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屋外でメダカを飼いたい!効果的な水草の植え方

      2015/11/16

屋外でメダカを育てるときに「水草」を植えたいと思う方は多いと思います。

今回は「屋外のメダカ用」の水草の植え方をお話します。

水草を選ぼう

屋外で水草を生育することはそう難しいことではありません。

ですが、最初は生育しやすい水草を選ぶことが大切です。

屋外で使用することの多い水草には「浮かべるもの」と「水中に植えるもの」があります。

それらの扱いは色々とあり、その特性を知ることでより良い水草の「植え方」を実践することができます。

浮草

水面に浮かべるいわゆる「浮草」です。

メダカの飼育にはまずこちらをおすすめします。

浮草はよほど一日中日陰になるようなところでなければ春~秋の間はよく増えるものがほとんどです。

基本的にこの水草に「植え方」はありません。

水面に「浮かべておく」だけで屋外であれば基本的に生育できます。

雨除け等で容器に蓋をする場合は、蒸れてしまうとよくありませんので、そこそこの通気の良さを保ってください。(密封するのはメダカにとっても良くありません)

全く日光が当たらなのは問題ですが、逆に強い日差しが当たりすぎると葉焼けをおこしてしまう事があるので、まだ若い葉が茶色く変色してしまう場合等は簾等で日差しを調整してあげてください。

根が産卵場所になったり、熱い日差しよけになったりと、メダカの飼育にメリットの多い存在です。

気をつけなければならないのは、「水面を覆い尽くさないようにすること」。

水面を覆ってしまうと水中への光を完全に遮り水中の植物を枯らしたりしてしまいます。

水中に植物がなくとも、狭い飼育環境ではある程度光が水中にさすことや、水面が空気に触れている事も大切なのです。

環境にもよりますが水面の半分程度にしておけばよいでしょう。

水草を引くときは、「根にメダカの卵が産み付けられていないか」を確認することも忘れないで下さい。

また越冬できないものが多いので、冬場は枯れていってしまうことがあります。

枯れたものはあまり水中に残すのも良くないので取り除きましょう。

また、数株を枯れる前に室内の明るい窓際等に置いた容器に浮かべて維持しておけば、また暖かくなった時に屋外で増やすことができます。

(画像:アマゾンフロッグピット

【メダカの育成に用いられる代表的な浮草】
ホテイアオイ アマゾンフロッグビット サルビニア・ククラータ 等

水草を植えよう

さて今度は「浮草」以外の水草の話です。

こちらは基本的には水中に植えて根を張らせる事で生育します。

こちらは「より自分にあった水草の選択と植え方」ができるように5つの項目にわけて解説します。

①底砂について

水草を植えるためには底に「砂」や「土」を入れる必要があります。

そういったものは水質浄化のバクテリアの住処等になりますので良い結果をもたらす場合があります。

ただ、選択するものによっては「水質に影響」を出してしまったりしますので、知識がない場合は「メダカの飼育専用のもの」を使用するのが無難です。

方法は二つ「底に直接敷いて使用」する方法と「何か容器に入れて沈める方法」があります。

慣れていないうちは「容器に入れて沈める」ほうが管理もしやすいのでオススメです。

また底砂は洗ってから使用しなければならないものもありますので注意してください。

また、メダカを入れる前であれば良いのですが、すでに飼育している容器に追加したい場合は「驚かしたりしないようにする」ことや「底の汚れを舞い上げない」等の注意が必要です。

