滴法それではスポイトをAの側にある一方コックの先につっこみ吸い込んでみましょう。

上手くできない場合は一時的に一方コックを外したり、口で軽く吸い込んでも良いです。

そうするとBからAに水が流れ始めます。

この時に勢いを緩めるために一方コックを調整しましょう。

そうするとAへBの水がポタポタと少しづつ少しづつはいっていきます。

これを点滴とよぶわけです。

このまま置いておけばだんだんとAの水はBの水で薄まっていきます。

これでAの水をBの水へとゆっくり、そしてしっかりと入れ替えるのです。

ここは人それぞれの感覚もあるのですが、できるだけBの水へと入れ替えるようにしましょう。

この時、Bの水が減りすぎると困るので、A側の水をある程度増えたらそのぶん捨てるというのを合わせて行うとよりよいです。

捨てながら行えば、Bの水の使用量はかなり減ります。

③仕上げに

点滴による水質合わせが終わったら、プラケースなどにAのルリーシュリンプを移しBに浮かべます。

そのままBの水温とプラケース内の水温が揃うのを待ちましょう。

水温が揃ったのを確認したら静かにルリーシュリンプを水槽内に放します。

この時にプラケースの中の水はほとんどBの飼育水になっていますが、心配な場合はルリーシュリンプだけをすくって放します。

これで完了です。

◆点滴法の弱点

点滴法の弱点、それは時間がかかることです。

その間のデメリットしては、まずは水温でしょう。

水槽と違いバケツの中の水は少ないですから温度が変化しやすいです。

夏場や冬場などは特に温度が変わりやすいので、室温をエアコン等で適温へと調整するなどの対策をしておくと良いでしょう。

また購入した生き物の数が多かったり、水が悪かったりすると酸欠になりやすいものです。

点滴法の時は保険としてバケツ側でエアレーションをかけておくと良いでしょう。

この場合は少ない水量に対してエアーレーションをすることになるので、一方コックなどで流量を調整してあげましょう。

このような事に気をつけながら行えば点滴法はより良い方法へとなるのです。

◆点滴法だけが正解ではない

極端な話ですが、点滴法が全て正しい訳ではありません。

いろいろな水合わせ方法のそれぞれに利点があるのです。

水合わせを何のために行うか、その方法を何故選択するか。

それを一度考えてみると良いかもしれません。

点滴法のメリットは確実性が高く、水質のショックを起こしにくいというものです。

それを理解して上手く使えるようになれば、水合わせがよりうまくなることでしょう。

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