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初心者でも安心!春から始めるミナミヌマエビの繁殖!

      2016/03/12

大人気のミナミヌマエビ、彼らの繁殖は、これからやってくる「春」からはじまるものです。

うまく繁殖をさせ、大小様々な大きさのミナミヌマエビのいる素敵な水槽を目指しましょう!

ミナミヌマエビの繁殖のまえに

ミナミヌマエビの繁殖。

それを考える前にはまず、ミナミヌマエビの飼育を出来るようになる必要があります。

「ミナミヌマエビをまだ飼育したこと無い!」

そんな方はまず、以下のリンクから「ミナミヌマエビの飼育」について学んでみてください。

▼ミナミヌマエビの飼育を学ぼう
>>初心者の方必見!ミナミヌマエビの飼育方法まとめ

そちらの記事では、ミナミヌマエビの飼育を、屋内、屋外とわけ、水槽選びから解説しています。

ミナミヌマエビの繁殖とは

ミナミヌマエビは、自然界では水温のあがる春から繁殖を始めます。

彼らは全て淡水の中で、繁殖を行い、稚エビ(子供のエビ)も淡水で成長するので、水槽内でも繁殖を楽しむことができるのです。

飼育下でも自然界と同じように、暖かくなり始めると徐々に繁殖を始めていきます。

ミナミヌマエビの繁殖期は非常に長く、春から夏、長いと秋まで増やしていくことができます。

オスメスをそろえよう

ミナミヌマエビの繁殖では、オスメスをそろえることが大切です。
オスとメスの両方がいないと、ミナミヌマエビは繁殖ができないからです。

▼ミナミヌマエビのオスメスを見分けよう!
>>慣れれば簡単!ミナミヌマエビのオスとメスの見分け方

ミナミヌマエビの購入で気をつけたいのは

「●匹で○○円」という販売の仕方のもの。

これは例え10匹であろうと、20匹であろうと「オスメス」が混合されているという保証はありません。

場合によっては、オスのみ、メスのみということもあるのです。

 

そうならないためには、やはりペア売りを購入するのが確実でしょう。

(画像:ミナミヌマエビのペア販売)

通販の場合は「ペア」であることを保証しているもの。

店頭であれば、店員さんにお願いして選んでもらうと安心です。

ただ、店頭の場合、選別(選んで購入)することを禁止している場合もありますので、購入の前に確認しましょう。

繁殖を考える場合1ペアでも良いですが、複数のペアを用意しておくほうが確実性が高まります。

ミナミヌマエビの繁殖はメスが卵をかかえ、稚エビが孵るまでお腹につけて守ります。

メスのお腹に抱えられ、徐々に変化していく卵を見ているのはとても魅力的ですので、ぜひ御覧ください。

ミナミヌマエビの繁殖は面積が大切?

ミナミヌマエビを上手に繁殖させる方法、それはミナミヌマエビを上手に飼育するということです。

基本的には、ちゃんと飼育していれば、ミナミヌマエビは勝手に繁殖をしてくれます。

 

よりうまく繁殖させたい、そう思う方は、できるだけ広いところでミナミヌマエビを飼育しましょう。

(画像:プラケース ミニ

「プラケース ミニ」に1ペア

(画像:カラースリー L水槽

「L水槽」に5ペア

この2つであれば「L水槽に5ペア」のほうが繁殖には適しているといえます。

なぜ広いほうが良いかというと、ミナミヌマエビは一度の繁殖でたくさん子供を生むからです。

あまり狭いと、稚エビが育つことができません。

そのためにはある程度広い水槽が必要なのです。

 

そしてその水槽をもっと有効に活用するのが、スポンジフィルターというものです。

こちらは水を浄化するためのフィルターですが、このスポンジ部分自体が、ミナミヌマエビの足場となりますので、限られた空間内で、ミナミヌマエビが暮らす面積を増やすことができるのです。

スポンジフィルターのもつメリット!

では、もう少しこのスポンジフィルターというものについてお話していきましょう。

なぜ、ミナミヌマエビの繁殖にこのスポンジフィルターを推奨するかというお話です。

まず、一番は「勢いが調整できること」です。

(画像:一方コック

このスポンジフィルター、エアーポンプという空気を出す器具をエアチューブでつないで使用するのですが、その間に「一方コック」というものをとりつけるだけで、簡単に勢いを調整できるのです。

そうすることで、水槽内で強すぎる流れを起こさないようにします。

流れが強すぎる水槽では、稚エビがうまく育たないのです。

 

次に「稚エビ吸い込まないこと」

スポンジ部分から水を吸い込む作りなので、稚エビのような小さな生き物を吸い込んでしまったりしません。

 

もう一つのポイントは「足場になること」

さきほども少しお話しましたが、ミナミヌマエビにとって足場はとても重要です。

ミナミヌマエビは魚と違い、何かにつかまって食事をとったりするので、この足場がとても大切なのです。

ミナミヌマエビのお母さんに良い環境を作ろう!

