メダカのビオトープ、春から植えたい水草の植え方や管理
2016/03/13
ビオトープでのメダカの飼育。
春はメダカが元気になるだけでなく、水草たちも元気になっていきます。
(画像:通販で人気のビオトープセット)
今回はそんなメダカのビオトープに植える水草についてのお話です。
春は水草も育つ季節
屋外のビオトープに水草を植えるのは、一部の種類を除くと「春」がもっとも適しています。
なぜなら、春はほとんどの水草が成長を始める季節だからです。
暑い夏に植え替えすると、ダメージを受けてしまう草や、冬に枯れてしまう草も、この季節であればあんしんして植えられます。
そしてしっかり育てることで、厳しい夏にも対応できおるしっかりとした草に仕上げるのです。
今からするのは、そんな春の水草の植え付けのお話です。
寒い日があるかどうか
春になり初めの頃。この時期は、突然寒い日がやってきたりします。
そんな暖かい日と寒い日を繰り返す、春の初め。
冬顔負けの低気温の日も珍しくありません。
そんな時は、もう少し水草の購入をまつことが大切です。
春らしい陽気が続きだしたら、水草を購入。
そうすることで水草へのダメージを減らすのです。
風に気をつけよう
春といえば強風。
そんな強風にさらされると、水草が傷んでしまうことがあります。
「え?水中だから大丈夫じゃないの?」
と思うかたもいるかもしれませんが、屋外のような太陽の恵みを受けやすい環境は水草が水上化しやすいのです。
水上化というのは、水草が水面からさらに伸びて水上より出て育っていくということですね。
※水上化しない水草もあります。
▼水草の水上葉を楽しんでみよう
>>テラリウム?ボトルアクアリウム?小さな容器で楽しむ苔と水上葉
そんな水上化した水草、多少の風なら問題無いですが、あまり強い風にさらされてしまうと、なぎ倒されてしまうので注意しなければならないのです。
特に「ビオトープ」という限られた空間だと、強い風には負けやすいのですね。
強すぎる風で、乾燥して葉を痛めることもあります。
強い水草であれば、それでも育っていくものですが、見た目は少し悪くなってしまいますね。
気になる方は、ビオトープが風の通り道にあるときは、春風にやられないように風よけを作るなどして、気を使ってあげましょう。
植え方のコツは「メダカに気を使う」こと?
冬の間、厳しい環境に晒された水底にはいろいろなものが沈んでいます。
枯れた水草や、泥。
植え付けるときはそれらを舞い上げないようにそっと行うのがポイントです。
(画像:ビオトープはメダカのことを考えて作ろう)
なぜなら、そのようなものを一気に舞い上げてしまうと、水質が急変しメダカが調子を崩してしまうかもしれないからです。
春は、メダカにとっても動き出したばかりの季節、できるだけゆっくりとした時間を過ごさせてあげることが大切なのです。
おすすめの水草
ではここからいくつかおすすめの水草を紹介します。
これらの水草は、初心者さんでも屋外育成がしやすいのでおすすめです。
まとめ
本日のお話どうでしたでしょうか。
様々な水草の育つ、屋外のビオトープ。
季節ごとの表情を見せてくれる、素敵な空間。
春先からの育成をしっかりとこなすことで、次の冬が来るまで、長くあなたを楽しませてくれます。
多くの水草の植え替えに最適な季節である春。
ぜひその季節を満喫してください。