②複数の水草を維持する難しさ

屋外で複数の水草を同時に育てることは、少し難しい一面もあります。

室内でも起こりうるのですが、屋外では成長が早く、強い水草が弱い水草をどんどんと押しのけて育っていく場合があるのです。

それを回避するためには、上記の「砂を入れた容器」を別のものにしてそれぞれ沈める等の対策が必要です。

③水上に伸びてくる水草とそうでない水草

水草には「水上葉」を出し水面より成長してくるものと、水中だけで成長するものがあります。

水上化する品種は、屋外では水上葉を出しやすく、またそれが一つの魅力でもあります。

水上用を展開させる場合、浮草の項目に書いたように「水中への光を遮りすぎないように」しましょう。

その場合一度に水上葉を切り取ってしまうと株自体が弱ってしまうことがあるので、間引くように残しながら切っていく事が大切です。

④水草は間隔を開けて

水草を購入してくるとスポンジ等で束にしてあることが多いと思います。

これらは必ず外し、ばらしてから「ある程度間隔をあけて」植えていきましょう。

そのまま植えることは根の成長を阻害してしまうのでよくありません。

あまり密集させないのはその後の成長するスペースを作るためです。

⑤優しく植えよう

水草の根を傷つけないように指やピンセットで優しく植えてください。

また「作業中」に乾燥させないように、容器に水と一緒に入れておく等してから作業してください。

それではこの後に「屋外で生育しやすい水草」の種類を紹介していきますので参考にしてください。

育てやすい水草の種類

それでは屋外でも育成しやすい水草を紹介していきます。

・アナカリス

(画像:アナカリス

こちらは非常に強い水草です。

植えても育ちますが水中に浮かべておくだけでも成長します。

ある程度の耐寒性もあり日光の弱い環境でも成長します。

・グリーン・ロタラ

(画像:グリーンロタラ

ロタラと呼ばれる水草の一種です。

このグリーン・ロタラは屋外にしっりと適応することが多いです。また水上葉も展開していきます。

・ウォーターマッシュルーム

こちらは非常に強い水草です。

水上にも丸い葉をどんどんと展開していく強健種です。

屋外の越冬例も多い品種です。

マツモ

(画像:マツモ

産卵場所としても好まれ成長も早い品種です。

カルキを抜いていない水にさらすと葉がバラバラになってしまう場合がありますので注意して下さい。

またこちらは根を持たない品種ですので浮かべておけば大丈夫です。

ウィローモス

(画像:ウィローモス

こちらは少し特殊で「植える」のではなく、「流木」等にしばりつけて、「活着」させて使用する水草です。

慣れないうちは「活着済み」のものを購入してきてもよいでしょう。

活着させなくとも浮かべておけば育ちますが、散らばりやすく手入れが難しいので注意が必要です。

注意したい水草

では最後に注意したい水草について書いていきます。

こちらも購入の参考になると思いますのでぜひご一読ください。

・農薬

水草には農薬が使用されている場合があります。

多くはメダカにはあまり影響のないものですが、一部危険なものもあります。

園芸用として販売されているものなどは、特に注意をしてください。

また「エビ」を一緒に飼育している場合は、特に農薬に弱い生き物ですので注意が必要です。

・カボンバ

金魚藻として販売されているメジャーな水草です。

こちらはよく売られているのですが「低光量」や「アルカリ性の水質」に弱く少し育成が難しかったりします。

馴染んでしまえば比較的強い種類ですが、似たような見た目の「マツモ」とおなじようにはいかないので注意してください。

・天然採取の水草

天然採取の水草を使用する方も多いと思います。
こちらはまず農薬だったり、除草剤等が散布されている可能性を考えてみてください。

また、安全なものでも「メダカを食べる」水生昆虫等の混入には十分注意が必要です。

植物にそれらの生物の卵が植え付けられていることもあります。

また「ウォーターレタス」等の「生育自体が法律で禁じられている」ものもあります。

こちらに関しては特定外来生物と調べてみてください。

・睡蓮

こちらもメダカと共に育てる事が多いと思われます。

ただ睡蓮は育成に肥料が必要であったりしますので、ちゃんと知識を備えた上で入手してください。

水草とメダカ

水草は環境に対し良い結果をもたらすことが多いです。

産卵場所、休憩場所に日除け、それに水質浄化作用…水草が良いと言われる理由をあげていくと、きりがありません。

ただ、メダカにとって「無理してまで」水草を植えることは良くありません。

解説中にも書きましたが、「すでに飼育している環境への追加」は「あまり刺激を与えないように」行うことが大切です。

環境の急変はメダカにとってダメージになる場合があります。

そういう場合は「マツモ」等の植える必要の無いものを選ぶなどしていくのも、一つだと思います。

メダカと植物の共生、それは生物的にも視覚的にも素晴らしことですが、まずは「メダカの為に水草を植える」ことを考えてみてください。

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