では、今度は「卵を抱えたメス」である、お母さんにとって良い環境づくりをお話しましょう。

卵を抱えたメスは、自然界では外敵から卵を守るため、石などの影で生息していることが多いです。

飼育下でもそれは同じで、抱卵(卵を抱えていること)したミナミヌマエビのメスは何かに隠れたがります。

だから、そのような隠れ家を用意してあげるのです。

例えば先ほど紹介したスポンジフィルターは、隠れ家としても好まれます。

他にも流木などが使いやすいでしょう。

▼流木について勉強しよう
>>流木のあく抜きには重曹が効果的?効果的なあく抜き方法はどれ?
>>買った流木が沈まない!水カビがついた!流木の使用対策の

アナカリスなどの水草も、良い足場として活躍します。

アナカリスは非常に強健で、良く育ちますので初心者でもとても扱いやすいものです。

(画像:無農薬のアナカリス

ただ、水草を入れるときは、農薬に注意をしなければなりません。

エビなどの甲殻類は魚に比べて、農薬に弱い生き物なのです。

不安な場合は、無農薬と記載されているものを購入すると良いでしょう。

赤ちゃんエビを育てよう!

卵から孵った稚エビは、親を離れて生活をします。

基本的には、親と同じ環境で一緒に飼育しておけば問題無いでしょう。

前の項目で「抱卵したメスのミナミヌマエビ」のためにいれたスポンジフィルターや、水草、流木などはそのまま稚エビの良い足場となります。

そしてその足場の表面には「目には見えないけど稚エビの餌となるもの」が発生しますのでとてもよい効果をもたらしてくれます。

稚エビの餌に関しては、以下の記事に詳しくまとめてありますので参考にしてみてください。

▼稚エビの餌を考えよう!
>>ソイル、水草を食べる?稚エビの餌ってなに?ミナミヌマエビの繁殖

ミナミヌマエビを繁殖させたいときは混泳は厳禁?

ミナミヌマエビはおとなしいので、他の魚と混泳することもおおいと思います。

ですが、この混泳、ミナミヌマエビにとってはかなり厳しい環境となることもあるのです。

例えばベタやシクリッドと呼ばれる熱帯魚の仲間はエビが大好物な個体もいるので、結構大きな個体まで捕食してしまうこともあるのです。

小型のネオンテトラなどでも、稚エビは餌となってしまうでしょう。

ホトケドジョウのような肉食傾向の強いドジョウも危険です。

このような魚と一緒に飼育するときに

「隠れ家があれば大丈夫」という人がいますが、それはある程度スペースのある水槽の話であり、狭い水槽内では結構細かな隙間まで、魚に追われてしまうこともあるのです。

狭い隙間に入ったミナミヌマエビを食べようとして、逆にベタなどの魚がその体を傷つけてしまうという、魚側に事故が起きることもあります。

隠れ家を増やしすぎて、魚の泳ぐスペースが狭くなり、そこにゴミが溜まってしまって水質悪化…という方もいます。

 

ミナミヌマエビは決して混泳ができない生き物ではありませんが、相性や密度などをしっかりと意識しましょう。

繁殖を狙う場合は、ミナミヌマエビだけのほうが、確実ですし安全です。

 

人によっては、繁殖専用水槽を立ち上げ、そこで増えたミナミヌマエビを混泳水槽にというふうに、分けている方もいます。

混泳水槽でミナミヌマエビがうまく増えない。

そんな時は別々に飼育することを、視野に入れてみてください。

ミナミヌマエビの稚エビがいる時の水換えは?

「稚エビがいると、吸い込んでしまいそうで水換えができない!」
このような意見を持っている方は多いと思います。

稚エビを育成しているときは、水質の変化をあまりおこしたくないため、水換えは最低限に抑えておくことも多いのですが、放置しっぱなしというわけにもいかないこともあります。

そういう場合、水換えをするときは

エアチューブとエアストーンを利用します。

水槽の水を水槽外へ出す方法は、以下の記事を参照してください。

点滴法という水合わせ方法の紹介ですが、水換えの時も同じ方法で、水槽内の水を外へ出すことができます。

▼エアーチューブを利用して水槽の水を外に出そう!
>>安心な水合わせ点滴法!ビーシュリンプなどのデリケートな生体に!

エアストーンをつけたエアチューブを水槽側に入れると、稚エビを吸い込むことはないので安心して作業ができるのです。

汚れなどは、スポイトを利用して吸いだすと良いでしょう。

新しく足す水は「温度」をそろえ、カルキ抜きなどをしっかりと利用して静かに注いでください。

ミナミヌマエビの稚エビは放置でも増える?

ミナミヌマエビの繁殖の話、どうでしたでしょうか。

ミナミヌマエビの飼育の基本と合わせて読めば、ある程度の環境は初心者の方でも仕上げることができると思います。

 

では、本日は最後に一つ面白い話を紹介します。

 

それは「放置で増える」ミナミヌマエビの話です。

環境は

・屋外
・大きめの発泡スチロール容器
・直射日光は避けている

というもの。

そこにアナカリスとミナミヌマエビのみをいれ、放置している環境です。

水換えはなし、足し水(蒸発したぶんを追加する)のみという管理方法で、餌も与えていません。

 

そんな放置飼育ですが、ミナミヌマエビは順調に増えているという状態です。

これがどういうことかというと、屋外であるおかげで、微生物(ミナミヌマエビの餌)が発生しやすく水質も保たれており、ミナミヌマエビに適した環境が、ずっと維持されているということです。

もちろん、この環境は、どんな場所でも、どんな容器でも成立するというわけではありません。

このお話の環境は、水量、置き場所、足し水の用意やペースなど、様々な要因があり、良い環境として維持されているからです。

ただ、ミナミヌマエビは、環境が適合していると、それほどに簡単に増やすことができるということですね。

 

ミナミヌマエビの繁殖を考えるときは、あれやこれやと手を加えるばかりではなく、どうしたら良い環境が作れるかと、考えてみることも大切なのです。

 - ミナミヌマエビ