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メタルラックで水槽崩壊!?専用水槽台以外は絶対ダメなの?

      2015/12/22

メタルラックに水槽。

この組み合わせは、水槽が割れる危険が高いと言われています。

熱帯魚の飼育では安全面から専用水槽台が薦められることが当たり前となっています。

「やはり水槽には、専用の水槽台以外の使用はダメなのでしょうか?」

そんな質問もいただきましたので、今回はメタルラックでの水槽崩壊の理由と合わせてお答えしたいと思います。

◆メタルラックは形状が危険

メタルラックは製品により耐荷重に差があります。

70キロ程度に耐えれるとされているものから200キロをこえる重量でも耐えれるとされているものまで。

この重量内なら大丈夫だと思う方もいるかもしれませんが、実はそうではないのです。

 

メタルラックの物をのせる場所は、板状ではありません。

細長い棒状のものが並行にならび、それが交差しているだけ。

ここに水槽が乗るのです。

そうすることで、メタルラック自体は大丈夫でも、水槽の底に負荷がかかるのです。

またこの形状に、水槽のような重量のあるものをのせてしまえば簡単に歪みが生まれます。

家電等を置くには気にならない程度の微細な歪み。

これが時として水槽に致命的なダメージを与えるのです。

水槽はかなりの重量の水を支えているうすいガラスの箱です。

置いている台が歪むことで一点に負担が集まり、自重により水槽が崩壊することがあるのです。

特にオールガラス水槽などではおきやすいでしょう。

(画像:水槽用マット

オールガラス水槽はちゃんとした天板のある水槽台でもその下に水槽マットを敷くのが常識となっていますので、そのままメタルラックに置くのはあまりにも危険です。

オールガラスをそのままというのはちょっと極端な例ですが、板を敷いても、マットを敷いてもメタルラックの形状が変わらないということは忘れないで下さい。

そしてもう一つ、メタルラックが危険と言われる理由にその幅があります。

当然ながら専用品ではないので、水槽に合わせた幅で作られたものではありません。

水槽に対してどうしてもゆとりがうまれてしまうのです。

メタルラックではどう置いても水槽の下に柱は来ません。

そうすることで生まれやすいのがやはり歪みです。

このように土台の形状の問題もあるため、メタルラックは危険とされているのです。

世の中にはメタルラックにうまく板や角材を組み合わせるなどして水槽を置く人もいます。

可能な範囲内で便利な小型水槽台として活用することが珍しくありません。

しかし、それを自分は実践していても、人に簡単に推奨しないのは、自己責任の面が強くなってしまうからなのです。

ちょっとした誤解で事故に繋がる。

そう理解している人も多いからこそ、専用台が推奨され、そうでないものは敬遠されるのです。

これはメタルラックに限った話ではありません。

例えばカラーボックスを軽めの小型水槽の台にしていたら、天板が水により劣化し水槽が傾き…なんてこともあります。

それともう一つ、安全性に不安のある台が薦められない理由があります。

それは、水槽が容易に動かせないということです。

水槽は水をいれてしまうと、大人の力でも動かせるものではありません。

環境のことを考えるなら、その後も安易に空にはできないものです。

小さな水槽であれば動きますが、逆に言えばその程度の重さであればリスクも軽減されるということです。(もちろんちゃんと置く必要があります)

専用ではない水槽台。

それはなんとなく利用するのは危険であり、それを薦めないのはある種のモラルでもあるのです。

◆専用台以外の使用

この記事を書かせていただいている私も、水槽専用台以外のものを使用しています。

こちらは特殊なサイズの水槽に合わせ、板とコンクリートブロックを組み合わせたものです。

配慮としては、板の厚みとブロックの個数を必要以上にしてあること、厚いビニールを敷くことでこぼれた水による板への被害をなくしてあることでしょうか。

そして別の側ではメタルラックに板とクッションを兼ねた断熱材を敷き重量のない小型水槽(ベタ)を複数並べています。

そこに一時的にトリートメントのためのもう少し大きな水槽を置くこともあります。

ライトを上の段の下に取り付けれるため、一つでたくさんの水槽を照らせるのでとても便利です。

置いてある水槽が小型であることで負荷は分散されますが、それでも総重量には気を使っています。

自分でも心配し過ぎだと思いますが、万が一歪みが出た時には、すぐにメタルラックから下ろせるものしかのせないようにもしています。

あくまでこれは私の考えなのですが、水槽台とはその水槽を置ける余裕がある状態のものだと思っています。

これが多少重くてもすぐに動かせるものなら良いのですが、途中でお話したとおり水槽は簡単に動かせるものではないのです。

まして壊れ物に生き物が入っている状態です。

長い目で見て保険をかける上でも、安心できる環境に置きたいものです。

どれだけ多くても水槽に対して一つ。

そんな水槽台だからこそしっかりとこだわりたいものです。

メタルラックの話ではないですが、専用品以外はやはり自己責任のもと行わなければなりません。

もちろん水槽台選びも自分の意志ですが、1から考えるのとはだいぶ違い安心できる存在でしょう。

極端なことを言えば、専用台は考えることが少ないから一番楽に安心が得れるのかもしれません。

(画像:水槽台の形状をよく見てみよう)

余談ですが、水槽台が4つ脚のものと、底が板状になっているものでは床にかかる負担は違います。

水槽台は床につけているものですから場合によってはそこも意識しなければなりません。

設置場所、扱い方によっては専用品もちゃんと機能しないのです。

畳などで水槽台の脚が沈みやすい時は、水槽台の下にそれよりも大きく重量に耐えれる板を敷くというなどの対策が必要な場合もあります。

水槽を置く時に水平を測る、点検時にも水平を測る。

大きな水槽を設置する業者さんなどは必ず行うことですが、これは一般レベルでもとても大切なことなのです。

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