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ちゃんと水替えしていたのに死んでしまった…初心者水換え講座後編!

   

初心者が正しく知りたいアクアリウム水換え講座後編、今回は水換えの目安の考え方についてお話します。

▼前編はコチラ
水換え不要?頻度や量は?人により違う?アクアリウム水換え講座前編

◆ちゃんと水換えとは

「ちゃんと水替えしていたのに死んでしまった…」

前回のお話で解説したとおり、これは水換えというものを本質的に理解していないからです。

よく言われる、週に3分の1の水換え。

(画像:飼育魚のための水換えをしよう)

これを盲目的にちゃんとした水換えだと思い込んでいる人が多いのです。

前回でお話したのは、何故水換えのやり方が人それぞれで違うのか…ということ。

今回はその反対で、何故週に3分の1が一つの目安として言われているかということを考えてみましょう。

◆一度に換えるのは…

水槽の水を一度に換えてしまうと水槽内のバクテリアが一気に減少するからよくない。

そう聞いたことのある方も多いと思います。

これを理解するためにはバクテリアがどのようなものかをある程度理解しなけばならないので、初心者さんにはよくわからないかもしれません。

もっと簡単に言うならば魚は急激な水質の変化に弱い。

ということです。

だから3分の1という量が薦められているのです。

もう少し細かく言うならば、少なすぎる水換えも多すぎる水換え、速いペース遅いペース…どちらも利点がありマイナスもあるものです。

しかしこれも難しい…

だから3分の1という無難な量、週一という無難なペース。

これが目安とされるのです。

◆無難な水換えとは

無難な水換え、それが週3分の1。

これは必ず正解ではありませんが、多くの飼育魚、環境にある程度当てはまるものでもあります。

その維持方法でそこまで問題が起きにくい魚…これが初心者向けと言われている魚の中の特徴でもあります。

(画像:魚の特性を知ろう

もちろんこの初心者向けの中でも例外があります。

この週の3分の1とはある程度の水量、適正な飼育数、フィルター環境を前提としているのです。

この価値観をボトルアクアリウムや、1リットルほどの小さな容器で飼育しているベタに完全に当てはめるのは無理が生じる場合があるのです。

◆水換え不要

前編のタイトルにもあった水換え不要。

これは昔から言われている言葉の一つです。

全然水替えしていないけど問題ない!などと書かれた記事を見ると思いますが、これが中々クセモノなのです。

簡単にそんなことができたら、誰でもどんな魚でも飼育ができてしまいます。

それにこの問題ない!というのもかなり個人の主観なのです。

そしてこの話で重要なのは、どのような環境で、どのくらいの期間問題がおきなかったか…ということなのです。

一時的な安定、これは実はそこまで難しいものではありません。

それは、そんなに早いペースで魚に悪影響を及ぼすものが蓄積していかないからなのです。※状況により急激な悪化もあり得ます。

それが徐々に溜まり限界値を越える…これがよくある水槽崩壊のパターンです。

それを理解していれば、安易な水換え不要ということが存在しないことがわかるのです。
不要とまでは行きませんが、水換えのペースを落とせる環境づくりというのは確かに存在します。

しかしそれにはとてもスキルが必要なのです。

◆足し水

蒸発した分を足しているだけ。

水換え不要と少し近いように聞こえるかもしれませんがこれは大きく違います。

これは新しい水を足すという行為により水質が維持されているからです。

一番わかり易いのは屋外のビオトープ。

この場合は屋外という特性上、自然に近い浄化サイクルができやすく足し水管理が容易になることが多いのです。

もちろん、屋外ならいつでもどのような環境でも足し水管理が可能だとは言い切れないというのは覚えておかなければなりません。

室内でもそれに近い環境、管理を作り上げている人は少なくありません。

他にも飼育している生物のために、あえて足し水でという方もいます。

水換えと足し水を組み合わせることで、よりよい維持をするという方法も珍しくありません。

ですがこれはある程度理解している人達。

初心者の方はただ真似をするのではなく、どのくらいの水が減り、どのくらい足したかということをちゃんと意識していくようにしましょう。

◆水換えはすれば良いというものではないけれど

水換えはすれば良いというものではないということを、前後編をよんでいただきよくわかっていただけたと思います。

しかし、慣れないうちはある程度の水換えをしっかりちゃんと続けておいたほうが環境が維持されやすいというのも事実です。

ここが初心者さんがステップアップしようとすると混乱するポイントでもあります。

正しい水換え…それは初心者さんだけじゃなく経験の長い方にも永遠のテーマとも言えるものです。

その中で覚えたいことは本当にたくさんありますが、先ず大切なのは
・水換えだけが水質の維持でないと知ること
・水換えでしかできないことがあると知ること
ということじゃないでしょうか。

ちゃんと水替えしていたのに死んでしまった…

これは魚の飼育をマニュアルでできると思い込んでしまっているから出てきてしまう言葉です。

魚の飼育をうまくなるためには、日々の観察、経験、知識…様々なものを常に生きている状態で行っていかなければならないのです。

自分はちゃんとやっている…そう思い込まないこと。

これが一番大切なことなのかもしれません。

 - 魚飼育の知識