Guppy(グッピー)|熱帯魚アクアリウム入門WEBサイト

熱帯魚やメダカ等のアクアリウム入門サイトです。各魚の飼育に関するお悩みを解決していきます。グッピー、ベタ、アカヒレ、ミナミヌマエビ等様々な魚の飼育方法を公開しています。

カブトムシの繁殖と飼育。産卵させ方、幼虫を育て方まで

   

今日は少しアクアリウムから離れて、カブトムシの飼育の仕方を勉強してみましょう。

カブトムシは上手く飼育すれば、比較的簡単に繁殖することもできます。

夏だけでない、一年を通した管理をしっかりと学びましょう。

カブトムシの採集と購入

(画像:カブトムシ

さて、まずカブトムシを入手しましょう。

今くらいの時期であれば、採集も可能ですし、お店で購入することも可能です。

どちらにせよ大切なのは

  • 持ち帰りはすみやかに

ということ。

カブトムシを持ち帰る時は、車内に置きっぱなしにしたり、自転車の籠に放置しておくのはやめておきましょう。

特に日中は直射日光を浴びせないように注意します。

持ち帰るケースは、プラケースなどのある程度通気が確保できるものが安心です。

 

その場合は、ケース内に足場になるものがあるとよいでしょう。

カブトムシはツルツルした場所ではうまく捕まることができず体力をむだに消費してしまうのです。

ただ、落ちている木などは中にムカデやアリなどがいますので、注意深く選んでください。

購入する場合はまず、足が取れていたり、弱っていないかをちゃんと確認しましょう。

 

採集の場合は、ムカデやスズメバチなどに気を付けてください。

また、採集禁止の場所などもありますので注意をしましょう。

トラップを仕掛ける時に、木に釘を打ったりして穴をあけたりなどはどんな場所でもマナー違反なのでやめてください。

また、子供が見れる場所に罠をしかけると、そこに集まった蜂などによって怪我をする可能性もありますのでやめてください。

少し口うるさくなってしまいましたが、採集者のマナーの悪さが年々問題となっているという事実があるのです。

悲しい話ですが、インターネット上に採集場所がわかる情報をのせることすら「良くないこと」として呼びかけていかなければいけないのが現状です。(それを見た心ない人が無茶な採集をして荒らしてしまうのです)

夏の風物詩であるカブトムシ。

その飼育は、環境というものに目を向けなければならないことかもしれません。

カブトムシを飼育の準備

カブトムシの飼育は、シンプルなものでも可能です。

(画像:できるるだけ大きなものを使用したい)

まず飼育環境の土台といえるのが

  • 飼育ケース
  • 昆虫マット

です。

飼育ケースはプラケースのようなもので構いませんが、できるだけ大きなものを用意してください。カブトムシは意外と活動的なので、狭いと上手く飼育ができないのです。

昆虫マットはいろいろと発売していますが、産卵のことを考えると「カブトムシ用」のものが良いでしょう。

他にも、園芸用の腐葉土(肥料などを含まないもの)を用いる人もいます。

腐葉土は、ふるいにかけて大きな粒を取り除いておくと使いやすくなります。

(画像:昆虫ゼリー

他に必要な物は

  • 昆虫ゼリー
  • 餌皿
  • 止まり木

などです。

昆虫ゼリーは夏の終わりになると品切れのお店もよく出てきますので、余分に購入しておくほうが安心です。

餌皿は、昆虫ゼリーが転倒してマットを汚してしまわないように使用すると良いでしょう

オスの数が複数いる場合は、餌場は複数にしておくと良いでしょう。

これらのものはカブトムシを向かい入れる前に、用意しておくと安心です。

カブトムシの飼育をはじめよう

さて、カブトムシの飼育環境を作ります。

(画像:昆虫マット

まず土を新聞紙などの上に広げ、霧吹きで湿らせていってください。

何度か混ぜて均等に湿らせます。

水分がいきわたり、手で握ってマットがお団子状になるようになったら、それをケースに5センチ程度固く詰めます。

 

その上にさらに5センチくらい、柔らかく土を乗せたら土台は完成です。

霧吹きは専用のもの(園芸で殺虫剤とかを一度でも使用したものは、綺麗に水洗いしたとしてもやめてください)を使用します。

 

この時に重要なのは湿らせすぎないようにということ。

土を握った時にぼたぼたと水が垂れてくるようではやり過ぎです。

上手くやるコツは、マットを一度に湿らすのではなく、分割で湿らすことです。

そうすれば、霧吹きをかけすぎたと感じた時に、まだ霧吹きをしていないマットを足すことで、湿り具合を調整することができるからです。

この土台の上に、餌皿、止まり木などをセットして完了です。

日常管理は湿度の維持と、餌を与えることです。

 

