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熱帯魚や金魚の病気の治療と原因3:尾腐れ病口腐れ病

      2016/05/03

今回で三回目になる、淡水魚の病気治療。

今回は「尾ぐされ病、口ぐされ病」の原因と言われるカラムナリス症と、カラムナリス症だと勘違いしやすい病気についてお話していきます。

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尾ぐされ病、口ぐされ病とは

尾ぐされ病は、鰭の先端や端から白くなり、赤く充血したりすることから始まることがあります。

尾ぐされ病が進行すると、その名の通り、鰭がどんどんボロボロになってしまうのです。

その部分に水カビがついてしまうこともあります。

これはカラムナリス菌というものが付着することで起きるのですが、尾でなく「口やエラ」についてしまうこともあるのです。

それが口ぐされ病、鰓ぐされ病、と呼ばれているわけですね。

基本的にこのカラムナリス菌は、増殖にしっかりと酸素を必要とするため、内臓を侵すことはありません。

ただ。鰓の場合は呼吸、口の場合は食事と、魚に致命的なダメージを与えることもあるのです。

治療に用いられるのは観パラD、グリーンFゴールド、エルバージュエースなど。

観賞魚用エルバージュエース

エルバージュエースは結構強い薬ですので、使用は注意しながら行いましょう。

薬浴の前に水換えを行っておくのも良いです。

水カビが出ている場合はメチレンブルー水溶液も使用することがあります。

※複数の薬を用いる時は、薬同士の相性や容量なども注意しましょう。塩浴との併用ができない薬もありますので同時に調べておくと良いでしょう。

発症した個体は隔離治療を行うことがほとんどですが、残りの魚にも症状がないか、その後に発生しないかを、しっかりと観察しておきましょう。

薬浴ではなく、塩浴で対応する人もいます。

これは塩水の中でカラムナリス菌が活動できないという話から来ていますが、逆に0.5%(塩浴でよく用いられる濃度)では活発化するとも言われているので注意が必要です。

塩浴は塩水に対して耐性のない魚に対し、あまり高濃度にしてしまうと負担が大きいものだということも頭に入れておきましょう。

水カビ病の治療

お話したとおり、カラムナリス症の治療は、水カビ病についての知識が必要になる場合があります。

水カビ病は、体の体表にふわふわとした白いカビのようなものがつくことで判別できます。

綿かぶり病とよばれることもあります。

傷口などに感染しやすいので、怪我をした個体は注意してみておくと良いでしょう。

治療にはメチレンブルー水溶液に

メチレンブルー水溶液

よる薬浴が有効で、あまりひどい場合は水カビを優しくピンセット等で除去をし、その患部に直接塗布する場合もあります。

メチレンブルー水溶液は比較的弱い薬ですので、扱いやすいでしょう。

ただ、弱いからと使い過ぎも良くありませんので、しっかりと考えながら使用しましょう。

勘違いしやすい症状

尾腐れ病と、勘違いしやすい症状はいくつかあります。

その場合は尾腐れ病と同じ治療をしても、無駄に魚にダメージを与えてしまうこともあるので覚えておきましょう。

よくあるパターンとしては、混泳水槽で他の魚に鰭を攻撃された場合。

スマトラや一部のテトラには、他魚の鰭を齧ることもあるので注意が必要です。

他にも、シクリッドの仲間などは気が強いので、鰭を狙ったわけでなくの相手に怪我をさせることもあります。

単独飼育でもレイアウトを複雑にしすぎたり、とがったものが多いと怪我をする可能性がありますので、それをカラムナリス症と勘違いしないようにしましょう。

例えば、ベタが大きな鰭を流木や水草に引っ掛けたり、コリドラスが溶岩石の隙間に頭を突っ込んで鼻先を怪我したりですね。

これらの場合はレイアウト、混泳魚を含めた環境の見直しをしてみましょう。

他の記事へ

今回の記事以外にも、当サイトでは淡水魚の病気についてまとめております。

以下の一覧からお進みください。

淡水魚の病気の治療を学ぶ

>>いろいろな治療薬!魚病薬一覧
>>第三回 カラムナリス症と水カビ病、勘違いしやすい症状
>>第二回 エロモナス感染症
>>第一回 白点病とウーディニウム病

 - 淡水魚の病気の基礎知識, 魚飼育の知識