ロイヤルプレコにアミアカルヴァ、バタフライフィッシュなど!
本日の熱帯魚魅力図鑑は、ロイヤルプレコやアミアカルヴァ、バタフライフィッシュ、チェリーバルブなどを紹介していきます。
いろいろな魚を見て、あなたの飼育したい種類を探す参考にしてみてください。
それではどうぞ、お楽しみください。
アミアカルヴァ
学名:Amia calva
北米に生息する魚であるアミアカルヴァは、厳密に言えば熱帯に暮らす魚ではありません。
彼らは空気呼吸が可能で、泳ぎ方にも個性がありとてもおもしろい魚です。
大型になる魚なので、簡単に飼育できるものではありませんが飼いごたえのある種類ですのでファンも多いです。
原始的な体の作りから「古代魚」と言われています。
雌のほうが長寿であり、数十年生きる魚としても知られています。
ロイヤルプレコ
学名:Panaque sp.
プレコの中でも古くから愛好されているロイヤルプレコは、いくつかのバリエーションが知られています。
模様が水玉状に入るスポットロイヤルプレコや、緑色の色彩が美しいグリーンロイヤルにプラチナロイヤルなど、コレクション性も高く、ロイヤルプレコ専門で飼育している方も少なくありません。
ただ、彼らは成長するとなかなかのサイズに成りますので、90センチ近い水槽は欲しくなります。
ロイヤルプレコはやや気の荒いものもいますので、混泳も注意をしながら行いましょう。
飼育難易度はプレコの中では低い方ですが、ある程度のコツを掴む必要はあります。
流木を好んで齧るので、多めに入れて上げると良いでしょう。
多くのプレコにいえることですが、ある程度水流をつけ、エアレーションをしっかりして溶存酸素濃度を高くしてあげることも大切です。
バタフライフィッシュ(パントドン)
学名:Pantodon buchholtzi
バタフライフィッシュは、西アフリカのニジェール川に生息するアロワナの近縁種です。
成長しても10センチほどと小さなことからそこまで大きくない水槽で楽しめる古代魚として古くから知られていました。
水面付近で生活するので、餌は浮上性のものを与えると良いでしょう。
肉食傾向が強いので、小型の魚とエビとの混泳は注意が必要です。
同種間では争いやすい魚だということも、覚えておくようにしてください。
また、長い鰭をもつため、それを齧る危険性のある魚(スマトラなど)とは一緒にしないほうが良いでしょう。
チェリーバルブ
Puntius titteya
スリランカに暮らす、小さなコイの仲間です。
成熟したオスは真っ赤に染まり、大変美しく、水槽内でも目立つ存在となります。
チェリーバルブ同士では少し小競り合いのようなものをしますが、プンティウスの仲間としては大人しい方なので、混泳水槽にもいれやすいでしょう。
飼育自体は容易で、入門種としてもおすすめしやすい魚です。
タイワンドジョウとカムルチーは別の魚?
今回紹介したお魚たち、どうでしたでしょうか?
どれも個性的で魅力的な魚達。
あなたの気に入る種類は見つかりましたか?
本日は最後に、ちょっとしたお話を紹介させていただきます。
タイワンドジョウとカムルチーという魚をご存知でしょうか?
カムルチーは日本にも帰化しており「雷魚(ライギョ)」と呼ばれていますね。
タイワンドジョウも同じように日本へ移入されており「ライギョ」と呼ばれているので、同じ魚だと思っている人が多いですが実は違う魚です。
もちろんこの二つの魚はとても近く、共通点どころか見た目もそっくりなのですが…
カムルチーは1メートルを超えることもある大型種であり、タイワンドジョウは60センチほどという差をはじめとするいろいろな違いがあるのです。
模様もそれぞれで違うので、良く見比べてみると面白いですよ。
カムルチーとタイワンドジョウ、どちらもペットとして飼育されることもあるので、まれに観賞魚店でも見かけることができます。
ただ、どちらも日本国内で生きていける魚ですので、放流などは絶対にしないようにしてください。