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サボテンを枯らす?アグラオネマは難しい?観葉植物育成の話

      2016/01/21

アグラオネマ、ジュエルオーキッドにハオルチアやチランジア。

世の中には室内で育成できると言われている魅力的な植物がたくさんあります。

そんな植物をアクアリウムとともに楽しんでいる方も多いのではないでしょうか?

ですが中には「私はサボテンを枯らす程植物を育てるのが下手だから」と敬遠している人もいるでしょう。

ですが、それは大きな勘違いなのです。

今回は「アクアリウムサイト グッピー」の番外編。

アクアリストの観葉植物育成についてのお話です。

サボテンを枯らす

サボテンを枯らす。

これは簡単にいえば、難しいからです。

サボテンとは「水をあげなくても育てれる」ものではなく「水をあげるタイミングが難しい植物」なのです。

植物の育成には水が必要。

でもあげすぎると「根腐れ」する。

この感覚は実に悩ましいものです。

特にサボテンは「あげすぎによる根腐れ」がおきやすいですから、人によっては少し難易度が高いといえるのです。

ものによっては「月一回」と言われる水やりのペースを掴むのは、毎日水を与えなければならない植物を管理するよりも大変なことなのです。

特に、常に水が身近にあるアクアリストには難しいかもしれません。

よくサボテンの育成方法で見かける「ちゃんと乾かしてからたっぷり水をあげる」という一見矛盾しているかのような方法にはちゃんと深い理由があるのです。

確かに毎日水を上げなくても良いのでそれを「楽」だとするひとも多いかもしれません。

ですが

手間がかからない=タイミングを計るのが難しい

こう思うことで、いろいろと植物の育成の疑問が見えてくることもあるのです。

またもう一つサボテンは難しいと言われる要素があります。

それは日照です。

サボテンは結構日光を好む植物です。

でも種類や季節によっては直射日光に弱かったりすることもあります。

この調整がやや難しいのです。

そしてサボテンではありませんが、おなじ感覚で捉えられがちな多肉植物。

これらも日照の好みが様々です。

(画像:ハオルチア

ハオルチアの仲間などは、あまり強い光を好まない多肉として知られています。

観葉植物の文化は、水草と違い「ライト」があまり一般的ではない部分もあります。

なので、太陽光を利用した育成方法あよく紹介されています。

その違いも最初は慣れないかもしれません。

水槽用ライトで植物は育成できるか

少し光についての話が続きます。

私もそうですが、水槽用ライトを観葉植物の育成に使用している人もいます。

もちろん水槽用ライトは太陽光ほど強くもないし、質も違いますので一部の植物には有効ですが、種類によってはどうしても不足することもあるでしょう。

またライトの種類も重要です。

▼水槽用LEDについてのお話
>>オススメ水槽照明!水上葉にも?コトブキのフラットLED等

なので

ライトを照らせば植物は育つ、と単純に考えてしまうのは危険です。

同じライトを使っていても、他の条件によって成長具合は違います。

同じ方法を真似してみたけど育たなかった。

こういうことは良くある話です。

そういう場合は、光以外の事も、原因として疑うようにしてください。

初心者の育成しやすい観葉植物とは

こはとても難しい質問です。

それは相性というものがあるからです。

中には今回「難しい例」として出したサボテンのほうが得意な人もいます。

同じ高湿度を好む植物の中でも、特定のものをどうしても枯らしてしまう人もいます。

そんなわけで、初心者さんに育てやすい観葉植物とは…と言われると、少し答えに悩んでしまうのです。

(画像:チランジアの仲間)

例えば、初心者にも育てやすいと人気のチランジア(エアープランツ)

これも特殊な環境を好む植物なので、放置しすぎて枯らしてしまう人が非常に多いです。

そういう点から色々と考えると、初心者さんに育てやすいのは「耐陰性の強い、根腐れしにくいもの」となるかもしれません。

耐陰性というのは見たまま、光の要求度が低い植物ということ。

あまり暗すぎるのはだめですが、そこそこの明かりでも育つというものです。

そういう種類は室内での置き場を選びやすく、管理もしやすいでしょう。

また根腐れしにくいものというのは、初心者さんがある程度大雑把な水やりをしても大丈夫ということです。

そういう種類は色々と多いですが「サトイモ科の園芸品種」などが良いかもしれません。

次の項目ではその園芸品種について詳しくお話しましょう。

▼サトイモ科の園芸品種について学ぼう!
>>水草水槽の隣に置きたい!室内でも育てやすい観葉植物

園芸品種ってなに?

園芸品種とは、その名の通り園芸用に交配等をくりかえすなどして、人為的に生み出した品種のことです。

全てとはいえませんがこの中には比較的育てやすい植物が多いです。

例えばアグラオネマ。

アグラオネマは、アクアリウムの世界では難しい植物として知られていることのほうが多いです。

(画像:アグラオネマ・ピクタム トリカラー

でもそれは「アグラオネマ・ピクタム」と呼ばれたりする原種のこと。

原種とは基本的に自然そのままの姿のものをさします。

園芸用に作られたものより、野生のものを採取してきた個体の方が扱いが難しいのはある意味当然だと言えるでしょう。

そんな原種でも、国内で増殖されたものなどはやや扱いが簡単にはなるようですが、やはり園芸品種のようにはいかないことも多いのです。

ですが、「園芸品種のアグラオネマ」は、園芸店でむしろ育てやすい植物の代表のような扱いをされていることもあるのです。

このように同じ名前でも大きな差があるので、簡単に育て方を一括りにしてはいけません。

園芸品種のアグラオネマ、原種のアグラオネマ。

ある種別物として扱ってもよいでしょう。

もっと言ってしまうと同じように原種と呼ばれるものの中でも「産地や輸入状況等の扱いの違い」などで、その株の状態は変わってくるものです。

それは園芸品種でも言えることなのですが、先ほどお話したとおり園芸品種には原種に比べると育てやすいものがはるかに多くなります。

なので「育てやすい園芸品種」を探していくと初心者に方でも枯らさず育てれるかもしれません。

補足 水槽栽培って簡単?高湿度テラリウム?

ちょっと初心者さんには難しいかもしれませんが、アクアリウムの世界に身近な植物の育成方法のお話をしましょう。

それは水槽栽培です。

簡単にいえば水槽の中に水をはり、フタをすることで超高湿度な空間をつくりその中で植物を育成するということです。

水草の水上葉、アグラオネマの原種、ジュエルオーキッド等で使用されることもある方法です。

(画像:ジュエルオーキッド マコデス・ペトラ

▼水草の水上葉って何?
>>初心者には難しい?クリプトコリネの水中栽培と水上栽培
▼ジュエルオーキッドって何?
>>葉を楽しむ蘭ジュエルオーキッド!マコデス・ペトラの魅力と育て方

こちらは設備も用意しなければなりませんし、種類によっては「水の中に鉢をつける」ほうが良かったり「つけてはダメ」だったりするので知識もいります。

またさきほど名前を出した植物の中には「常湿(通常の湿度)」で育てることが可能なものも多いです。

ある種水槽栽培とは「何が目的」で行うかを意識しなければならないのです。

確かに水槽栽培をすると、常湿で栽培しているより発根がはやかったりする植物も多いです。

そのぶん高湿度環境という特殊な環境に置かれているのでいろいろな注意も必要な場合があるのです。

これを応用して高湿度のテラリウムを作る方もいますね。

事実多湿を好む植物はテラリウムで扱いやすいものも多いのです。

いろいろある植物の栽培方法。

一つの栽培方法だけ囚われず、いろいろと多角的に見てみると良いかもしれません。

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