餌は昆虫ゼリーのみで構いませんが、きらさないように注意しましょう。

また霧吹きは生体に直接かからないようにしてください。

カブトムシの繁殖を狙う時は

カブトムシの繁殖を狙う時は、オスを入れ過ぎないということです。

オスが多いと喧嘩がはじまり、交尾をうまくさせられないからです。

また、過密な飼育も繁殖の阻害になります。

メスが土の中に卵を産む邪魔になるのです。

 

カブトムシは繁殖力旺盛ですから、プラケースの大に1ペアでもうまくいく事のほうが多いです。

カブトムシの飼育ケースの置き場所

カブトムシの飼育ケースは、温度変化の少ない場所を狙っておきましょう。

エアコンの風が直接当たる場所や、直射日光が当たるような場所は絶対にダメです。

安定した場所に置くことで、カブトムシは長生きできるのです。

極端な高温、低温には弱い生き物だということを覚えておきましょう。

カブトムシのコバエ対策

カブトムシを飼育していると、どうしてもコバエが湧いてしまうときがあります。

そうならないようにするためには、ある程度の予防が必要です。

例えば、蓋とケースの間にキッチンペーパーを挟むという方法です。

通気性を確保しつつ目の細かい壁を作ることでコバエの侵入を防ぎます。

他にも最初からそのようなことを意識された「コバエシャッター」とよばれるような飼育ケースを使用することです。

(画像:コバエシャッター

やや通気性は悪いのですが、飼育容器としてとてもすぐれているのでオススメです。

通気性が悪いと暑すぎる場所だと蒸れてしまうことがあるので注意してください。

カブトムシを産卵させよう

カブトムシの産卵は、状態の良いペアをある程度ゆとりのある適切な環境で飼育していれば、だいたいうまくいきます。

たくさんの卵を取りたい場合は、衣装ケースのような大きなプラスチック製のコンテナを改造したものに数ペアいれるのも良いでしょう。

普通は、メスより先にオスが死亡します。

そうしたら死体はすみやかに取り除いてください。

 

メスが生きている間に卵を探して取る方法もありますが、普通はメスが死んだ後でもじゅうぶん間に合います。(この段階で昆虫ゼリーなどは取り出してしまいましょう)

実は幼虫は、昆虫マットや、細かい腐葉土であれば、そのまま放置しておいてもある程度までは育ちます。

親を飼育していた昆虫マットや、腐葉土がそのまま餌になるからです。

ただ、いずれ食べ尽くしてしまいますので、ある程度で交換する必要があります。

カブトムシの幼虫を世話しよう

幼虫の世話は、基本的に湿度維持とマットの交換です。

湿度は、まめにチェックをして霧吹きなどで湿らせてあげましょう。

上から水をドボドボと注ぐと、下に水が溜まってしまいカブトムシの幼虫を死なせてしまうことになりますので注意してください。

外で管理している場合は、雨水に注意をしましょう。

 

マットの交換のタイミングはなかなか難しいのですが、コロコロとした糞が目立ってきたり、幼虫が土中から出てきてしまっている場合は交換しなければなりません。

成長期である9~11月は容器のサイズによっては月一での交換が必要です。

マット交換の際は、幼虫を傷つけないように、道具などは使わず、優しく土を掘っていきましょう。

 

マットは親の飼育で用意したような方法で程よく湿らせましょう。
成長に伴いケースを大きくするか、ケースの数を増やしてください。

幼虫は、あたらしいマットの上においてあげればそのまま潜っていきます。

あまり狭いところに大量に入れると、カブトムシの幼虫同士が接触し傷つけ合うことになりかねません。

 

冬期は、活動が鈍るので交換の頻度はかなり少なくなります。

寒くなる前に大きくて広い容器に、多めのマットでセットしてあげればそのまま置いておくこともできるでしょう。

そのほうが温度も安定しやすく、寒い中で交換して幼虫を冷たい空気に晒さなくて良いので安心です。

蛹になる前の最後のマット交換

最後のマットの交換は3月から4月の終わりくらいに行いましょう。

この時に蛹になる準備をします。

新しいマットをまず容器の底に5センチ以上固くつめていきます。
これはしっかりとつめこむようにしてください。

その上にやわらかく土を置いてから、カブトムシの幼虫を戻します。

この固く詰めた土が蛹をつくる時のアシストとなるのです。

それからカブトムシが蛹になり、成虫になるまで、湿度を維持しながら静かに見守ってあげましょう。

カブトムシの飼育まとめ

さて、本日の話どうでしたでしょうか。

今日は初めてカブトムシを飼育する人に向けて、概要をサラリと説明しましたが、カブトムシの飼育は意外と奥が深く楽しめるものです。

より良い環境というものを追求しながら、生き物を飼うということを楽しんでみてはどうでしょうか。

 - クワガタ・カブトムシ