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色素がない?色彩変異?白い身体に赤い目…アルビノ観賞魚の世界

   

白い身体に赤い目。

グッピーにセルフィンプレコに、ポリプテルス・セネガルスにペルマトにラコビー…

観賞魚店を見ていると通常の色彩とは違う個体を見かけることもあると思います。

それはアルビノとよばれる色彩変異個体なのです。

今回はそのアルビノの世界を少し覗いてみましょう。

◆アルビノとは

(画像:アルビノの琥珀メダカ

先天的にメラニンとよばれる色素がなく、白い身体に赤い目をもつ生き物のことです。

魚にかぎらず、爬虫類、鳥類、哺乳類など多くの生き物に見られます。

観賞魚の世界では、多くの種類のアルビノが流通しその美しさを楽しまれています。

◆固定

魚の種類によってアルビノ種の価格の設定は大きく変わります。

本来の体色のものとあまり変わらない値段であったり、極端に値段が違うものだったり。

それにはいろいろな理由がありますが、その中の大きな要素に固定されているかどうかというものがあります。

アルビノとはそもそも突然変異なので、通常の自然界ではそう多くは存在しません。

そしてアルビノにかぎらず色彩、容姿様々な突然変異が存在します。

その突然変異同士を掛けあわせ繁殖させるなどとして、その特徴を持った個体を安定して生み出せるようにする試みは古くから行われてきました。

細かく話すととても難しい話になりますのが、そのようにすることを固定すると言うのです。

固定に成功したアルビノは流通量も増えますので価格も落ち着きます。

なかなか固定が進まないものは希少価値から高額。

そのようなことが背景にあるのです。

(画像:アルビノのレモンテトラ

例えば小型カラシンの仲間であるレモンテトラなどはアルビノが固定されており、入手もしやすいので多くの方が楽しんでいます。

◆アルビノは視力が弱い?

アルビノは視力が弱い、そう言われることが多いです。

彼らは皮膚や目に黒い色素がないので確かにそのような弱い部分がいくつかあるのです。

しかし、テトラ等を中心とした小型魚の混泳飼育をしているうえでは、アルビノだからといって他の魚より極端に餌に遅れるということは少ないようです。

同じ小型の魚であるメダカのアルビノは、アルビノ種でないメダカに比べて弱く、難易度が高いとされています。

コリドラス・アエネウスのアルビノ、通称白コリなどは個体によっては通常カラーのアエネウスを凌ぐ勢いを見せることすらあります。

しかし、大きめの個体を少数飼育するポリプテルスの仲間などではその視力の弱さが確認される場面が多く、人によっては通常の色彩の個体とは別で飼育するようにするなどの対策をしています。

視力の差は、その種の餌のとり方、環境などで影響が出たり出なかったりするのです。

◆白いからアルビノではない

アルビノではないのに身体が白い突然変異個体。

これも生き物の世界では存在します。

観賞魚の世界ではあまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、爬虫類の世界ではリューシスティック(白変種)と呼ばれる身体は白いけれど目の赤くない個体がよくいるものです。

ポピュラーな種類であるヒョウモントカゲモドキのアルビノ、リューシスティックを見比べてみるとその差がよく分かります。

アクアリストに身近な生き物としては、ウーパールーパーのリューシスティックが知られています。

よく見ればリューシスティックとアルビノの間にはいろいろな違いがあるので、比較してみると面白いかもしれません。

◆アルビノ種の楽しみ

(画像:RREAとよばれる特徴を持ったグッピー

グッピーの世界などではアルビノの特徴を利用して様々な品種が生み出され、RREA(リアルレッドアイアルビノ)と呼ばれたりしながら楽しまれてきました。

魚によってはアルビノ種は弱く育て上げることが難しいので、古くから存在してもなかなか流通しないものもいます。

そんなアルビノ種は人により好みが分かれると思いますが、ちゃんと育て上げればとても美しい状態となります。

もちろんそれはアルビノ種以外にも言えることです。

アルビノ種を楽しむ。

その為には、その個体をただ希少なアルビノだから飼育するのではなく、その美しさに惚れ込んだから飼育するという心が必要なのかもしれません。

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