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ミナミヌマエビ、チェリーシュリンプの寿命から考える購入時期と繁殖

   

ミナミヌマエビにチェリーシュリンプ。

観賞用やコケ取り生体としてとても人気の小さな淡水エビです。

彼らの繁殖は全て淡水の中で行われるため、飼育下でも増やしていくことができるのです。

今回はそんなミナミヌマエビやチェリーシュリンプの寿命から考える繁殖のお話です。

◆同じような考え方の出来るエビ達

(画像:通販等で通年入手できるようになったシュリンプ達)

ミナミヌマエビとチェリーシュリンプはよく似ています。

厳密に言えば違うエビですが、彼らの生態、サイズ、飼育法はほぼ同じとも言える部分が多く、一纏めで話されることが多いのです。

そんな小型のエビである彼らの寿命も似通っています。

エビの寿命は飼育環境にも左右されることが多く、一言では言い切れないのですがそう長生きする生き物ではないと捉えてください。

その寿命は約一年からそれ以上と振り幅があるのですが、概ね一年前後、長く見て一年半とととらえるのが平均的な数字に一番近いと思われます。

同じようにアクアリウムの世界で飼育されるポピュラーな種であるヤマトヌマエビは割と寿命が長いので、ミナミヌマエビと混同しないようにしましょう。
※ヤマトヌマエビは淡水飼育下では繁殖はしません

この一年という数字はミナミヌマエビを維持していくうえでは短いと感じるかもしれません。

特に彼らをコケとり生体として水槽内に入れている場合などはその活躍期間が長く欲しいものでしょう。

そんな彼らを維持する方法、それは繁殖です。

累代飼育(繁殖を重ね何世代も飼育していくこと)を続けていくことで、いつも若いミナミヌマエビやチェリーシュリンプがいる。

そういう状態を作り出すのです。

◆加温と無加温

累代飼育を考える上で、加温か無加温かというのはとても大きなポイントになります。

簡単にいえば、ミナミヌマエビの繁殖を一年中狙うのであれば加温。

季節に任せるのであれば無加温。

こういうかんじにわかれるからです。

基本的に無加温飼育は水温の低下してしまう冬季は繁殖が止まるものとなるのです。※無加温でも室内飼育などである程度の水温が保たれているならば水温が低下しても繁殖が続く場合があります。

繁殖を狙う方はここで寿命を意識してしまうと思います。

加温水槽であればよいのですが、寒い冬は繁殖しない無加温水槽、その間に減っていく寿命。

水温低下で繁殖が止まる前、要するに秋ごろには来年へつなぐために新しい世代の稚エビを確保しておきたいものです。

そうなるとミナミヌマエビの購入時期を秋ごろまでと設定することが重要のように思えます。

夏場は高温に弱いエビですから、輸送などのダメージを考えると避けたい。

しかし冬場は活動が鈍るから買いどきではない…

そう考えていくと春頃の購入、これがある種のベターな選択だというのが見えてくるのではないでしょうか。

春先に購入すれば、そこから上がっていく水温により繁殖が始まり、上手く飼育できていれば冬季を迎える頃には新しい世代どころか、いろいろなサイズのミナミヌマエビが確保できることでしょう。

◆加温と無加温、その寿命差

前の項目では無加温水槽における購入時期についてお話しました。

ここでもう一つ気になる話があります。

常に繁殖できる水温が保たれる加温水槽、冬季は活動の鈍る無加温水槽。

この2つの環境における寿命は同じなのでしょうか。

寿命を決める要素は当然ながら水温だけではないため、一概にはいえませんが水温が高ければ高いほうが代謝が上がり生物の寿命は縮まる傾向があります。

そこからすると加温水槽のほうが寿命が短くなるという可能性が高くなるのです。

しかし冬季も活動し、環境さえ整えればちゃんと繁殖をしてくれます。

(画像:ミナミヌマエビの通販

このどちらが良いか、それは飼育者さん次第ですが、そういう点も意識して観察してみるとより楽しめるかもしれません。

環境による寿命の違い。

これをしっかり把握するにはとてつもない努力と研究をしなければならないので、一般では無理かもしれませんが、感覚的にとらえることくらいは可能です。

ミナミヌマエビ、チェリーシュリンプ、彼らと同様に楽しめると言われている小型のエビたち。

そんな彼らの短い生涯から学ぶことはとてもたくさんあるのかもしれませんね。

 - ミナミヌマエビ, 淡水小型エビ