Guppy(グッピー)|熱帯魚アクアリウム入門WEBサイト

熱帯魚やメダカ等のアクアリウム入門サイトです。各魚の飼育に関するお悩みを解決していきます。グッピー、ベタ、アカヒレ、ミナミヌマエビ等様々な魚の飼育方法を公開しています。

老衰と寿命。年老いたベタのエサ、水換えなど…世話の注意点【後編】

   

▼前回のお話
>>老衰と寿命。年老いたベタのエサ、水換えなど…世話の注意点【前編】

寿命が長いとはいえない、むしろ短い魚であるベタ。

今回はそんなベタの寿命、老衰についてのお話の後編です。

この回では前回にお話した寿命の終わりを近くに控えた、年老いたベタの扱いについてお話します。

◆年老いたベタ

(画像:ベタの元気な姿)

年老いたベタは動きが鈍くなり痩せてくる…これは前回お話した老成個体の特徴の一つです。

そんなベタは、活発であった頃よりも弱い生き物です。

ここから、そんな年老いたベタだからこそ気をつけたい飼育のポイントを見ていきましょう。

①水流に注意

元々水流が苦手な魚であるベタ。

殆どの飼育者さんがその対策をして飼育していると思います。

老成個体は若い個体よりもこの水流には弱くなります。

特にヒレの大きなハーフムーンやベールテール(トラディショナルベタ)ではその負荷はとても大きな物へとなるでしょう。

ヒレが裂けてしまう、ボロボロになってしまう…普通に飼育していてもそうなりやすいベタの老成個体。

彼らの飼育水槽でろ過器を使用している場合は水流が強くなり過ぎぬよう充分に注意してください。

②水温変化に注意

ベタは小さな容器での飼育をすることも多いと思います。

小さな容器は外気温の影響を受け易いので、温度差が出てしまいやすいので気をつけてください。

水換えなどの時も新しい水ともともとの飼育水の温度をそろえ、できるだけ静かに行うように注意しましょう。

③深すぎる水深はだめ

ベタはラビリンス器官というものをもち、空気中から酸素をとりこむ性質があります。

そのためにベタは水面へと日に何回も近づきます。

この時に水深が深すぎると体力の消耗へと繋がるのです。

30センチキューブなどの水深のある水槽で飼育しているときは、老成個体に合わせ少し下げてやると良いかもしれません。

④フレアリングはさせないで

ベタの美しさを保つフレアリング。

日々のトレーニングとしても行うフレアリングですが、老成個体には行わせようとしないでください。

年老いたベタは通常フレアリングをしなくなるものです。

だからこそ無理してさせようとしなくて良いのです。

⑤餌の量は控えめに

餌の量を少し控える。

ベタは消化不良になりやすい魚ですので老成個体では特にそれに気をつけるのです。

だんだんと食べ残しなどが出やすくなり、やがて餌を食べなくなる。

それは死が近いサインでもあります。

食べ残しなどが水槽内に残らないように気をつけて、食べ残しが出た場合は静かに取り除くようにしましょう。

⑥薬浴に弱くなる

病気の治療のための薬浴。

これは魚にも負担がかかるものです。

年老いた個体はその刺激によりすぐに死んでしまうことも少なくありません。

年老いた個体は若い頃よりも、病気と薬浴、その両方に対して弱くなっているのです。

◆寝ているようなベタ

年老いたベタは余り動かず、水底でじっとしています。

個体によっては身体を横にして、まるで死んでしまったような姿をしている時があります。

そんな日が続き、いつかベタの寿命は本当に尽きることとなります。

とても寂し別れですが、相手は生き物である以上しかたのないことです。

寿命と言ってもどの個体も一定ではありません。

自分の飼育魚を本当に上手く飼育できたのか。

愛魚の死に直面した時にいろいろ考え思うことはあるでしょう。

(画像:ベタとの思い出を大切にしよう)

ベタと一緒に過ごさせてもらった素敵な時間。

もしその後に新しくベタを迎いいれるときに、その経験を思い出すことはとても大切なことなのかもしれません。

 - ベタ