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ガーパイク、ナイルパーチが特定外来生物に指定?◆ニュース

   

特定外来生物にガーパイクやナイルパーチが指定されるかもしれない。

そんなニュースが出ています。

魚以外ですと、アカミミガメ(ミドリガメ)やヒョウモントカゲモドキの話題もよく出ていますね。

今回は、そんな特定外来生物の話です。

※本記事投稿時(2016/2/1)では上記種類はまだ指定されておりません。また種ごとの情報元についてはバラつきがあります。それぞれ別の見解がなされています。
※各種生物が特定外来生物に該当するかどうか、いつ指定されるか等は各自でお調べいただくようお願いします。

特定外来生物って何?

特定外来生物、これについて正しく知ろうとすると、ある程度の知識が必要になる部分もあります。

まず、それを飼育者目線から簡単に解説するなら

法律で飼育が禁止される

ということです。

 

特別な許可を取得しなければ飼育は認められない。

というものになります。

他に許可申請が必要なもので特定(危険)動物などがありますが、それとは異なるものです。

特定外来生物に指定されているものの大きな特徴は

日本の生態系に影響を与える可能性がある外来種

ということ。

つまり、日本国内で生きていける、日本の環境に適応して在来種(日本にもともといた種類)を激減、絶滅させるおそれがある海外由来の生物ということになります。

ナイルパーチの指定

ナイルパーチ(学名: Lates niloticus)

はやければ本年度7月には指定される可能性があると言われています。

この魚は、食用としても育てられているとても大型の魚です。

アフリカのビクトリア湖で、様々な魚を絶滅に追い込んだことでも知られています。

 

迫力のある身体、そしてその顔つきから、ペットフィッシュとしても愛されてきました。

 

ビクトリア湖ときいてピンと来ない方も多いかもしれませんので、少しその話をしましょう。

もしかすると、一般の方は「ダーウィンの悪夢」という映画で知っている方も多いかもしれません。

ビクトリア湖ではなく、タンガニイカ湖やマラウイ湖のシクリッドについてはご存知でしょうか?

アフリカンシクリッドとして、日本でも人気の高い美しい魚たちです。

マニアックなものも多数いますが、一部の種類は養殖されたものがよく出回っていますので、見かけたことのある方も多いと思います。

ですが、同じようにシクリッドがいるはずのビクトリア湖産のものはほとんど流通しません。

その大きな理由が、ナイルパーチの存在による激減だと言われているのです。

 

これは日本の話ではありませんが外来生物が生態系に与えた影響としてはわかりやすい例の一つです。

ガーパイクが指定?

(画像:ガーパイク

ガーパイクといえば、スポッテッドガー、トロジャンなどが観賞魚として昔から人気がありますね。

彼らは生息域が広く「北米」をルーツとするものもおり、冬が越えれるため、日本でも帰化する可能性があると言われています。

事実、日本の河川からアリゲーターガーが見つかっていますね。

これは飼育者さんが手に負えなくなって逃がしたもの、などと言われています。

それは実際には確かめようが無いことですが、観賞魚としての流通が主な魚種である以上、その話題を避けては通れないのは、仕方のないことかもしれません。

特定外来生物の難しさ

特定外来生物に関して良し悪しを語るのは、様々な問題が絡みますので容易ではありません。

同じような場所で見かける外来種である、ブラックバスやブルーギルは指定されていて、ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)が未だ指定されていないということからも、この問題の難しさを感じることが出来ます。

 

またこの特定外来生物法に関しての理解も浅い方も多く、指定後もインターネット上にその画像をアップし「もらった、自然界に流出させていないから大丈夫」と掲載されている方もいます。

 

確かに一般の方では、そこまで大々的に報道されるわけではない特定外来生物に関して疎いのは、仕方ないかもしれません。

ペットショップで興味を持ち飼育し始めた小さな生物が、法律で禁止されるとは思いもよらぬことでしょう。

 

特定外来生物に指定される生き物が、もともと「ペット」であり、逃されたことにより繁殖したであろう事は過去に何度もあります。

他に、釣りのための放流や食料としての輸入などの理由もあります。

そのそれぞれに、導入された歴史背景があり、それを取り巻く事情があるのです。

それもあって特定外来生物という話題は難しくなっているのです。

 

ですが、特定外来生物に自分のペットが該当するかどうかを知ることはそう難しいことではありません。

もし指定されたらどうしたら良いのか。

ここからは自分一人ではわからないこともあるでしょう。

不安のある方は、信頼できるペットショップに相談してみてもいいかもしれません。

※観賞魚店を含むペットショップは、そういった法律の影響(指定されると販売禁止になるので)を受けるのでそれ相応の知識を持ち合わせています。

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